朝鮮労働党創建75周年祝賀
チュチェ思想と自主・平和のためのセミナー」東京で開催

10月10日、東京において朝鮮労働党創建75周年を祝賀し「チュチェ思想と自主・平和のためのセミナー」が開催され、北海道から沖縄にいたる全国各地からチュチェ思想研究者と日朝友好人士150余名が参加しました。

セミナーは、自主と平和を求める動きが世界の流れになり、チュチェ思想にもとづき自主の道を歩む朝鮮にたいする内外の関心が高まっているなかで、朝鮮の自主的平和統一を支持する日本委員会と金日成金正日主義研究全国連絡会が共催して開かれたものでした。

セミナーでは、はじめに内外から寄せられたビデオメッセージが会場に設営された大スクリーンを使って紹介されました。(→リンク

セミナーではつぎに在日本朝鮮人総聯合会のナム・スンウ副議長が日頃から朝鮮の自主的平和統一を支持する運動、チュチェ思想研究活動をおこなっている各界人士にあつい連帯の挨拶をおこない、つぎのように述べました。

朝鮮労働党は、人民のために、人民に依拠して、人民の力で活動をおこない、成果を積み上げてきた、今後も人民大衆第一主義にもとづいて一心団結して、あらゆる逆境を乗り越えていくことと確信している。来年1月には党第8回大会を開催し、これまでの活動を立体的に、解剖学的に総括して新たな5か年計画を打ち出すことになる。

セミナーにはまた朝鮮社会科学者協会から、今回の集いが日本の自主化のために、世界の自主化をめざしてたたかう進歩的人民においてまた一つの意義ある契機になるだろうと確信しながらセミナーの成功を祈りますとのメッセージが寄せられました。

その他に、ヨーロッパ・チュチェ思想研究学会のエドモン・ジューブ理事長、同学会のマッテオ・カルボネリ書記長、沖縄大学の平良研一名誉教授、社会民主党全国連合の服部良一・常任幹事からもメッセージが寄せられました。

セミナーでは、つぎにスピーチがおこなわれました。

はじめに朝鮮の自主的平和統一支持日本委員会の日森文尋議長が、日本は朝鮮敵視政策をかえておらず、朝鮮がミサイル開発や核開発をおこなっていると口実をもうけ、敵基地攻撃能力を拡大するなど軍事力を強化していると指摘し、朝鮮の自主的平和統一を支持する運動を全国のなかまが連携をもってすすめていこうと呼びかけました。

そして<>金日成金正日主義研究全国連絡会の家正治代表世話人が、朝鮮労働党の特徴について第一に、金日成主席の思想と指導を実現する党であるということ、第二に、日本と世界の自主化のためにたたかう党であるということ、第三に、金日成金正日主義にもとづく党であると指摘し、自主の時代と人民の志向を反映したチュチェ思想を広範な人々に普及していくことは切迫した要求になっていると述べました。

つぎに朝鮮大学校のパク・ミョン哲学政治学講座長が「朝鮮労働党が歩んだ75年の歴史の特徴」と題して講演し、つぎのように述べました。

朝鮮労働党の歴史は、金日成主席と金正日総書記の、そして今日は金正恩委員長の指導のもとに人民の運命に責任をもち、朝鮮革命を勝利に導いてきた誇るべき行路である。

朝鮮労働党は、人民大衆と渾然一体となった党であるところに第一の特徴がある。また朝鮮労働党は、人民の安全と生命財産をしっかり守ることのできる不敗の軍事力をやしなうことに力を入れてきた。そして朝鮮労働党は、青年重視を戦略的路線として打ち出し、青年をチュチェの革命偉業遂行のための猛将に育て上げてきた。

最近も朝鮮では、人民の健康と安全を何にもまして重視するところから、平壌総合病院の建設をおしすすめ、災害復旧作業を全軍、全党が最優先の課題として取りくんできたのである。

セミナーでは最後に、チュチェ思想国際研究所の鎌倉孝夫理事が閉会の挨拶をおこない、つぎのように述べました。

コロナ禍で世界的に惨禍が拡大するなかにおいて、朝鮮で徹底した防疫対策を講じ一人の感染者も出していないということは、党と人民が一体となっている朝鮮労働党によってのみ可能となった。

自主性を擁護する思想、チュチェ思想と朝鮮労働党に学び、日本の自主・平和のためのたたかいをともにすすめていくことを確認したい。

芸術公演―日本と朝鮮の歌と踊り、演奏で祝賀

セミナー終了後、朝鮮労働と創建75周年を祝賀し、芸術公演がおこなわれました。

はじめに歌手で日朝音楽芸術交流会副会長の遠山洋子さんが、日本と朝鮮のうたを独唱しました。

「石割桜」では、逆境を乗り越え見事な花を咲かせる桜の木に、反動の攻撃を跳ね返し、力強くおこなわれているチュチェ思想研究活動と日朝友好運動にたずさわる各界人士のあつい思いをこめて熱唱しました。

「母の声」では、母なる党としての朝鮮労働党の人民愛を、「行こう白頭山」では革命の聖山に昇り、たたかいの決意をかためる思いをうたいました。

つづいて金剛山歌劇団が、朝鮮の歌と踊り、演奏を披露しました。

はじめに女性独唱で「花咲くこの春の日に」と祖国統一への願いをこめた「臨津江」が披露されました。つぎに独舞「双扇の舞」が、そして独特の美しい音色を奏でる朝鮮の民族楽器ソヘグムで「春の訪れ」と「思郷歌」が演奏されました。最後に男性独唱で「ひとつの思い」と民謡「月日は流れど」が披露されました。

参加者は会場いっぱいに拡がる歌声に大きな拍手を送りました。

「チュチェ思想と自主・平和のためのセミナー」は朝鮮労働党創建75周年を盛大に祝賀するとともに、チュチェ思想研究活動と日朝友好運動をいっそう積極的におしすすめていく契機となりました。