チュチェ思想と日朝友好のために幅広い参加のもと
富山で訪朝報告会がおこなわれる

 9月22日、富山市の富山県民会館において訪朝報告会が開催され、富山県平和運動センター議長の山崎彰氏、自治労富山県本部労働アドバイザーの清水哲男氏、日本赤十字社富山県支部役員の西野優子氏をはじめ町議会議員、政党活動家など富山県下のチュチェ思想研究者と日朝友好人士、そしてチュチェ思想国際研究所事務局長の尾上健一氏などが参加しました。

 訪朝報告会では、在日本朝鮮人総聯合会富山県本部の申眞治委員長が来賓の挨拶をおこない、つぎのように述べました。

 わが国ではこんにち金正恩委員長を中心に一心団結して朝鮮労働党第七回大会が示した国家経済発展五か年戦略遂行の突破口をきり拓くべく200日戦闘に邁進しています。

 日本のなかでは日朝関係の膠着状態を打開して関係改善を模索すべきという声が日増しに高まっています。各界各層の人たちが団を組んで朝鮮を訪問し、友好親善の輪がいっそう広がっていくものと確信しています。

社会主義の典型としての朝鮮の真の姿

 はじめに7月30日から8月6日までチュチェで結ぶ日朝友好代表団の一員として訪朝した西野優子氏が訪朝報告をおこないました。

 西野氏は、ぜひ朝鮮に行ってみたいと思っていた、訪朝して、行ってみなければ、ほんとうのことはわからないし、日本のなかでまわりの人が言っていることと実際には全然ちがうことがわかりましたと述べ ました。

 つぎに8月6日から12日まで日朝長野県民会議第19次訪朝団に同行するかたちで訪朝した山崎彰氏と清水哲男氏が報告しました。

 清水哲男氏は、朝鮮の市民生活について住宅費や医療費、教育費が無料で税金がない、まさに社会主義社会の典型であると報告しました。

 山崎彰氏は、朝鮮がどこの国からの干渉もうけず、自主的に社会主義強国建設をおこなっている現状を学ぶことができたと述べ、とりわけ農村の現状について経済制裁をうけているなかでも他国に頼らず、自力で農業生産をおこない、質素ではあっても基本的な食糧はまかなっていると報告しました。

チュチェ思想の勝利を宣言した第7回党大会報告

 チュチェ思想国際研究所事務局長の尾上健一氏は、朝鮮労働党第七回大会の報告の概要、朝鮮において革命の継承問題がりっぱに解決されていること、各国におけるチュチェ思想研究活動の状況とりわけメキシコにおけるチュチェ思想の研究と適用がどのようにおこなわれているのかについて報告しました。

 最後に清水哲男氏は、富山においても他県と同様に日朝友好連帯の組織をつくっていくことが重要であると挨拶しました。