自主と世界平和、社会正義に関する
ラテンアメリカ・チュチェ思想セミナー
メキシコで開催

5月3~4日、メキシコシティにおいて、自主と世界平和、社会正義に関するラテンアメリカ・チュチェ思想セミナーが開かれました。
セミナーには、ラテンアメリカ地域のベネズエラ、コスタリカ、コロンビア、チリ、ペルーのチュチェ思想研究者とメキシコの各界人士が参加しました。
日本からもチュチェ思想研究者が参加し、朝鮮社会科学者協会の代表団も参加しました。
セミナーは、メキシコのチュチェ思想研究者であるナジェリ・エランディ・ヒメネス・フアレス氏の司会で進行しました。
最初に日本からオンラインで参加したチュチェ思想国際研究所事務局長の尾上健一氏が「民衆を愛し民衆を信じるたたかい」と題して講演しました。
講演では、現在、世界においては反帝自主勢力が影響力を拡大し、米欧を中心とする従来の世界秩序を大きくゆるがしていること、チュチェ思想が新しい時代の社会主義思想として普遍的な価値をもっていることについて述べました。
また、メキシコをはじめとするラテンアメリカ全域において、チュチェ思想研究普及活動がいっそう力強く展開されていくことにたいする期待が述べられました。
セミナーでは、朝鮮社会科学者協会副委員長の李在淳氏の祝辞につづき、チュチェ思想国際研究所理事長のラモン・ヒメネス・ロペス氏が「自主、世界平和、社会正義のために」と題して報告をおこない、次のように述べました。
人類はいま、歴史的転換期に直面しています。歴史的過渡期においてチュチェ思想の研究普及が重要性をおびています。
メキシコでは2018年以降、第四の変革がおこなわれています。私たちは新しい世界をきずくために力強くたたかっていきましょう。
セミナーは2日間にわたっておこなわれ、ラテンアメリカ・チュチェ思想研究所副理事長のオマール・ロペス氏、ラテンアメリカの自主的発展のための運動代表のアンドレア・サラテ・フエンテス氏、ラテンアメリカ・チュチェ思想研究所書記長のエレアサル・ルビオ・アルダラン氏、コスタリカ朝鮮文化協会会長のフランシスコ・ダビラ・バジェ氏、コロンビア朝鮮友好・チュチェ思想研究協会会長のホセ・フェルナンド・サンチェス・トロンコソ氏、チリ・社会党元党員のルベン・パラダ氏、ペルー金正淑革命活動研究協会会長のテレサ・オティニアーノ氏らが討論をおこないました。
ラテンアメリカ・チュチェ思想研究所理事会が開かれる
セミナー終了後、会場を移してラテンアメリカ・チュチェ思想研究所理事会第19回会議がおこなわれました。
理事会では、この間の活動報告がおこなわれ、理事会役員を選出しました。
自主と世界平和、社会正義に関する青年集会を開催
セミナーに先だって、メキシコでチュチェ思想を学んでいる青年たちが呼びかけ「自主と世界平和、社会正義に関する青年集会」が5月3日の午前におこなわれました。

討論を熱心に聞く青年集会の参加者
集会には、チュチェ思想研究会で学習をおこなっているメキシコの青年を中心に、ラモン・ヒメネス・ロペス・チュチェ思想国際研究所理事長やラテンアメリカ各地からセミナーに参加するためメキシコを訪問したチュチェ思想研究者も参加しました。
集会はラテンアメリカの自主的発展のための運動代表のアンドレア・サラテ・フエンテス氏の司会で進行しました。
青年集会では、さまざまな単位でチュチェ思想を学習している青年が研究活動をおこなってきた経験について討論しました。
集会の最後には、メキシコ音楽の演奏もおこなわれ、明るい雰囲気のなかで青年集会がもたれました。