革命の新しい勝利をめざす歴史的進軍で
社会主義愛国青年同盟の威力を遺憾なく発揮せよ
―青年同盟第10回大会に送った書簡―
2021年4月29日
金正恩
朝鮮労働党第8回大会がさししめした新しい進軍方向にそって力強くすすむ朝鮮青年の特出した革命的情熱が強く燃えあがるなか、金日成・金正日主義青年同盟第10回大会が成功裏におこなわれました。
今回の大会は、朝鮮労働党の指導にかぎりなく忠実で、党の偉業遂行で英雄主義と勇敢さを遺憾なく発揮しようとする数百万の青年の信念と誓いを誇り高く再度表明し、わが国の青年運動を新たな段階に発展させるうえで提起される重要な問題を討議、決定しました。
わたしは、金日成・金正日主義青年同盟第10回大会がすべての代表の高い熱意と積極的な参加によって、青年同盟活動の革新と強化発展のための意義ある成果を達成したことを満足に思い、党中央委員会の名で熱烈な祝賀を送ります。
わたしはこの機会を通じて、党と革命にたいする忠誠を最上の栄誉、誇りとして貴重な青春時代を輝かせているわれわれのたのもしい全国の青年男女にあつい戦闘的な挨拶を送ります。
また、社会主義祖国の富強繁栄と民族の明るい未来を祈り、愛国の代をしっかりうけ継いでいく在日朝鮮青年をはじめとするすべての同胞青年にもあたたかい挨拶を送ります。
朝鮮革命の前進、発展とともに、この5年間の青年運動でも新しくかつ重大な変化がおこりました。
幼い少年たちが青年隊伍に加わり、昨日の若い青年たちが社会の主力として成長し、青年活動の環境と条件も大いにかわりました。
しかし、党にしたがってまっしぐらに力強く前進し、革命と闘争を好むわれわれの青年のりっぱな品格はかわることなく高く誇示されました。
最悪の挑戦を果敢にはねのけ、革命を飛躍的上昇へと導くわが党のまわりにはつねに忠実な青年大軍が城壁をなしており、青春の理想と抱負を党の構想に一致させ、水火も辞せず突きすすんでいく英知に富むたのもしい愛国青年は数えきれないほど多いです。
どこを見まわしても、青年期の世代が栄達と享楽のみを追求しているいまの世界で、苦労と試練を楽として、祖国の呼びかけに忠実で、社会と集団に誠実であり、未来のために献身する革命的な青年はわれわれの青年しかいません。
第8回党大会以降、全国の青年たちがこぞって決起し、わずか数ゕ月の間に数千人の青年男女が困難かつ骨の折れる部門に勇躍志願したことは、戦時に最前線にでて敵の銃眼をわが身でふさぐような英雄的行為であり、われわれの青年のみが身につけている気高い精神世界を集約的に見せています。
革命をおこなう党にとって自分の交代者、後続部隊をたのもしく育て、前途洋々たる若い主力部隊を有しているのは、何ものにも比べることのできない第一の財産であり、最大の誇りです。
これは、わが党と人民が今日の困難をのりこえて社会主義建設の新しい時代へ移行し、共産主義をめざして力強く前進していけるという確信をあたえています。
朝鮮革命の開拓期は青年運動の発端と一つにつながっており、朝鮮革命の高揚期は青年運動の全盛期とつねに一致しました。
党大会が明示した進路にそって革命の新しい高揚期、激変期をきり拓くうえでも、われわれの青年運動は当然、自己の発展の一大転換によって強力な戦闘的役割を果たさなければなりません。
わが党は今後の5年間を、朝鮮式社会主義の建設に画期的な発展をもたらす効果的な5年間、歳月を縮めて山河をいま一度大きく変貌させる大変革の5年間にするための作戦をたてています。
そして、つぎの段階の壮大な闘争を連続的に展開して、今後一5年内外に全人民が幸福を享受する隆盛繁栄の社会主義強国をうちたてるつもりです。
こんにちの状況下でこのように大胆な目標をかかげてたたかおうとするのは、他ならぬ青年のためであり、われわれの青年の強烈な志向と底知れない力を信じているからです。
