訪朝報告会が群馬で開かれる
―チュチェ思想に学び各国を自主化するための活動がすすむ―







 4月27日、前橋市の群馬県教育会館において群馬朝鮮問題研究会が主催して訪朝報告会が開かれました。
 報告会には、金日成金正日主義研究群馬連絡会共同代表の宮川邦雄・日朝友好連帯群馬県民会議事務局長、チュチェ思想国際研究所事務局長の尾上健一氏、前橋市議の三森和也氏、桐生市議の久保田裕一氏をはじめ県内の労働者、そしてチュチェ思想研究者と日朝友好人士が多数参加しました。
 報告会は、金日成金正日主義研究群馬連絡会事務局長の藤井多栄子氏の司会ですすめられました。
 初めに主催者を代表して宮川邦雄氏が挨拶をおこないました。
 つぎに在日本朝鮮人総聯合会群馬県本部の崔光林委員長が来賓挨拶をおこないました。
 チュチェ思想国際研究所の尾上健一事務局長が、最近の内外情勢の特徴と4月に各国のチュチェ思想研究者とともに訪朝してチュチェ思想講習会や経験交流会をおこなったことについて報告しました。
 内外情勢の特徴については、アメリカのシリア攻撃とその後の朝鮮にたいする戦争策動と関連して、アメリカ帝国主義は政治的にも経済的にも危機的な状態に陥っており、自己の支配体制を維持しようとして戦争策動にしがみついていると指摘し、つぎのように述べました。
 イギリスが牙をぬかれた虎と言われるように、いまではアメリカは虎の皮を着ただけで恐れることはありません。しかし帝国主義の本性は侵略と戦争であるがゆえ、つねに警戒心をもって対応しなければなりません。帝国主義の戦争策動を防止するために積極的に活動していかなければなりません。
 尾上健一事務局長はまた、金日成主席誕生105周年を祝賀して平壌でおこなわれた閲兵式と平壌市民パレードの様子をスライドで見せながら、朝鮮人民が金正恩委員長を中心に一心団結して社会主義建設に邁進し帝国主義の戦争策動を粉砕していることについて言及しました。
 尾上事務局長はさらに、訪朝中に開催されたチュチェ思想講習会とチュチェ思想研究者の経験交流会について紹介し、世界各国でチュチェ思想に学び自国を自主化するための活動が積極的におこなわれるようになっている、とりわけ経験交流会ではいくつかの国から青年が報告を力強くおこなったように新しい世代が育ってきていると述べました。
 尾上事務局長は、青年期に金日成主席を見いだし、人々への愛をもって人々に献身する新しいたたかいの道を歩むようになった、金日成主席は何度も会見してくれ励ましてくれた、主席の愛は朝鮮人民のみならず世界のすべての人にむけられていると述べました。
 またチュチェ思想国際研究所の初代理事長であった安井郁先生が、余命が長くはないことを知りながら理事長の重責を担うことを決意したのは、後につづく青年がいることを知っていたからであると述べ、代を継いでたたかっていこうと呼びかけました。
 講演につづいて質疑応答がおこなわれ、会場から積極的に意見がだされました。
 反動の反朝鮮宣伝が激しくなっているなかで、訪朝して朝鮮の正しい姿を知り、人々が社会の主人であることを教えるチュチェ思想を伝えていくことがとりわけ重要であると討論されました。
 報告会はチュチェ思想を多くの人々が学び、朝鮮の正しい姿を広範な人々に伝えていくうえで大きな意義があるものとなりました。