チュチェ思想は民衆本位の社会と運動を築く
チュチェ思想国際研究所創立45周年を迎えて
今年は金日成主席の生誕111周年、チュチェ思想国際研究所創立45周年を迎える意義深い年です。
チュチェ思想国際研究所はチュチェ思想を学ぼうとする世界人民の要求に応えて創立されました。
1975年4月16日、訪朝した金日成著作研究会全国協議会と日本青年チュチェ思想研究会連絡協議会の代表は滞在中、金日成主席の会見をうけました。
金日成主席は、〝自主性のための闘争が世界中でおきています。一点の火花が燎原の火となるようにチュチェ思想の火はいまは小さくても、チュチェ思想は正しいのだから、まもなく大きな炎となって燃えあがるでしょう〟と励ましてくれました。
1976年9月28日~30日、マダガスカルの首都タナナリブにおいて党、政府、革命組織代表団、政界と学界、言論出版界の著名人士、マダガスカルの各階層市民1,000余人が参加しました。シンポジウムの参加者は一様にチュチェ思想が現時代の革命思想であると述べ、チュチェ思想研究国際機構の創立が提案されました。
翌年、1977年9月14日~17日、平壌において「チュチェ思想国際討論会」が開催され、73ゕ国、4国際機構、89代表団が参加しました。国際討論会では、チュチェ思想研究国際機構を設置するための組織委員会を発足させました。
国際討論会に参加するため訪朝した安井郁法政大学名誉教授を団長とする日本チュチェ思想研究学術代表団は、平壌滞在中の9月25日、金日成主席の会見をうけました。
金日成主席は、各国の人たちがチュチェ思想を学ぶことによって、自分たちの国づくり、社会発展に服務していくことができるとし、チュチェ思想は各国の人たちが自覚するための力となり、新興独立諸国、発展途上諸国が自国を発展させ、新しい社会を建設するうえで役立つようにしなければならないと述べました。
さらに金日成主席は、いま発展途上国が100ゕ国余りになるが、これらの国々が自主性を守り、緊密に協力すれば帝国主義者を孤立させることができる、そうすれば発展途上国が帝国主義者に搾取と略奪を受けず、依存しなくなると述べ、世界の自主化を実現する根本方途を示しました。
連携をもってすすめられてきた世界のチュチェ思想研究活動
1978年4月9日、チュチェ思想国際研究所創立大会が東京会館でおこなわれました。大会には、アジア、アフリカ、ラテンアメリカのチュチェ思想研究者を含む10ゕ国、1国際機構の代表と日本の各界人士やチュチェ思想を学ぶ青年など800名が参加しました。
1980年10月14日、朝鮮労働党第6回大会を祝賀するために訪朝したチュチェ思想国際研究所代表団と金日成著作研究会全国協議会の代表は、金日成主席の会見をうけました。
その後、世界の5大陸毎にチュチェ思想研究組織が組織され、その下に各国のチュチェ思想研究組織が結成されて、連携をもちながらチュチェ思想研究活動が活発におこなわれてきました。
こんにち自主偉業を完遂に導く新しい時代を迎えています。自主偉業は一世代では完遂することはできず、幾世代にもわたってすすめなければなりません。
人民にとって自主性は生命です。しかし人民の自主性を擁護するためのたたかいが自然発生的に起こることはありません。
チュチェ思想研究普及活動は人民の自主性を擁護するかたちで、自国の実情や人民の要求、感情にそっておしすすめていかなければなりません。
世界の進歩的人士はチュチェ思想研究普及活動を力強くおしすすめ、各国の研究者の前には、栄光に満ちた勝利の道が広がっています。
2023年4月15日には、東京において「金日成主席生誕111周年、チュチェ思想国際研究所創立45周年記念チュチェ思想研究セミナー」が開催されます。セミナーにはヨーロッパ、ラテンアメリカ、アジアからもチュチェ思想研究者の参加が予定されています。
チュチェ思想研究普及活動は、自国と世界の自主化を促進する最も意義ある活動といえます。