朝鮮式社会主義の明るい未来は青年のものであり、青年自身の手でたぐり寄せなければならない聖なる愛国偉業です。
それゆえ党は、われわれの青年大軍の巨大な力をあまねく発揮させ、青年運動を社会主義建設の威力ある推進力に確固ときりかえるために今回の青年同盟第10回大会を特別に重視しました。
今回の大会では、金日成・金正日主義青年同盟の名称を社会主義愛国青年同盟と改称するという重大な決定が採択されました。
社会主義愛国青年同盟という新しい名称には、朝鮮革命の現段階における青年運動の性格と任務が直線的に明白にもりこまれており、われわれの時代の青年の理想と品格が集約されており、青年組織としての固有の味わいもよく生かされています。
これには、われわれのすべての青年が社会主義を生命のように貴び、その勝利のために代を継いで断固とたたかう愛国青年として準備し、青年同盟が社会主義建設で突撃隊の威力をあますところなく発揮することを望む党と人民の大きな期待もこもっています。
青年同盟の名称を改めたからといって、全同盟の金日成・金正日主義化を総体的目標、総体的闘争課題としているわれわれの青年組織の本態がかわるのではありません。
社会主義と愛国は、金日成同志と金正日同志の不滅の革命思想と業績を象徴しています。
金日成同志と金正日同志の貴い生涯が秘められているチュチェの社会主義祖国を熱烈に愛し、社会主義偉業の完成のためにたたかうのは、すなわち金日成・金正日主義に忠実であることを意味します。
今回の大会で朝鮮青年運動発展の新しい里程標がうちたてられたのですから、社会主義愛国青年同盟は、時代と革命があたえた重大な使命と任務を遂行することに全同盟的な力を集中すべきです。
すべての青年を社会主義を断固擁護し、社会主義建設闘争に献身する愛国青年に育てあげること、これが現段階における青年同盟の基本的任務です。
社会主義愛国青年同盟は、朝鮮革命の新たな歴史的進軍において自己の戦闘力をあますところなく発揮し、朝鮮青年運動の一大全盛期をきり拓かなければなりません。
社会主義愛国青年同盟に提起される重要な課題は第一に、すべての青年を社会主義を信念とする愛国青年としてしっかり準備させることに同盟活動のすべてを志向させることです。
社会主義はわが人民の生命であり、生活であり、青年は社会主義未来の主人公であり、建設者です。
ところが、いまの青年世代は国が試練を経ていた苦難の時期に生まれ育ったため、朝鮮式社会主義の真の優越性にたいする実際の体験やイメージに欠けており、はなはだしくは一部まちがった認識までもっています。
いくら困難が折り重なり、なすべきことが多くても、朝鮮革命のつぎの世代を社会主義建設のたのもしい主体として準備させることより緊切で、重要なことはありません。
世界観が形成され、強固になる青年時代に社会主義を確固たる信念とするように正しく教育することこそ、青年組織がおこなうべき優先的な活動です。
青年同盟組織は、青年たちを社会主義思想でしっかり武装させる活動をたえず深化させなければなりません。
社会主義はどんな社会であり、朝鮮式社会主義の本質的特徴と優越性は何であるかを原理的に、対照的に体得させることが重要です。
とくに、社会主義・共産主義思想の核心である集団主義思想をわれわれの社会の誇るべき現実と結びつけて深く認識させ、「一人はみんなのために、みんなは一人のために」というスローガンが青年自身の要求となるようにすべきです。
こんにち、われわれの社会主義祖国が到達した国力と地位、人民の尊厳と権益、幸福な未来を全的な責任をもって保障できるわれわれの制度のありがたさ、他の社会ではあえてまねることも、模倣することもできない社会主義大家庭の美しく特有な美徳と美風がわれわれの青年自身の大きな自負、誇りになるようにすべきです。
