この道一筋に生きる

―テホンダン郡党責任書記― (第1〜3部)
 

人生の足跡

  第1部「からまつ」90分、
  第2部「けわしい冬」79分、
  第3部「冬に降る雨」73分
製  作 :朝鮮芸術映画撮影所

 1990年代、世界においては冷戦が終結し平和が訪れるかと思われたが、超大国の力による政策に変化はなく、朝鮮は南北が分断されたなかで困難な社会建設を強いられた。
 しかし朝鮮人民は、大国に頼ることなく自主の道を歩み、広範な人々が主人となる人間中心の国づくりをおしすすめている。
 映画は、白頭山の麓にあるテホンダン郡において郡党責任書記を中心とした人々が、きびしい自然条件のなか自力で水力発電所を建設し、豊かな農村へと変貌させていく姿を描いている。



人生の足跡

 

制作年度 :1989年
上映時間 :130分(前編 70分 後編 60分)

 主人公の夫は、 南北朝鮮を分断する軍事境界線近くで祖国と人民を防衛するためにたたかい英雄的に戦死する。
 夫の気持を理解することができず、 喧嘩別れしてしまった主人公は、 夫の残した足跡を見つめながら、いかに生きるのかを深く考え、 そして身を隠す。
 夫の英霊が宿る孤島を離れた主人公の行動は多くの人に波紋を呼び、 誤解を呼び起こす。 ……。
 しかし、 全国英雄大会には、 協同農場の管理委員長となった主人公の姿があった。



向山モンサンの夕焼け

 
向山の夕焼け

 主人公のリソクは、 山の中で軍隊の任務に従事する兵士。
 あるとき、 彼は汽車にひかれそうになった子どもを救って重傷を負ったソグムという女性を病院に護送して助ける。
 ソグムはリソクのことが忘れられなくなり、 結婚を考えるようになる。
 彼女は、 決意して、 山の中で任務を遂行する彼を訪ね、 二人での生活が始まるが…。
 主人公は、人間の価値は、 どこに住むかではなく、いかに生きるのかで決まると語り山奥へと入っていく。



 

この道を行く

 1990年代の苦難の行軍後のチョンナムの労働者を描いた作品で、朝鮮を社会主義強盛大国にするために、世界的な水準の機械製作 に発展させる過程を描いています。
 党の政策を実現すべく、主人公である工場の支配人が、工場のさまざまな人たちを包摂しながら、先頭に立ってきりひらいていく姿が描かれています。
 主人公の姿勢には、指導者と人民が家族のように仲むつまじい関係をきずいていき、国を愛し、国と運命をともにしていくという 誇り高い姿勢が感じられます。

この道を行く
制作年度 :2002年
監   督 :リクァンアム


遺  産

 

遺産
制作年度 :2004年
監   督 :カンジュンモ

 この映画はキムイルソン主席といっしょに活動した老革命家たちが、新しい世代を育てるために身を投じた実話にもとづいています。
 『遺産』は何がわたしたちにとっての財産なのか、新しい世代に何を残せばよいのかを教えてくれます。真の革命家が歩んだ道のりと人間らしい生き様、志が新しい世代に継承すべきものだということを。 



 

愛 の 街

 舞台は現代のピョンヤン。青年ヂェヒョクはふるさとにもどってきた。
 そして、人々のために生きたいと考え、路線バスの運転手になることを決心した。
 ヂェヒョクは、路線バスの定時運行に努めるようになり、重い荷物をもっているお年寄りに手を貸してあげるなど熱心に働いた。
 ヂェヒョクは定められた勤務時間を過ぎてからも、人々のために献身的に働くのだった…。
 「愛の街」では、人々の幸せのために助け合って生きていく朝鮮の人々の楽天的な生活を明るくコミカルに描いています。

愛の街
制作年度 :2003年
監   督 :リチャンボム



幹は根から育つ

 

幹は根から育つ 第1部
1998年制作

第1部

 ひところ祖国と社会にたいして罪を犯した主人公リュスンチョルたちが、自分たち青年を信頼しあたたかく導いてくれる母なる党のありがたさを胸に刻み、青年突撃隊を組織して重労働部門である炭鉱に進出する過程が描かれている。

