金日成主席生誕111周年、
チュチェ思想国際研究所創立45周年記念
チュチェ思想研究セミナーが東京で盛大に開催される
チュチェ思想研究セミナーが東京で盛大に開催される
4月15日、金日成主席生誕111周年、チュチェ思想国際研究所創立45周年を祝賀して、東京において、金日成・金正日主義研究全国連絡会とチュチェ思想国際研究所の共催で、チュチェ思想研究セミナーが盛大に開催されました。
セミナーにはラモン・ヒメネス・ロペス・チュチェ思想国際研究所理事長がオンラインで参加しました。また外国代表としてマッテオ・カルボネリ・ヨーロッパ・チュチェ思想研究学会書記長、エレアサル・ルビオ・アルダラン・ラテンアメリカ・チュチェ思想研究所書記長、マシュバット・オトゴンバヤル・アジア・チュチェ思想研究所理事、マリア・アントニエッタ・ヴィッティ博士、ナジェリ・エランディ・ヒメネス・フアレス・メキシコシティ議会常駐アドバイザー、ウランゴー・ハシュエルデネ博士が参加しました。
セミナーには、家正治・金日成・金正日主義研究全国連絡会代表世話人、鎌倉孝夫・チュチェ思想国際研究所理事、韓東成・朝鮮大学校学長、尾上健一・チュチェ思想国際研究所事務局長をはじめ、北は北海道から南は沖縄まで、全国各地のチュチェ思想研究者や日朝友好人士など各界人士150余名が参加しました。
セミナーは、尾上健一・チュチェ思想国際研究所事務局長が司会を務め、各国から来日したチュチェ思想研究者と全国各地からの参加者に感謝の言葉を述べ、進行しました。
初めに家正治・金日成・金正日主義研究全国連絡会代表世話人が主催者挨拶をおこないました。
つぎに朴久好・在日本朝鮮人総聯合会第一副議長が来賓挨拶をおこない、つぎのように述べました。
チュチェ思想国際研究所の創立以来、この45年間、世界は想像を絶する激動の渦に巻き込まれ、人類はソ連東欧社会主義の崩壊とそれに伴う米国一極支配など空前絶後の艱難辛苦と紆余曲折を経てきましたが、チュチェの社会主義偉業と世界の自主化への歩みは決して挫折することなく着実に前進してきました。
こんにち、わが国では党と国家、軍と人民が一丸となって、国の守りを鉄壁にしつつも、金日成主席の座右の銘である「以民為天」を具現しながら、皆が仲睦まじく豊かに暮らせる人民大衆中心の理想郷を築くべく邁進しています。
こんにち世界の自主化は米国の一極支配崩壊とそれに伴う多極化という形で明確に前進しており、すでに後戻りできない時代の趨勢となっています。
いまこそ、自主の時代をリードするチュチェ思想が本領を発揮するときであり、チュチェ思想国際研究所の存在と役割はますます重要になってくると思います。
チュチェ思想国際研究所の創立45周年を記念して開催されるセミナーを祝賀して朝鮮社会科学者協会、エドモン・ジューブ・ヨーロッパ・チュチェ思想研究学会理事長、ハリシュ・チャンダー・グプタ・アジア・チュチェ思想研究所理事長、ユハ・キエクシ・ヨーロッパ・チュチェ思想研究学会副理事長、ロヘケレ・カロンダ・アンドレ・アフリカ・チュチェ思想研究委員会書記長をはじめ多くのメッセージが世界各国から寄せられました。
セミナーでは、ラモン・ヒメネス・ロペス・チュチェ思想国際研究所理事長がオンラインで講演し、つぎのように述べました。
金日成主席の思想と実践との相互作用なくして、チュチェ思想国際研究所の創立について語ることはできません。
金日成主席は1977年9月、「世界の人々がチュチェ思想を要求しています。それゆえチュチェ思想に関する国際機構を設立することが重要です。この機構の重要性は、自国内の問題を自力で解決できる経験的情報、資料を各国にあたえることにあります。革命は輸出できません。したがって、この国際機構はあくまで学術的機構でなければならず、政治団体にしてはなりません。なぜなら、政治組織、団体にすることは、革命を輸出することを意味するからです」と述べています。
チュチェ思想研究普及活動は、反社会主義宣伝や朝鮮民主主義人民共和国に対するたえまない脅威、ベルリンの壁崩壊やソビエト社会主義共和国連邦の解体を経たなかでも、中断することなく遂行されてきました。
わたしは、記念行事の参加者全員が金日成・金正日主義をより熱心に研究普及し、世界を自主化するたたかいを導くうえで貢献することを願っています。
