〈名古屋〉 遠山洋子さん コンサート&トーク
歌とピアノで日本と朝鮮の友好をはぐくむ

 6月9日、名古屋市において「朝鮮半島の春・平和をうたう」と題したコンサート&トークが実行委員会の主催でひらかれました。
 コンサート&トークには、議員や青年、日朝友好関係者らが参加しました。
 はじめに、金日成金正日主義研究東海連絡会世話人である山登志浩・江南市議会議員が、「主体性がない日本の状況はたいへんなげかわしく思います。朝鮮にたいしてだけでなく、日本政府をまともな政治のレールにもどさなくてはいけないと感じています。わたしもみなさんといっしょに手をたずさえて日朝友好そして日朝の国交正常化のために頑張っていきたいと思います」と挨拶しました。
 つぎに在日本朝鮮人総聯合会愛知県本部の徐春元ソチュンウォン委員長が、「非核化にたいする金正恩委員長の意志は確固たるものです。米国との関係を改善し、在韓米軍の撤収などのプロセスをとおして非核化していかなければなりません」と語りました。
 チュチェ思想国際研究所の尾上健一事務局長が「4月20日に開かれた朝鮮労働党中央委員会第7期第3回総会では、経済建設と核戦力建設は勝利した、それにともなって核実験もしないし、ミサイルも発射しない、核実験場も閉鎖することなど具体的に決めました。朝鮮は、こんご社会主義建設、平和建設にむかって集中していくでしょう」と話しました。
 
明るく信念あふれた歌と独奏

 コンサートでは、歌手の遠山洋子さんが、「人情の世界」、「先軍ニルリリ」を歌いました。
 つづいて、ピアニストの金貞淑キムジョンスクさんが「金日成元帥に捧げる歌」、「明けるな平壌ピョンヤンの夜よ」をピアノ独奏しました。
 つづいて、金さんの伴奏で遠山さんが「リムジン河」、「また会いましょう」を歌い、「行こう 白頭山ペクトゥサンへ」でしめくくりました。
 遠山さんは、この4月に朝鮮を訪れ、「4月の春・親善芸術祭典」で歌ったときの様子や各国の芸術団が発表したときの様子、平壌市内を観光し市民と交流したときの話をまじえ、朝鮮のほんとうの姿を正しく伝え、ここに参加されたみなさんの力をあわせて日朝友好をすすめていきましょうと語りました。
 また、伝統文化や現代感覚をとりいれた新しい朝鮮の歌を熱唱した遠山さんの歌がつづくにつれ、手拍子をしながら会場全体が一つの心でむすばれていきました。

文化交流を深めることは大事
 
 金日成金正日主義研究東海連絡会会員の林容子さんが、4月に遠山洋子さんといっしょに訪朝したときの話をしました。
 林さんは、「4月の春・親善芸術祭典は金日成主席の誕生をお祝いする芸術祭典で、世界中から歌手、楽団、サーカス団、舞踊団が平壌に集い、盛大に開催されます。とくに今年は中国から大型の芸術団が訪れていました。日本からは遠山さんが歌手として参加し、文化交流を深めてきました」と話しました。
 参加者は、終了後懇親会をおこない交歓を深めました。