困難な試練のなかでもわれわれの新しい世代と人民にほどこされるわが国の社会主義制度の恩恵がどれほど大切であり、高価なものであるかをすべての青年がよくわかるように各面から根気よく教育しなければなりません。
社会主義にたいする信念は、その正当性と勝利の必然性、その偉業遂行の合法則性を確信するときにより強固なものになります。
突きあたるあらゆる障害をきりぬけ、朝鮮式社会主義を成功裏に建設することのできるもっとも正確な進路と戦略戦術は、わが党の政策に集大成されています。
新しいものを志向し、熱情に燃える青年に、党の声で真の理想と抱負をいだかせ、偉勲創造へと奮起させることが、われわれの青年組織の日常的な活動にならなければなりません。
青年同盟組織は青年たちにわが党の政策の真髄をよく認識させ、その実行のための仕事の手配を綿密におこなって、彼らが信念と楽観にみちて社会主義建設に寄与する愛国的な闘争に立ち上がるようにすべきです。
こんにち、われわれの青年を社会主義を信念化した愛国青年として準備させるうえで重要なのは、千里馬時代の青年の思想精神と闘争気風に見習うようにすることです。
1950年代、1960年代の青年たちは社会主義・共産主義理想を信念とし、刻苦奮闘して千里馬の奇跡を生みだし、この地にもっともすぐれた社会主義をうちたてました。
伝説のような千里馬時代に青年たちが発揮した党への忠実性と勇敢さ、数々の英雄的な偉勲談と美談をもって教育活動を斬新、かつ着実におこなって、すべての青年が前の世代の青年のように生き、社会主義の明るい未来をたぐり寄せるために果敢に立ち上がるようにすべきです。
これとともに、社会主義、集団主義に反する資本主義思想、利己主義をはじめとする反動的な思想要素との妥協のないたたかいを通じて、青年たちが社会主義にたいする信念をかためるようにすべきです。
社会主義愛国青年同盟に提起される重要な課題は第二に、第8回党大会の決定を貫徹するための実際の闘争を通じてすべての青年を栄誉ある社会主義建設者に育てあげることです。
愛国熱に燃える青年の気概と風貌は、自分の世代の歴史的使命を果たすための実践過程、鍛練過程で昇華され、強固なものになります。
第8回党大会は、朝鮮式社会主義をいっそう強大で裕福な道に導くもっとも科学的で発展志向的な標柱をうちたて、政治、経済、軍事、文化をはじめとする各分野の具体的な課題を明確に提示しました。
わが党が構想している社会主義建設の展望目標はすなわち青年の理想であり、青年大衆の進取的で積極的な闘争なくしては、いかなる偉大な変革も期待することができません。
われわれが青年を社会主義建設闘争の突撃隊におしたてるのは、青年隊伍のみちあふれる力をもって革命活動を促進しようとするところにもありますが、それよりはその過程を通じてわれわれの後続部隊を勇敢無比な青年闘士、いかなる困難にも屈することのない社会主義建設者に育てあげるためです。
類例のないきびしい形勢のもとで膨大な革命課題を遂行しなければならないこんにちの時代に、われわれの青年は「社会主義建設の誇らしい闘争で愛国青年の気概をとどろかそう！」というスローガンをかかげていかなければなりません。
青年同盟組織は、すべての青年が社会主義愛国青年の高い栄誉と誇りをいだき、第8回党大会の決定貫徹において青春の知恵と勇猛を遺憾なく発揮するようにしなければなりません。
党政策の貫徹で労働党員があつい火種になり前衛的闘士になれば、われわれの青年は燃えあがる炎になり、突撃闘士になるべきです。
5ゕ年計画の遂行において青年が創造と革新の炎を強く燃えあがらせなければなりません。
青年同盟組織は、5ゕ年計画遂行のための同盟活動計画が空言にならないように青年大衆の熱意と創意性を積極的に奮起させ、すべての青年が課された人民経済計画を日別、月別、四半期別に確実に実行するように不断に励まし、助けなければなりません。