セミナーでは講演がおこなわれ、最初にマッテオ・カルボネリ・ヨーロッパ・チュチェ思想研究学会書記長が、金日成主席がいかに素朴で高邁な特性を備えた人格者であったのかということを会見したときの感動を交えて語り、チュチェ思想が提起する自主性の原則について述べました。
チュチェ思想は人間を出発点とし人間をあらゆる思考の中心にすえて考察し、人間中心のシステムを構築することを求めます。そのなかで人間の自由、自主性が擁護されるためには、個々人が属する民衆総体の自主性が擁護されていなければならず、国と国とは互いに双方の民衆の自主性を擁護しあわなければなりません。
つぎにエレアサル・ルビオ・アルダラン・ラテンアメリカ・チュチェ思想研究所書記長が「自主発展の軸としての金日成主席のリーダーシップ」と題して、金日成主席が成し遂げた業績として、チュチェ思想にもとづいて朝鮮民族を日本帝国主義の圧政から解放し、後には米国の介入をしりぞけて社会主義を建設してきたと述べました。
またラテンアメリカにおけるチュチェ思想研究活動について紹介しました。1960年代からの10年間でチュチェ思想の組織が創設され、国際レベルで研究会が生まれ、1970年代にはラテンアメリカ・チュチェ思想研究所が設立されました。メキシコにおいては会議やフォーラム、ミーティングを開いて同志たちの意識を高め、内部の保守勢力、外部の帝国主義勢力などの抑圧勢力にたいして自主の道としての団結、創造、自立などの価値を促進する活動を重視してきたと述べました。
つぎに、司会から5年前、チュチェ思想国際研究所創立40周年記念行事の成功のために貢献したことについて紹介され、マシュバット・オトゴンバヤル・アジア・チュチェ思想研究所理事が登壇し、「モンゴルの外交政策―不確実性のなかでの延命」と題して講演しました。
セミナーでは鎌倉孝夫・チュチェ思想国際研究所理事が「反帝国主義・自主確立こそ平和の道」と題して講演し、ウクライナ紛争に見る帝国主義の横暴さ、侵略と略奪の本性について指摘し、米帝国主義の野蛮さ、自主勢力の台頭と朝鮮の圧倒的優位性について述べました。
またウクライナ情勢と関連し、進行するアメリカ帝国主義の朝鮮民主主義人民共和国解体策動と防衛のための朝鮮の核・軍事力の本質について明快に解説し、反帝国主義連帯・自主確立こそ平和の道であると強調しました。
最後に韓東成・朝鮮大学校学長が「チュチェ思想にもとづいた社会科学研究の指針」と題して、金正恩総書記が2012年12月1日、創立60周年を迎えた朝鮮社会科学院の科学者と活動家に送った書簡「われわれの社会科学は全社会の金日成・金正日主義化偉業遂行に積極的に貢献しなければならない」を紹介し、チュチェ思想研究の原則的諸問題について、第一に、主体的方法論の適用、第二に、理論と実践の結合、第三に、歴史主義原則の堅持について述べました。
そして金正恩総書記の著作を指針としてチュチェ思想研究をさらに深め、実践が提起する問題に解答を与えるとともに、世界のチュチェ思想研究者との交流を積極的におしすすめ世界の自主化に貢献する決意を述べて講演を終えました。
セミナーでは、金正恩総書記に送る手紙を参加者一同の拍手で採択しました。
最後に、尾上健一・チュチェ思想国際研究所事務局長が閉会の挨拶をおこない、チュチェ思想国際研究所の創立は金日成主席の配慮なくして語ることはできませんと述べました。
チュチェ思想を学ぶ世界と日本の人々の同志的な思いがつながり、チュチェ思想を求める人々の期待と要求に応える決意を新たにしたセミナーは、参加者一同の拍手のもとに終了しました。
金日成主席生誕111周年 チュチェ思想国際研究所創立45周年記念 祝賀宴
セミナー終了後、金日成主席生誕111周年、チュチェ思想国際研究所創立45周年記念祝賀宴がおこなわれ、各国代表と主催者である金日成・金正日主義研究全国連絡会とチュチェ思想国際研究所の役員らが参加しました。
祝賀宴は住谷圭造・金日成・金正日主義研究福島連絡会代表の乾杯の音頭ではじまりました。
祝賀宴では、モンゴルの民族音楽と舞踊、遠山洋子氏による各国の歌、朝鮮歌舞団・東京団長による歌が披露されました。
祝賀宴は、なごやかな雰囲気のなかで終了しました。