金正日総書記の業績をテーマにして
チュチェ思想・アジアセミナーが開かれる


12月15日、チュチェ思想・アジアセミナーが、金正日総書記逝去10周年に際してオンラインで開かれました。

インドのアジア・チュチェ思想研究所がホストとなり、スリランカ、モンゴル、バングラデシュ、パキスタン、日本などのチュチェ思想研究者が参加しました。日本は、東京会場からチュチェ思想国際研究所の尾上健一事務局長が、神戸会場からアジア・チュチェ思想研究所の家正治理事が参加しました。

はじめに主催者を代表してアジア・チュチェ思想研究所のムケシュ・シャルマ書記長(インド)が挨拶しました。

つぎに、祝辞を尾上健一事務局長が述べました。

つづいてインドのハリシュ・グプタ・アジア・チュチェ思想研究所理事長、スリランカのW・A・ドゥミンドゥワルダネ・アジア・チュチェ思想研究所副理事長、日本の家正治アジア・チュチェ思想研究所理事、バングラデシュのムハンマド・カムルル・フダ・アジア・チュチェ思想研究所理事、インドのビピン・グプタ・チュチェ哲学研究委員会委員長、パキスタンのジャベド・アンサリ・アジア・チュチェ思想研究所理事などがスピーチしました。

最後にまとめのあいさつをネパールのスバシュ・カジ・シュレスタ・アジア・チュチェ思想研究所書記次長がおこない、幕を閉じました。

挨拶、スピーチ、手紙の採択と予定していたプログラムが順調にすすみ、アジアでのチュチェ思想研究活動が各国で活発におこなわれていることを示しました。

以下にスピーチの一部(概要)を紹介します。

平和を基本に朝鮮革命をすすめる

アジア・チュチェ思想研究会理事 家正治

世界では、新型コロナウイルス感染症の流行により、帝国主義、資本主義の矛盾が露呈し、米国をはじめ欧米諸国が弱体化するなか、制裁や戦争策動で自主的な国への圧力を強めてきました。

アジアでは、米国とその追随国が、朝鮮半島はもとより、中台関係にまで介入し、一歩まちがえば戦争が勃発するような状況です。

日本も、政治が右傾化し、米国に従属しながらも自衛隊を海外派兵し、自らの軍事的野望を果たそうとしています。

このような状況のなか、チュチェ思想を指針にした朝鮮民主主義人民共和国は、金正恩総書記の指導のもと、第八回党大会以降、精力的に自国の経済活動を前進させています。コロナ感染症対応はもちろん、自衛のための軍事開発も強化発展させています。

朝鮮は、主敵は米国ではなく、戦争そのものであるとし、平和を実現し朝鮮革命を推進しようとしています。

チュチェ思想の果たす役割がいかに重要であるかが明白です。

わたしたちアジアのチュチェ思想研究者は、固く団結し、自国の自主化、アジアの自主化、そして世界の自主化にむけて、チュチェ思想を創造的に適用し、研究普及活動をおこなっていくことが大切だと思います。

金正日総書記の業績

アジア・チュチェ思想研究所理事長 ハリシュ・グプタ

金正日総書記の逝去10周年を迎えるにあたり、チュチェ思想研究者と朝鮮人民の真の友人たちは金正日総書記に大きな敬意を表し、金正日総書記の数多くの業績を思い起こしています。

金正日総書記は、50年以上にわたる朝鮮の革命と建設を勝利的に指導し、国の全面的な発展を保障する強固なチュチェの社会主義国を建設して大きな成果を収めました。

金正恩総書記は金日成主席と金正日総書記の遺志を見事に受け継いでおり、金正恩総書記の指導のもとで人民大衆第一主義によって朝鮮人民の一心同体の団結がもたらされています。

自主の流れを導く原動力

アジア・チュチェ思想研究所副理事長 W・A・ドゥミンドゥワルダネ

朝鮮人民は、金正日総書記を団結と指導の中心として忠実に支持しています。

金正日総書記は、金日成主席の革命思想をチュチェの思想、理論、方法の全一的体系として定式化しました。

金正日総書記は党の役割を強化し母なる党へと発展させ、仁徳政治を実施しました。

金正日総書記は、金日成主席が提唱した思想と政策にもとづいて祖国の統一のための闘争に大きな努力を払ってきました。

金正日総書記は、党中央委員会で活動を始めた当初から革命と建設における卓越した功績と業績により、指導者として人民から高い尊敬を受けていました。

金正日総書記の卓越した思想と精力的な活動は、現代の政治的流れを自主に導く原動力となりました。

自主独立国家の尊厳が輝く新しい世界、人類の美しい未来が必ず建設され、金正日総書記の思想と大義は、発展する人民の自主の大義とともに永遠に輝くであろう。

人民の胸に刻まれる業績

パキスタン、アジア・チュチェ思想研究所理事 ジャベド・アンサリ

金正日総書記は革命と建設の長い過程で精力的な思想理論活動を通じてチュチェ思想を豊かにし、人類の進歩的思想理論の発展に大きく寄与しました。

金正日総書記の著作「チュチェ思想について」は、人類の自主偉業を勝利に導く思想がチュチェ思想であることを明らかにした歴史的著作です。

金正日総書記は革命活動の全期間、社会主義偉業の強化と発展に全生涯を捧げ、帝国主義に反対する自主偉業を推進し、その偉業達成の方途を明らかにし、世界人民の友好と団結の強化発展のために社会主義偉業の勝利のために絶えまなく精力的活動を展開しました。

金正日総書記は思想と業績を、有能で献身的な後継者に伝えており、金正恩総書記は革命を大きく高揚させ、崇高な大業をいっそう力強くおし進めています。

国と民族にすべてを捧げた生涯

モンゴル・チュチェ思想研究センター所長 セルダラム・ダムディン

金正日総書記の全生涯は、国の繁栄と人民の幸福のために強行軍を続ける無二の愛国者のもっとも輝かしい人生でした。

金正日総書記の強行軍とは、昼夜を問わない二四時間の強行軍であり、都市と農村、平野と険しい山地などあらゆる場所を網羅する苦難の長征、冬の寒さ、夏の暑さにも負けない献身と労苦の強行軍でした。

総書記が想像を絶する献身と労苦の高強度強行軍をおこなったのは、生涯にわたって大切にしてきた人生の原則を守り抜いたからです。総書記は自分が一生懸命働けば働くほど国が栄え、人民が幸福になると考えていました。

金正日総書記は時間が経つのを惜しんで活動し、人民の幸福が実現するのを見るたびに疲れが取れると喜びました。

世界には多くの指導者と偉人がいます。しかし、革命の道を歩んで以来、革命家として、人間として、さまざまな苦難を受けながらも、燃えるろうそくのように国と人民にすべてを捧げた総書記のような人物は他にいません。