奇跡はおのずとおこるものではなく、集団の力がひきだされ、競争の熱風がまきおこるときにのみ創造されるのです。
青年同盟組織は、追いつけ追いこせ・見習い運動と経験交換運動を活発に展開する方向で青年突撃隊運動、青年分組・青年作業班運動をはじめとするさまざまな大衆運動を着実に展開して、経済建設の各部門が青年の集団的・連帯的革新によってわきたつようにすべきです。
青年たちが自分の部門、自分の単位に課された困難な課題を率先してうけもって突破口を開くようにし、その過程で新しい基準、新しい記録を創造して偉勲をたてる労働革新者、青年英雄がより多く輩出するようにすべきです。
青年同盟組織は、骨の折れる部門に志願した殊勝な青年たちを大いに励まし、おしたて、彼らがりっぱな決心と理想をあくまで実現するよう組織的な支持と声援をおしみなく寄せるべきです。
新しい革新と大胆な創造、たえまない前進を求めるこんにちの躍動する時代は、現代科学技術で武装し、 つきせぬ探究の精神を身につけた青年たちの活動舞台です。
青年同盟組織は、青年科学技術行軍をいっそう積極的にくりひろげて、青年のあいだで新しい技術と発明、創意考案が続々と生みだされ、増産闘争、創造闘争を科学と技術をもって先導する実力家、有望な人材が育つようにすべきです。
科学部門の青年と大学生が、社会主義建設の前途は青年世代の頭脳と科学技術水準にかかっているということを銘記し、世界と競争する大きな胆力と抱負をもって専攻分野の先端科学技術を身につけるため全力をつくすように力強くうながすべきです。
祖国防衛は、社会主義偉業の遂行において一時もおろそかにできない重大な国事であり、血潮たぎる青年のもっとも神聖な義務です。
青年同盟組織は、青年が祖国防衛と青春を一つに結びつけ、軍隊服務を最大の栄誉とし、誇りとする愛国心をもつように教育し、日常的に国家防衛と不意の事態にそなえるように不断に自覚させなければなりません。
武力部門の青年同盟組織は、すべての青年軍人が社会主義祖国の防衛線を鉄壁のごとく守り、人民の安寧を死守する軍事任務の遂行で軍功と偉勲をたてるように導き、彼らが今後も軍隊服務時期のように社会主義建設の持ち場で中核的な役割を果たすように思想的・精神的成長に力を入れなければなりません。
社会主義愛国青年同盟に提起される重要な課題は第三に、青年を社会主義道徳と文化の真の主人にすることです。
わが党は社会主義建設をおしすすめるうえで、われわれの社会の固有ですぐれた道徳と文化を固守し、継承発展させることに特別な力をそそいでいます。
われわれが建設する強大な社会主義国家は当然、道徳と文化の面でも優秀で、発展していなければならず、ここで青年の果たす役割は非常に大きいのです。
青年が道徳的に健全で文化水準の高い国はいかなる場合にも微動だにせず、たえず発展することができますが、青年世代が堕落すればそのような国には明日がありません。
党の意図は、朝鮮革命のまえの世代が創造した美しくてりっぱな社会主義道徳と文化生活気風が青年世代を通じて変色なく後世にうけ継がれ、いっそう輝くようにするということです。
青年同盟組織は、青年のあいだで高尚な道徳的気風と豊かな文化生活気風を確立することを社会主義偉業の命脈をつなぐ重大な課題とみなし、この活動を責任をもってすすめなければなりません。
青年にわが民族の良風美俗と集団主義にもとづく道徳観をしっかり植えつけて、道徳生活、道徳的気風の基礎からよくきずくようにすべきです。
青年の言行や髪型、身なりを見るだけでも、彼の属している青年同盟組織の活動状況がよくわかります。
青年同盟組織は、自分の組織の青年が言葉使いや礼儀作法、公衆道徳をよくわきまえて自発的に守り、つねに身なりを端正に、高尚にする習慣を身につけるよう要求の度を強めるべきです。
