11月17日、前橋市の群馬県教育会館において、
総会は、
連絡会共同代表の宮川邦雄氏が主催者挨拶を、朝鮮総聯群馬県本部の李和雨委員長が来賓挨拶をおこない、連絡会事務局長の藤井多栄子氏が活動報告と活動計画を提案しました。
宮川氏は、2012年に
つぎに今年は、
最後に、日本の安倍政権だけが朝鮮半島の動きに逆行して朝鮮敵視政策をつづけているなかで、これからほんとうの平和をつくっていくところにきている、日本の政治をかえさせるための運動をみなさんといっしょにすすめていきたいという思いを強くしていると述べました。
李和雨氏は、はじめにチュチェ思想、
講演会では、最初に玉村町議会議員の石川真男氏と朝鮮総聯群馬県本部副委員長の金泰浩氏が来賓挨拶をおこないました。
創建70周年を迎えた朝鮮民主主義人民共和国を訪ねて
立命館大学国際関係学部教授の中戸祐夫氏が「東アジアの平和構築と日本の進路―創建70周年を迎えた朝鮮民主主義人民共和国を訪ねて―」と題してつぎのように講演しました。
今回、国際セミナーに参加してチュチェ思想を勉強している方が世界に多くいることが印象的でした。また、ロシアの方がチュチェ思想を勉強する二つの理由について述べていた話がわかりやすく心に残りました。
その一つが、現在あらゆる国において社会主義が崩壊しているなかで、社会主義を維持し発展させている国は朝鮮だけであり、その朝鮮から学ぶ意義があるということです。
もう一つは、世界最大の強国であるアメリカの圧力に多くの国はしたがっているにもかかわらず、朝鮮はアメリカに堂々と対抗してみずからの路線を貫徹しているということです。この二点からわれわれもチュチェ思想を学ぶ必要があるのではないかということでした。
朝米共同声明では、朝鮮とアメリカの70年にわたる敵対的な関係から、新たな関係をつくっていくということがひじょうに重要なポイントです。
70年間敵対関係にあって相互信頼関係がない国同士であれば、片一方が先に核をなくせというのはあり得ないはずです。朝鮮半島の非核化は、朝鮮とアメリカの両方が段階的で同時的な措置をとっていくということしか実質的にはないと思います。
歴史的転換をとげる朝鮮半島情勢―その深層に迫る―
在日本朝鮮社会科学者協会会長の李英洙氏が「歴史的転換をとげる朝鮮半島情勢―その深層に迫る―」と題してつぎのように講演しました。
朝鮮半島情勢の変化の内容として二つの変化を読みとることが大事ではないかと思います。
一つは、北南、朝米関係が「対決から和解へ」「新たな関係の樹立」へと大きく方向転換したことです。
もう一つは、北南が朝鮮半島の主人として平和と繁栄、統一を主導する構図が確立されているということです。
アメリカが世界を自由自在にあやつってきた時代は終わりを迎え、新しい時代はもう夜明けまえにきています。わたしたちは、新しい自主化された世界が到来したことを確信して、たたかっていくことが重要だと思います。