金正日総書記誕生77周年を祝賀して
メキシコでチュチェ思想全国セミナーを盛大に開催

 2月8日、メキシコシティの下院国会会館において金正日総書記誕生77周年を祝賀し、チュチェ思想全国セミナーが盛大に開催されました。

セミナーには、チュチェ思想国際研究所理事長でラテンアメリカ・チュチェ思想研究所理事長であるラモン・ヒメネス・ロペス氏、メキシコ下院議員のルシオ・デ・ヘスス・ヒメネス氏、メキシコ州議会議員でラテンアメリカ・チュチェ思想研究所書記長であるエレアサル・ルビオ・アルダラン氏、自主をめざすラテンアメリカ青年運動委員長であるアンドレア・サラテ・フエンテス氏、メキシコ金日成金正日主義研究委員会書記長のアルキメデス・ペレス・ベジョ氏をはじめメキシコのチュチェ思想研究者、MORENAの活動家など各界各層の広範な人々430名が参加しました。また在メキシコ朝鮮大使館の公使など大使館員が参加しました。会場内にはいりきれず、2か所の別会場でモニターを見ながら参加する人の姿もありました。
 日本からはチュチェ思想国際研究所の尾上健一事務局長一行と金日成金正日主義研究全国連絡会に所属する役員と会員が参加しました。
 今回のセミナーは、昨年7月1日におこなわれたメキシコ大統領選挙と国会議員選挙、地方議会選挙でMORENAが歴史的勝利をおさめたことをうけて開催されたものでした。
 セミナーはラモン・ヒメネス・ロペス理事長がいかに積極的にチュチェ思想研究普及活動をおこない、組織力を発揮しているかを示していました。
 メキシコにおけるチュチェ思想の研究と実践は、世界のなかでもっとも模範的なものであるといえます。


青年セミナーが開かれる
“自主的なラテンアメリカを建設するために”


 2月9日、MORENAの事務所で青年セミナーがおこなわれ、チュチェ思想国際研究所のラモン・ヒメネス・ロペス理事長、尾上健一事務局長、ラテンアメリカ・チュチェ思想研究所のエレアサル・ルビオ・アルダラン書記長、自主をめざすラテンアメリカ青年運動委員長のアンドレア・サラテ・フエンテス氏、同書記長のエクトル・クルス氏をはじめ広範な人々約100名が参加しました。
 セミナーでは、チュチェ思想国際研究所事務局長が、日本において青年が『金日成伝』に触れてチュチェ思想を学ぶようになったこと、訪朝し金日成主席の会見をうけ、こんにちでは世界各国にチュチェ思想研究組織が結成されていることについて講演しました。
 講演後、会場から以下のような発言がだされました。
*マルクス主義とチュチェ思想は何が違うのか。革命の主体について違いはあるのか。
*MORENAのなかには、ブルジョア中産階級もいる。どうすれば内部の矛盾を解決できるのか。
*MORENAは大衆を団結させることに成功した。政府、政党、国民が一枚岩になるための戦略は何か。
 発言をうけ、尾上事務局長は以下のように述べました。
 マルクスやエンゲルスが活動していたのは19世紀のイギリス、フランス、ドイツなどヨーロッパの発達した資本主義国でした。マルクス、エンゲルスは、『資本論』をはじめとして経済の分析に多くの力を投入し、経済が発達して社会が発展していくと結論をだします。
 ロシア革命が勝利した後ソ連は、経済を発展させていきましたが、人々の思想はかわりませんでした。
 共産主義の原理は、一人はみんなのために、みんなは一人のためにということです。
 民衆が主人として登場した自主性の時代においては、敵にたいしてたたかうことも必要ですが、団結してたたかうことが重要であるとチュチェ思想は教えています。
 人々を団結させるためには、人を愛し、信じ、服務しなければなりません。
 メキシコの新政権には、未来を創造する新しい政策をうちだし、多くの人々を団結させていくことが求められているのではないかと討論がおこなわれました。