チュチェ思想は自主を求める世界人民の指針
―新年を前に東京でチュチェ思想国際研究所が定例研究会を開催―

12月8日、東京都文京区立大塚公園集会所においてチュチェ思想国際研究所定例研究会が開催され、全国各地のチュチェ思想研究者、在日朝鮮人、外国人労働者などが参加しました。

開会に先立ってさる10月に民主コンゴで開かれたアフリカ地域チュチェ思想研究セミナーの参加報告がおこなわれ、アフリカ各国からチュチェ思想研究者が集まり、熱心に討論がおこなわれたと述べました。

チュチェ思想国際研究所事務局長の尾上健一氏が開会の挨拶をおこない、今年4月、世界各国のチュチェ思想研究者が訪朝して国際セミナーが開かれて以降、在日朝鮮人の学生や朝鮮総連の代表団も訪朝するようになった、この集まりにも訪朝した朝鮮大学校の学生が参加していると紹介しました。

また、いま世界の人々がチュチェ思想を求めている、私が1975年に金日成主席の接見を受けたとき、主席は独立を勝ち取った世界の多くの国々が自主の道を歩むことを求めている、そのための思想的な基礎を与えるうえでチュチェ思想が重要であると述べました。

はじめに在日本朝鮮人社会科学者協会の李英洙会長が在日本朝鮮社会科学者代表団の団長として訪朝したことについて報告しました。

李会長は、6年ぶりに訪朝した朝鮮が大きく変化し躍動していることについてパワーポイントを使って写真で紹介したうえで、その変化の要因、秘訣は人民大衆の無限の力であり、思想の力であると述べ、金正恩総書記の革命思想の本質である為民献身を核心とする人民大衆第一主義について述べました。

つぎに在日パレスチナ人で博士のタスニム・カコラさんが「イスラエル・再びの侵入」と題して、米国・イスラエルがおこなった400日以上に及ぶ大虐殺の惨状について資料にもとづいて紹介しました。またイスラエルのレバノンへの侵略の歴史と大イスラエル計画について述べ、「イスラエルは世界全体にとって危険であり、世界が平和に達するためには、この孤立した国家を解体する必要がある」と結論付けました。

最後に在日アメリカ人で学者のジョセフ・エサティエ氏が「平和のためにたたかう労働者が大勢いれば」と題して講演しました。

ジョセフ氏は、核戦争を防ぐためのたたかいにおいてもっとも大きな武器は、労働者の団結した力であると述べました。

定例研究会は、自主の道をすすもうとすることが世界のすう勢になっているなかでチュチェ思想の果たす重要性を再確認するものとなりました。