社会主義建設闘争において障害と難関が多いほどたがいに助けあい、導きあう共産主義的気風がより強く発揮されなければならず、徳と情によって朝鮮式社会主義を完成しようというのがわが党の意志であり、理想です。
わが党は、他人の悲しみを自分の悲しみのように思い、他人の喜びを自分の喜びとみなす気高い共産主義美徳が青年の生活となり、われわれの時代の真の姿を見せる美しい美風が青年のあいだでより多く発揮されることを期待しています。
青年同盟組織は、青年が文化水準を高め、社会主義の新しい文明の創造で先駆的役割を果たすことにも注目しなければなりません。
重要なのは、青年の特性に即して革命的な歌謡や詩、小説のような文学・芸術作品を通じての教育活動を中断することなくおこない、弁論集会、発表会などさまざまな政治・文化活動を広くおこなうことによって、青年が豊かな文化的素養を身につけてつねに健全で高尚な生活をいとなむようにすることです。
大衆スポーツ活動と大衆文化・芸能活動を活発におこなって、全国に喜びとロマン、躍動する雰囲気がみなぎるようにするうえで青年同盟組織と青年が主動的役割を果たさなければなりません。
現段階において朝鮮式社会主義の本態を曇らす危険な毒素は、反社会主義・非社会主義的行為です。
いま、全社会的に反社会主義・非社会主義的行為を一掃するための一大掃討戦がくりひろげられていますが、この闘争はわれわれの青年の純潔と未来を守り、すばらしい社会主義のすみかをもたらすいま一つの階級闘争、愛国闘争です。
青年同盟は、反社会主義・非社会主義的行為との闘争に組織の力を最大限にひきだし、青年大衆をこぞってふるいたたせなければなりません。
青年のあいだで悪性腫瘍のような反動的思想文化の弊害と悪結果をはっきりと認識させ、それとのたたかいを彼ら自身の活動にかえ、反社会主義・非社会主義的行為を助長したり青年の健全な精神をむしばむささいな要素も絶対に黙過してはなりません。
基本は、青年のあいだにあらわれる不正常な動向と心理変化を敏感にとらえ、異質な生活風潮が浸透できる隙をもれなく掌握し、必要な事前対策をたてることによって青年の運命をしっかり保護することです。
全同盟が反社会主義・非社会主義的行為との闘争が一寸も退くことのできないするどい対決戦であるという覚悟をもって数百万の青年を総決起させ、青年の熱烈な正義感、肯定の力によって不正の芽、不純の毒草を根絶しなければなりません。
青年活動において提起される問題が少なくありませんが、わが党は以上の三つの課題遂行に同盟の活動を志向させていくならば、社会主義愛国青年同盟が時代と革命にたいして担った自分の栄誉ある使命と本分を果たすことができると思います。
発展する革命の要請に即して青年運動を新しい時代の求める高さに引き上げるためには、社会主義愛国青年同盟の戦闘力を全面的に強化しなければなりません。
青年の政治生活に責任をもち、彼らを導いていく青年同盟組織の機能と役割を強めてこそ、すべての青年を社会主義建設に献身する愛国青年としてしっかりと準備させ、同盟活動を活発におこなうことができます。
青年同盟組織は、その使命と任務にふさわしく同盟の内部活動に力をそそがなければなりません。
すべての青年同盟組織に党の路線と政策をそのつど正確に伝達・浸透し、無条件実行する整然たる体系を確立し、ひたすら党の指示通りに活動する強い規律を確立しなければなりません。
同盟の組織・思想生活を正規化・規範化し、それにたいする指導を改善するのが重要です。
学習会、講演会をはじめとする内部教育体系を定期的に運営し、革命戦跡、革命史跡の踏査と各教育拠点にたいする参観を着実におこなって5大教育をたえず深化させ、同盟活動のすべての契機が威力ある思想教育過程となるようにしなければなりません。
