万景台革命学院と康盤石革命学院の創立75周年記念行事でおこなった演説
2022年10月12日
金正恩
愛する革命学院の生徒のみなさん!
尊敬する革命学院の教員のみなさん!
意義深い創立記念日に際して懐かしい故郷のわが家を再び訪ねた革命学院の卒業生のみなさん!
革命学院のすべての幹部と従業員のみなさん!
親愛なる同志のみなさん!
わが党と全国人民の祝福のなかで万景台革命学院と康盤石革命学院の創立75周年を迎えたみなさんに祝意を表します。
あわせて、革命学院時代の固い決意を心に刻みつけ、今この瞬間も祖国の防衛線や社会主義建設の各分野で党と人民のために献身しているすべての卒業生にも熱烈な祝賀と激励のあいさつを送ります。
この場を借りて、党と祖国のために、人民の幸福と次世代の明るい未来のために高貴な生を惜しみなくささげた革命烈士たちに崇高な敬意を表するとともに、烈士たちが果たせなかった忠誠と愛国の道に清らかな良心を変わることなくささげている遺族のみなさんにも温かい真情を伝えるものです。
革命学院の生徒のみなさん!
革命学院の卒業生のみなさん!
常に会いたいと思っていたみなさんと今日このように由緒深い万景台の革命学院の校庭で会い、意義深い席をともにすることができて喜びを禁じえません。
万景台革命学院と康盤石革命学院の75年にわたる沿革史は、わが党が革命烈士に対する道徳・信義を固く守ってきた歴史、革命偉業の継承を生命とし、革命家の後進育成に真心を傾けてきた歴史です。
金日成同志の臨席のもとに開院式がおこなわれた1947年10月12日から始まった革命学院の発展行路は、事実上わが共和国の歴史、正規の革命武力の歴史に相当するといえます。
建国・建軍に先だって革命を担っていく柱を育てる学院から建て、そこで育った不屈の革命家を中核としておしたて国家と軍隊の発展を主導してきたのがわれわれのチュチェ革命です。
領袖の懐で生まれ、党の指導のもとに革命人材育成の原種場として強化され発展してきたわれわれの革命学院は、白頭山できりひらかれたチュチェ革命の命脈を代を継いで力強く継承していく聖なる長い道程に大きな貢献をしました。
苦しいときにも、困難なときにも、ひたすら領袖のみを信じ、革命のために、人民のために自分の貴重なすべてをささげ、わが国家、わが軍隊の成長を力強く促していく愛国忠臣を数多く育てあげ、党のまわりに不敗の城壁をきずいたことはわれわれの革命学院の不滅の功績です。
真の革命家の信念と不屈の精神を生命力として前進するチュチェ偉業の永遠なる活力を保証する、このように偉大な革命の家をもっていることは、わが党と人民の大きな誇りであり、わが国家の限りない繁栄の源です。
革命烈士が残していった子女を堅実な革命家にりっぱに育てて、彼らが革命隊伍で中核のなかの中核になり、どの部門、どの持ち場でも前進や発展の先駆者になるようにすることが、わが党が一貫して堅持しゆるぎなく具現してきた遺児教育思想です。
革命家の遺児が全国の人民と共に、そしてその人民の先頭にたって党の指導に忠実にしたがってきたため、われわれの偉業は歴史の厳しい風波のなかでも自己の赤い色彩を変わることなく固守しながら勝利のみをおさめることができたのです。
実際、抗日烈士の血のにじんだ制服を真っ先に着て革命学院の開院式に参加し、金日成同志の演説に接した初の世代の卒業生は、苛烈を極めた祖国解放戦争の時期、 最高司令部を擁護し、偉大な戦勝をもたらすことに血をもって寄与し、社会主義建設の時期には党と国家の要職や革命の持ち場で中枢的かつ中核的な役割をりっぱに果たしました。
革命学院の卒業生が誠実な努力や血と汗をもってつみあげた一つ一つの成果は、そのままわが国家の発展と人民の福祉増進を支える強固な礎となり、肥沃な土壌となりました。
革命学院出身者の中には延亨黙、朴松奉、沈昌完、金永春同志をはじめとして、党に限りなく忠実でチュチェ革命偉業の勝利のために自分のすべてを惜しみなくささげてたたかった忠臣が数えきれないほどたくさんいました。
玄哲海同志もほかならぬ万景台革命学院の出身です。万景台革命学院の卒業生のなかから三人の共和国政府首班と三人の朝鮮人民軍元帥が輩出し、三重英雄、二重英雄を含めて数十名の英雄が輩出したという事実は、革命家の遺児にたいする党と領袖の信頼がいかに厚いものであり、彼らをわが国家の大黒柱に育てるためにいかに多くの労を費やしてきたかを雄弁に物語っています。
革命家の思想と精神を第一の財産とし、父母の遺志と勲功が遺児たちの生活と闘争のなかでいっそう輝くように革命を導くのがわが党であり、この朝鮮労働党特有の継承偉業によってチュチェ革命は代を継いで生き生きと発展しているのです。
万景台の血統を永遠につないでいく強い意志を、正しい革命家後進育成思想と指導によって実現していくわが党の責任ある努力によって、万景台革命学院と康盤石革命学院はとわに継承の真の血筋として、朝鮮労働党の学院としての革命的性格と使命に忠実であるでしょう。
同志のみなさん!
