7月3日、群馬県教育会館において、金日成・金正日主義研究群馬連絡会が主催して朝鮮労働党第8回大会を祝賀する「党をうたおう」の公演ビデオを鑑賞しました。日朝友好人士などが多数参加しました。
朝鮮労働党を創建した金日成主席
はじめに、連絡会共同代表の宮川邦雄氏が、コロナ禍のなか鑑賞会に参加いただいたことに感謝をつたえ、朝鮮労働党の歴史をつぎのように解説しました。
日本の植民地下で、金日成主席が1926年「打倒帝国主義同盟」を結成したことに朝鮮労働党の起源があります。抗日遊撃隊を組織して、日本帝国主義から国をとりもどすたたかいを始めました。1945年、国を取りもどした後に、いくつかの政治団体を統一して朝鮮労働党を建設しました。廃墟のなかで、何もないところから国づくりをはじめました。自分たちの国を自力更生でつくりあげてきました。金日成主席の座右の銘は「以民為天」、民をもって天となす。人民に依拠して人民のための社会をつくるというものです。その間、大国の思惑のなかで同族が争うこともありましたが、党は人民の団結した力でのりきってきました。
1994年、金日成主席が逝去された後は、金正日総書記が引き継ぎ、ソ連東欧の社会主義の崩壊、自然災害など「苦難の行軍」と言われた時期もありましたが、党と指導者、人民が団結してアメリカ帝国主義の瓦解策動を跳ねのけてきました。そして、今また、金正恩総書記が、引き継いでいます。題名に「党をうたおう」とありますが、朝鮮労働党は日本帝国主義から国をとりもどし、自主的な国家を建設し、一つの大家庭のような団結した国づくりをすすめています。
在日本朝鮮人総聯合会群馬県本部の金泰浩副委員長が、誰にも母親の存在があるように、母は子どもを生み育て、愛情深く子どもを育てます。母親の懐で安心して子どもは育ちます。朝鮮労働党は人民のために、人民の力によって、人民が幸せになる国をつくるという意志があります、と挨拶しました。
上映後寄せられた感想を一部紹介します。
「日本では朝鮮にたいする偽りの情報が氾濫しているが、今日のビデオを見るかぎり、日本の報道はデタラメだと思った。芸術性もあり、西洋の音楽も取り入れ、音楽的にも洗練されている。服装も洋装を取り入れ、世界に送りだしても見劣りしない芸術性の高さであると感じた」、「はじめに子どもたちの朗読劇が登場したが、指導者や国を導く党にたいする気持ちを母の懐というように表現していた。日本では家庭の崩壊や、児童虐待などが報じられているが、対照的な社会をつくりだしていると感じた」
朝鮮に学び日本をよい社会に
終わりに宮川氏が、「日本のなかでは朝鮮にたいする誤った報道が多いため、まっすぐに朝鮮の姿を見ようとしない傾向があります。こんにちのような、朝鮮の現実の姿を見て、率直に意見交換し、私たちが住んでいる、この日本をよい社会にするために、おたがいに協力していくことが大切ではないかと思います。今後もこのような集まりをもって学習をすすめていきたい」と締めくくりました。