青年の教育で行事式、体裁づくりを徹底的に警戒し、われわれの時代の青年の思想感情と情緒、意識水準にあわせて思想の浸透力、感化力を高めるための新しい教育方法をたえず探求し適用しなければなりません。
青年は新しいものに敏感で、感受性が強いのですから、報道出版物とマルチメディア編集物など各種の教育手段とともに、発展した情報技術手段を青年の教育に大いに活用するための対策をたてなければなりません。
同盟員にたいする組織生活指導において基本は、すべての青年が同盟規約と規範をよく知り、いかなる条件と環境のなかでも厳格に守る気風をたてるようにすることです。
一部の青年同盟組織が、諸々の条件や口実にかこつけて同盟生活総括と定期総会を正常におこなわず、任務分担もせずに無為にすごしている弊害を克服しなければなりません。
いま、違法行為、犯罪行為にまきこまれる青年たちを見ると、例外なく組織から離脱した者や組織の統制をうけたがらない者です。
青年同盟は組織生活離脱者、無所属者の問題を解決することを急務とし、一人の青年も組織の指導と保護からぬけないようにし、革命課題の遂行と経済・道徳生活に問題のある同盟員にたいする教育を方法論をもってねばり強くおこなわなければなりません。
基層組織をしっかりと整え、それを強固にすることに全同盟強化の保証があります。
青年同盟は、「全同盟が初級団体を支援しよう！」というスローガンをひきつづきかかげていくべきです。
青年同盟は、初級団体委員長が独り立ちできるように手間をかけて援助し、模範初級団体をつくり、その経験を一般化する活動を着実におこなうべきです。
ここで注目を払う問題は、初級団体が活発に活動できるように、上級同盟組織が仕事の手配を実情にあわせて正しくおこない、課題をはっきりとあたえてその実行を厳格に掌握、統制することです。
基層組織を強化するうえで中核青年の隊伍を拡大し、彼らの役割を強めることが重要です。
全同盟的に時代の典型に見習うための活動を力強く展開し、基層組織でも手本となりうる青年をさがしだして彼らをおしたて、中核青年がたちおくれた同盟員を積極的に教育改造するようにして、愛国青年の隊伍をふやしていかなければなりません。
市・郡青年同盟委員会は、同盟組織の強化発展と同盟員にたいする組織生活指導で占める位置を深く自覚して初級組織を強化し、青年を組織生活を通じてきたえるための活動を周到におこなわなければなりません。
中央と道・市・郡青年同盟委員会で基層組織に社会的課題をむやみにあたえて、同盟の内部活動をおこなうことをできなくする偏向が絶対にあらわれてはなりません。
変化した現実と環境に即して活動体系と秩序を正しくたてなければなりません。
中央から道、市、郡にいたる各級青年同盟組織は、青年教育活動を作戦し主管する参謀部としての役割を円滑に遂行することができるように、青年教育活動が現実と密接に結びつけられるように機構と陣容を整備し、任務分担を正確にしなければなりません。
いま、農村をはじめとする一部の地域や単位で青年同盟員の数が減り、同盟員にたいする組織生活指導でいろいろ不合理な問題が提起されているので、基層組織を合理的に構成し、組織生活体系を改善するための対策も講じなければなりません。
青年同盟の活動で実際の転換をもたらすためには、青年同盟活動家の責任感と役割を一段と強めなければなりません。
青年同盟強化のキーポイントは、青年同盟活動家の役割の向上、水準の向上です。
いま、青年同盟の活動家のなかには臨時観念にとらわれて活動に専念せず、勤務年限になるまで適当に仕事をする偏向があらわれています。
青年同盟のなかに存在する臨時観念と無責任な活動気風を一掃せずには、青年活動においていかなる革新的変化をも期待することができません。
