金正恩委員長が主動して和解と団結の
新時代をきり拓いた朝鮮首脳会談
―大阪で金日成・金正日主義研究関西連絡会の総会と研究会がおこなわれる―

 5月20日、アウィーナ大阪において金日成金正日主義研究関西連絡会の総会と金日成金正日主義にかんする研究会が開かれました。
 総会では、ひきつづき共同代表となった家正治神戸市外国語大学名誉教授と池辺幸惠日朝音楽芸術交流会会長が主催者挨拶をおこないました。
 総会後、金日成金正日主義にかんする研究会がおこなわれ、立命館大学の中戸祐夫教授が報告をおこない、チュチェ思想国際研究所の尾上健一事務局長が来賓挨拶をおこないました。
 家教授は、最初にチュチェ思想国際研究所理事長であるラモン・ヒメネス・ロペス氏が4月7日、国際金日成賞を受賞したことを紹介しました。
 ついでモンゴルが大国に接しさまざまな苦労があることから、自主・平和の思想であるチュチェ思想に学んでいくことの重要性が強調されていたと述べました。
 研究会ではまた、立命館大学の中戸祐夫教授が、「歴史的な北南首脳会談と朝鮮半島の平和」と題して報告をおこない、つぎのように述べました。
 今回の北南首脳会談は、昨年の動きからは考えられない劇的な展開だといえます。
 2月10日、朝鮮から代表団が韓国を訪問し、金与正朝鮮労働党中央委員会第一副部長が金正恩委員長の親書を手渡し、北南首脳会談の実現について提案しました。2月25日、金英哲朝鮮労働党中央委員会副委員長を団長とする代表団が韓国を訪問し、首脳会談にむけて確実に準備をすすめていきました。
 朝鮮は一貫して非核化をかかげてきました。それは金日成主席、金正日総書記の遺訓でもあるわけです。長期的に非核化を実現していくために米国とも対話をしようということだと思います。
 板門店宣言は、民族の運命はみずからが決める、今年終戦を宣言する、核のない朝鮮半島をめざすと、北南で話し合ううえで重要な内容が含まれています。
 最後にチュチェ思想国際研究所の尾上健一事務局長が、金正恩委員長が主動することによって和解と団結の新時代がきり拓かれていることについて述べました。
 こんにち世界は自主・平和にむかって好ましい状況にすすんでいますが、これは自然にもたらされたものではありません。金正恩委員長の主動的な活動によって実現されたものだといえます。
 またこの背景には、金正恩委員長の指導のもと、朝鮮人民による長期間にわたる苦労と努力の蓄積があることを見なくてはなりません。
 金正恩委員長は核兵器を世界からなくそうとしています。
 朝米首脳会談を実現し、両首脳が真摯に対話をおこなうことは、朝鮮半島の非核化はもちろんのこと、核なき世界をきずくためにも意義深いものになるでしょう。
 金正恩委員長は、こんご人民の生活を豊かにしていくためにも米国と平和な関係をきずいていこうとして朝米首脳会談を提起しました。
 金正恩委員長は、民族の和解、朝鮮の統一と平和は、人間の意志と力によって実現していくものであり、強い意志があればかならず実現できるという信念があります。
 金正恩委員長は、朝鮮革命と世界の自主偉業をもっとも正しく遂行しうる資質と能力をもった指導者です。
 わたしたちは金正恩委員長に学びながら、よりいっそう力強くチュチェの道を歩んでいきましょう