主権と自主、新しい国際関係に関する
ヨーロッパ・チュチェ思想研究セミナー

ブルガリアで開催

9月8日、ブルガリアの首都ソフィアにおいて主権と自主、新しい国際関係に関するヨーロッパ・チュチェ思想研究セミナーが開かれました。

セミナーには、イタリア、フィンランド、オーストリア、ブルガリアをはじめとするヨーロッパ地域のチュチェ思想研究者とブルガリアの各界人士が参加しました。日本からもチュチェ思想研究者が参加しました。またロシアなど数か国がオンラインで参加しました。

セミナーは、ヨーロッパ・チュチェ思想研究学会会長のマッテオ・カルボネリ氏が司会をして進行しました。

はじめにマッテオ・カルボネリ氏がスピーチし、セミナーのテーマと関連して、つぎのように述べました。

今日、ヨーロッパや中東を含む多くの地域では帝国主義や新植民地主義を推進する国家と自主と主権を求める国家との対立がかつてないほど激化しています。

チュチェ思想は、自主と主権を実現するための原則を明らかにしており、朝鮮においてその実践が成功したことが明らかです。自主と主権こそがチュチェ思想の鍵であり、これは人間中心の理論であり、国家の生命線です。

セミナーでは、朝鮮社会科学者協会副委員長のパク・チョルジュン氏の祝辞につづき、チュチェ思想国際研究所事務局長の尾上健一氏が「自主の道に繁栄があり勝利がある」と題してオンラインで講演し、つぎのように述べました。

今年8月9日、長崎市が原爆投下によって犠牲となった被爆者を追悼する平和祈念式典にパレスチナを招請し、イスラエルを拒否したことは世界の世論に合致するものでした。中東における戦争の継続を望む米欧6か国の式典不参加は、対米従属路線を貫いてきた岸田政権の退陣を決定づけるものとなりました。

セミナーでは、つづいてヨーロッパ・チュチェ思想研究学会書記長のユハ・キエクシ氏、同学会理事のトーマス・レシュ氏、リュドミル・コスタディノフ氏らがスピーチをおこないました。

ヨーロッパ・チュチェ思想研究学会理事会が開かれる

セミナーに先立ちヨーロッパ・チュチェ思想研究学会理事会が開かれました。

理事会では、この間の活動報告がおこなわれ、新役員を選出しました。

セミナーは、ヨーロッパにおいてチュチェ思想を研究普及することにより、各国が自主をうちたるうえで意義あるものとなりました。