自主と平和のためのチュチェ思想全国セミナー

―チュチェ思想国際研究所のラモン・ヒメネス・ロペス理事長を迎えて東京で開催―





 7月22日、東京において自主と平和のためのチュチェ思想全国セミナーが開催され、全国各地から各界人士約200名が参加しました。
 セミナーは、チュチェ思想国際研究所創立40周年を来年4月に控えて、チュチェ思想国際研究所のラモン・ヒメネス・ロペス理事長をメキシコから迎えて開催されたところに特徴がありました。
 セミナーでは金日成金正日主義研究福島連絡会の住谷圭造代表の開会挨拶につづいて、在日本朝鮮人総聯合会中央常任委員会の許宗萬議長と朝鮮の自主的平和統一を支持する日本委員会の日森文尋議長が来賓挨拶をおこないました。
 朝鮮社会科学者協会からセミナーに寄せられたメッセージが紹介されました。
 つぎにチュチェ思想国際研究所の尾上健一事務局長がチュチェ思想国際研究所のラモン・ヒメネス・ロペス理事長を紹介し、理事長が「金日成金正日主義とラテンアメリカにおける政治運動」と題して講演しました。

 理事長は、ラテンアメリカとカリブ諸国の人民は、米帝国主義に反対し自主を堅持するために公然とたたかっている、自主と平和を希求する世界人民にとって金日成金正日主義は指針になっていると述べました。
 理事長はまたメキシコ人民の闘争の核心にあるのは自主であるということ、MORENA(国家再生運動)は、政治的に、選挙によって、平和的に変革を実現するためにたたかっていると述べました。
 埼玉大学名誉教授の鎌倉孝夫氏が「ロシア革命100年―その成功と挫折から学ぶ」と題して、社会主義を実現するためには社会歴史の主体である民衆にたいする思想活動が重要になると報告しました。
 在日本朝鮮社会科学者協会の李英洙会長は「チュチェの核強国の特徴と歴史的意義」と題して、朝鮮は自力でアメリカ帝国主義と対抗できる核武力を保有することによって戦争を阻止し、世界の平和を実現する展望を示したと報告しました。
 講演と報告にもとづいて各地の各界人士が発言しました。

 セミナー終了後、ラモン・ヒメネス・ロペス理事長の訪日を歓迎する芸術の夕べが催され、フォルクローレの演奏とボリビア民族舞踊、朝鮮の歌と踊りが披露されました。
 セミナーは、チュチェ思想を広範な人々に普及し、日本の自主化を促進していくうえで重要な契機となりました。
 また朝鮮の核保有を支持し朝鮮と連帯することが日本の自主と平和を実現するうえで試金石であることを広範な人々に知らせていくうえでも大きな意義があるものとなりました。
 チュチェ思想を広め、活かすことによってこそ、日本の未来をきり拓くことができます。