第2部

 深くて強い根から幹と枝が生い茂るように、金正日総書記の大いなる信頼と愛情のなかで自らを改造し、鍛えて、立派に生き抜こうとする青年たちの姿が描かれている。

幹は根から育つ 第2部


ふるさとの乙女たち

 
ふるさとの乙女たち
1996年制作

 カンウォン道の娘たちは“姿も心も器量よし”と昔から評判であった。
 ウンハは、演説もうまくハンサムで誰からも好かれていた分隊長ソンチョルと将来を約し、幸福な日々を過ごしていた。
 ある日、ソンチョルは英雄的な発破作業中の事故で両目を失明してしまう。うちひしがれ心変わりするウンハを親友のシネは必死に励ましていくのだが…。
 やがて人々の口から「今のカンウォン道の娘は昔とはちがう」と言われるようになる。
 シネは両目を失った英雄ソンチョルをどのように助けていけばいいのか苦悩する。
 そしてシネは…。



怪傑、洪吉童(ホンギルトン)

怪傑、洪吉童(ホンギルトン)
1986 監督…キムキリン

 主人公ホンギルトンは幼い頃に母と旅行中、山賊に襲われ危ない所を仙人に助けられる。ホンギルトンは仙人のもとでの修行を志願し、過酷な修行に耐え、超人的な武闘家に成長する。
 一方、幼い頃より愛し合っていた長官の娘との結婚は彼の身分が卑しいとの理由から一方的に破棄されてしまう。
 一旦は自暴自棄になった彼だが、その頃世間を騒がしていた日本からの黒忍者集団の侵略から国を守るため立ち上がる。
 己の新たな使命を感じ、ホンギルトンはかつての山賊たちを従え忍者強盗団に果敢に立ち向かい、勝利する。しかし、国を救った功績をもってしても身分の卑しさは覆いがたく、愛し合う女性との結婚は叶えられない。彼はたくさんの人々を従え新天地目指して船出する。


 

伝説の大怪獣 プルガサリ

 朝鮮半島に古くから伝わる「鉄を食べる怪物」の民話をベースに、1万人以上のエキストラを動員し、日本の東宝ゴジラ映画スタッフの協力を得て製作された怪獣映画。
 高麗朝末期、老鍛冶屋タクセは罪無き罪により投獄され拷問の末に獄死する。だが、彼は死の前に娘アミから差し入れられた米粒で小さな怪獣の人形を作り形見に遺していた。
 やがて、人形はアミの生き血を受け、命を持ち、鉄を食べて巨大化する不死身の怪獣プルガサリとなる。
 1998年、日本各地で上映され反響を呼ぶ。その完成度の高さは怪獣映画の最高傑作とも絶賛され、国際的にも大きな話題となる。

伝説の大怪獣 プルガサリ
1985 監督…チョンゴンジョ



仮面をかぶったおおかみ

仮面をかぶったおおかみ
1975年制作

 オオカミが森の動物たちをつかまえて食べようとしますがうまくいきません。オオカミは羊の皮をかぶり、「食べ物」をたくさんあげるよ」と動物たちの家を訪ねます。朝鮮人参さえ見つけられれば、遊んで暮らせると考えていたタヌキは、オオカミの罠にはまってしまいます。オオカミにシカを呼んでくるように言われて、シカの家にいきます。ところが、動物たちは、オオカミがあやしいと気づいて対策を相談中でした。結局、オオカミは苦手な熊がきたとだまされて、自らつくった袋に逃げ込んで捕まえられて動物達に退治されてしまいます。


将来の私の姿

 労働英雄の父、大学院院長の母、愛国烈士の祖父をもつジュンは、ピョンヤンの普通江のほとりでもっともきれいな高層住宅に住んでいます。
 運転手をするジュンは、ある日、青年建築隊で左官班の班長をするスヤンに出会い、忘れられなくなります。
 党の心配する農業発展のために故郷の農場で働くことを志願したスヤンを追って、ジュンは2週間の休暇をとって山奥の農場へ向かいプロポーズします。
 しかし、自分では祖国のために苦労しようとせず、親の栄光にすがって生きようとするジュンは、軽蔑され追い返されてしまいます。
 スヤンへの思いを捨て去ることのできないジュンは、…

将来の私の姿