青年同盟の活動家は、青年を真の社会主義建設者、愛国青年に育てる政治活動家であるという強い自覚をもって彼らの今日だけでなく、明日にも責任をもつ立場にたって同盟活動にとりくまなければなりません。
高い政治的眼識と熱情、強い展開力と統率力をもってうけもった活動に全身全霊をかたむけてりっぱにやりとげ、何事であれ創意的に考え、大胆に革新的に展開していかなければなりません。
全同盟の活動家が青年のなかに深くはいって党政策をわかりやすく解説する近しい宣伝者、青年たちと苦楽をともにしながら彼らを正しい道に導く誠実な援助者にならなければなりません。
青年同盟の活動家は党の革命思想と革命観でしっかり武装し、多方面な知識と高い文化的素養、気高い品性とあつい人情味を兼備した内も外もすばらしい万能家にならなければなりません。
全同盟的に講習、現実体験、再教育など青年同盟の活動家の水準を高めるための活動を着実におこない、とくに市・郡青年同盟委員長をしっかり準備させることに力をそそがなければなりません。
全党的、全社会的に青年同盟の活動を積極的に後押しし、青年の教育に手間をかけなければなりません。
青年同盟の活動を党活動の一部分とみなし、積極的に後押しして、青年が自分の本態と血筋をはっきりと知り、革命の代をしっかりとうけ継いでいくようにするのはわが党の青年重視思想の基本的要求です。
革命のつぎの世代である青年を育てる活動に手間をかけてこそ、前の世代が流した愛国の血と汗が無駄にならず、祖国の未来が明るくなるのです。
すべての党組織と党活動家は、わが子をりっぱに育てておしたてる親の心で青年同盟の活動と青年の教育に深い関心を払い、真心をつくさなければなりません。
党の責任幹部からして青年の教育問題をつねに気づかい、解決方途を模索し、党委員会の各部署と活動家が青年活動を実質的に助けるように要求の度合いを強め、目的意識的に活動を組織しなければなりません。
青年同盟組織に大きな仕事を大胆にまかせるとともに、同盟組織がおこなう活動も積極的に支持し、りっぱな結実を結ぶように後押しすべきです。
青年同盟の活動家を党にかぎりなく忠実で、軍隊服務や労働現場できたえられた青年たちでかため、彼らの栄誉と自負を高め、将来の問題も責任をもって解決しなければなりません。
すべての党組織は青年同盟の活動にたいする党の指導のモデル単位・典型単位創造運動を着実にすすめて、青年同盟組織が活発に動き、青年の教育で実質的な変化がおこるようにすべきです。
党中央委員会勤労者団体部は、青年活動を第一とし、青年同盟の活動を改善するための革新案をうちだす作戦部署として活動方向を転換し、各級党委員会の勤労者団体部署が活動気風を一新するように正しく掌握し指導すべきです。
全人民が青年教育の主人となり、全社会的に青年を愛し、おしたてなければなりません。
すべての幹部と勤労者は、誰もが祖国の未来である青年の教育者、師となって彼らを集団主義思想と愛国主義、高尚な人生観を身につけた社会主義的人間に育て、青年活動で提起される問題を積極的に解決していくのが社会的気風となるようにすべきです。
こんにち社会主義愛国青年同盟には、青年同盟第10回大会を契機に朝鮮青年運動の新しい全盛期を開いていくべき栄誉ある課題が提起されています。
わが党と人民は、祖国の数百万の息子、娘たちが革命烈士がゆずりわたしてくれた忠誠と愛国のバトンをしっかりうけ継ぎ、社会主義共産主義の明るい未来をはやめるためのたたかいで朝鮮青年の英知と気概を遺憾なく発揮することを期待しています。
わたしは、すべての青年同盟組織と青年たちが党の指導のもとに社会主義愛国青年同盟の旗を誇らかにひるがえし、革命の新しい勝利をめざす歴史的進軍路で自分の聖なる使命と本分をまっとうするものと確信しています。