とりわけ、2018年1月1日に
なぜ
今回は、
最初にこの著作を読んだときには気がつきませんでしたが、何度か読みこんでいくなかで、つぎのような
「わたしは、かぎりなく繁栄するわが社会主義祖国と、その懐のなかでさらに誇らしく幸福な生を享受するわが人民の姿を思いえがき、どんな難関もいとわず働いています」
朝鮮のトップクラスの幹部である責任幹部をまえにして、最高責任者である
総書記がこのように言いきれる思想の根拠はどこから生まれてきたのでしょうか。何が根源なのでしょうか。
これについて
「革命家は今日のための今日に生きるのではなく、明日のための今日を生きなくてはなりません。革命家にとっては、今日よりも明日のために生き、闘争することがより重要です」
総書記の人生観をささえているのは、自分は楽ができなくとも、祖国の将来と子孫万代のために1身をささげる覚悟をもって生きるとした
革命の中核たる「志遠」の思想
「革命は1世代で終わるものではなく、何世代にもわたって遂行される長期的な事業です。早くに、金亨稷先生は『志遠』の思想をうちだし、革命は代を継いでつづけなくてはならないという深い意味がこめられた歌『南山の青松』をつくられました。…『志遠』の思想は
「志遠」の思想には、革命は1代で終わるものではなく、遠い先を見て何代にもわたって継承され、きずきあげられていくものだという遠大な構想がこめられています。この「志遠」の思想が朝鮮革命の中核になっており、その思想は
さらに
「われわれは楽をして革命をしようとしてはなりません。今日の安泰を願う人は革命をすることはできず、時代の落後者に転落してしまいます。楽をしようと思うならば、少なくとも、わが人民がこの世にうらやむものなくりっぱに暮らせるようにし、祖国を統一した後にしなくてはなりません」
この言葉は、人民の幸せを実現する革命を成就するまで活動家は苦労の連続のなかでたたかわなければならないという革命の本質を示しているといえます。
「主席は、すべての人民が白米のご飯と肉汁を食べ、絹の服を着て、瓦屋根の家でりっぱに暮らせるようにするために、民族最大の念願である祖国統一をなしとげるために、睡眠も休息も惜しんであまりにも多くの苦労をされ亡くなりました」
また祖国統一の歴史的偉業を達成するためには、個人的な安逸を追求せず刻苦奮闘しなければならない、個人的な安逸を追求することは、時代的良心のない行為であると強調しています。
さらに
朝鮮革命における革命家の思想の根幹が人民への献身であることは、
実際に朝鮮では教育や医療にはお金がかかりませんし、税金もありません。また住む家の心配もありません。朝鮮は国全体では物質的にはそれほど豊かでないにせよ、人民が人間らしい生活をするための条件が保障され、貧富の格差がない社会として実現しているということは注目すべきこととしてあります。資本家の利益のためにあらゆることが優先され、人々が人間らしく生きることができない日本のような資本主義のなかではありえないことです。
責任幹部の覚悟と使命
「死を覚悟した人間にかなう者はこの世にいない」、これは革命家が身につけなければならない信念であり度胸である、「誰が最後に笑うか見てみよう」と
談話のなかで
責任幹部の使命として、遠い将来を見通した活動をおこない、目先のことにはとらわれず、確固たる信念をもつことの重要性を提起しているのです。
たとえば、工場を一つ建設し、国土建設を一つすすめていくうえでも、10年、50年、100年という遠い未来を見通して、大がかりな計画を立て大胆におこなっていかなければならないと述べています。
経験は、党組織生活をおろそかにし、党組織の外で生活することを好む人々のなかから「革命の変節者、背信者」が生まれてくると総書記は指摘しています。
革命とはロマンである
「試練の丘をのりこえて、美しい未来を創造していくためには、楽天的に生き、働かなくてはなりません。信念が確固とした人は未来を愛し、未来を愛する人は悲観を知りません」
つづけて「革命的ロマンがなくては難関と試練を突破していくことができず、未来のために1身をささげて闘争することができません」とし、むずかしく複雑なときであればあるほど、人々が歌もうたい、踊りもおどりながら、難関を克服しなければならないと強調しています。
どのようなきびしい状況であっても、心にゆとりをもち、歌や踊り、芸術やスポーツなどの大衆文化芸術活動が基盤になってたたかいをすすめなければならないとしているのです。
朝鮮においては大衆文化芸術活動が高い水準で活発になされることにより、はやいスピードで世の中をかえていく革命を力強くおしすすめていくことができているのです。
総書記は革命はロマンであるという思想を責任幹部がしっかりもたなければならないと強調しています。
この談話は短いものですが、読めば読むほど密度が濃く深い内容であることを感じます。
談話を学んで自身の生き方に生かす
この談話を学んで自分の生き方を考えさせられます。人間は1人で生きているのではなく、いろいろな人との関わりのなかで生きており、社会や人々に何らかの貢献をしたいと思っています。
2012年4月6日、
それをうけて、2012年5月3日、世界ではじめて日本において、
なぜ沖縄、福島が全国に先駆けて研究会を結成したのでしょうか。わたしは福島連絡会結成集会において「沖縄の基地問題や地元福島の原発問題など日本の現状をみるとその根底にアメリカとの従属関係があることがわかる。日本の自主をうちたてる思想や路線について学びながら、すすむべき方法や路線は何かを求めていきたい」と述べました。沖縄や福島では
また組織をつくるうえでは人数の多い少ないということは関係ありません。福島には組織をつくることを求め担う人がいました。人がいてこそ組織ができます。組織が存在しているということは、その組織を基盤に運動の輪が広がる可能性があります。そのような意味では、結成した以上に、どのように活動を継続発展させるかが重要です。
わたし自身、福島連絡会の代表としての役割を担っています。当初は