世紀と世代を継いで勝利のみを重ねてきた朝鮮革命の前途には、依然として踏み越えなければならない高い山が少なくありません。
われわれが遂行しており、かならず完遂すべき前人未踏のこの革命は、自らの力にのみ依拠してきりひらいていかなければならないため、立ちはだかる困難や挑戦も容易なことではありません。
新たなチュチェ100年代になしとげた成果と、そのために今日わが国家が到達した地位と国力は前例をみないものであり、われわれは不屈の意志力と革命的な団結力、非常な闘争力によってあいつぐ国難にうちかち、社会主義建設を力強くおしすすめる過程を通じて貴重な経験を積みました。
われわれはいくらでも自らの力で勝利することができますし、今より厳しい逆境にあっても、今後いかなる危機に直面しても、自尊と自信をしっかりと守り、朝鮮式の発展戦略を着実に実行しながら社会主義のたえまない前進をとげなければなりません。
最悪の試練のなかでも果敢かつ用意周到な闘争で最高の国光を達成するためには、何よりもまず、すべての戦線、すべての哨所を鉄壁の革命陣地にきずきあげ、課された任務を完璧に実行するうえで老練な指揮メンバーや信頼に足る中核が必要です。
チュチェ革命の担い手としての成長期を革命学院でおくり、また、現在おくっている革命家の遺児がいかに働き、いかに準備されるかによって、わが党と国家、軍隊の現段階の変化・発展と将来の運命が左右されるといえます。
それゆえ、わが党が革命学院創立75周年記念行事にとりわけ大きな意義を付与し、今日はここ万景台で院児と卒業生の大会合を催し、祖国と人民の要求と期待を改めて銘記させるのです。
革命家の遺児が奮起して自分の持ち場、自分の単位でたえまない革新と前進のための闘争の先頭にたつことによって、社会主義建設の全面的発展のための高い目標を達成することに寄与し、その気高い垂範によって大衆をふるいたたせるならば、今日の難局を乗り越え、革命をすすめるうえで新たな前進をもたらすことができるでしょう。
われわれは、万景台革命学院と康盤石革命学院の創立75周年を分水嶺として、革命家の遺児を教育する事業に新たな転換をもたらさなければなりません。
これは、現段階において革命の要求であり、革命学院にたいするわが党と人民の強い期待です。
万景台革命学院と康盤石革命学院は、チュチェ革命の大黒柱、根源をいつまでもゆるぎないものにし、その偉大な精神力によってすべての革命隊伍を精鋭化する聖なる偉業遂行に大いに寄与できるりっぱな人材を育成する原種場です。
チュチェ革命の血脈をしっかりとつないでいく中核的な幹部候補、チュチェ革命偉業遂行で中枢的役割を果たす柱を育成すること、まさにこれが万景台革命学院と康盤石革命学院の基本的任務です。
革命学院で生徒を烈士の闘争精神と不屈の気概を思想的・精神的特質として受け継いだ精神力の最強者に育ててこそ、革命の赤旗が色あせず、われわれの革命陣地がいかなる不健全な思想にも染まらない純潔な全一体として強化されるのです。
革命家の遺児をチュチェ革命のバトンをしっかりひきついでいく頼もしい継承者、わが党の思想一点張りの精粋分子に育てることに学院活動全般を志向させるべきです。
つねに強調していることですが、革命性は絶対に遺伝するものではありません。
父親が革命家だからといってその子どもが自然に革命家になるわけではなく、その実例はわが国はもちろん、世界革命運動史でもいくらでも見いだすことができます。
領袖にしたがう忠誠心から人民につくす真情と確たる信念、頑強な闘争力と人間的な誠実さにいたるまで革命家の思想的・精神的特質をなすすべての要素は、どれもが革命的教育と学習、たゆみない自己修養と実践を通じてのみ培養されるものです。
革命学院では政治・思想教育を最優先し、これに注力しなければなりません。
わが党がおしたてる革命の血統は、ほかならぬ思想的血筋であり、革命学院の生徒を烈士の思想と信念、忠実性の伝統をしっかりとうけついでいく中核的な幹部候補に育てることは、昨日も今日も明日も変わらぬ革命家の遺児教育の中核です。
革命家の遺児は出身や学歴、職業ではなく、党を支える心と革命精神で人並みはずれ、人民のための献身と闘争功績によって集団と社会のまえに堂々とたたなければなりません。
党へのかぎりない忠実性が革命家の遺児のすみかである万景台革命学院と康盤石革命学院の第一の家風、第一の校風となり、革命学院の生徒の胸で永遠に変わらない信念の血となって脈打つようにすることに思想教育の重点を置くべきです。
わが革命は昨日と同様、今日も明日も党を絶対的に信頼ししたがう絶対不変の信念として守られ、前進します。
革命学院の院児に科学技術知識を習得させる前に、いかなる逆境のなかでも変わらない純潔な道義心、党の信頼にあくまで忠実であろうとする透徹した覚悟と意志をそれぞれの胸にゆるぎない柱としてうちたてなければなりません。
革命学院の院児に烈士の革命精神、革命家の気概をうえつけるための活動にひきつづき大いに注力しなければなりません。
何万遍倒れようとも敵を討とうという革命闘志を言葉や歌ではなく、特有の闘争信条とし、実生活に具現する先導者になり、党の思想と政策をうけとめ貫徹する政治意識や、国家の施策にしたがい自分の職務を完璧に遂行する活動姿勢をはじめとして、あらゆる面で模範的な人であってこそ、革命学院の出身だと堂々といえるのです。
抗日革命烈士と偉大な戦勝をもたらした英雄世代の闘争史を院児が完全に自分のものにするようにさせる一方、彼らの胸に党と革命にかぎりなく忠実であった前の世代の高潔な精神を深くうえつけなければなりません。
党の偉業につくした忠臣として一生涯を輝かせた父親たちの精神世界について、彼らが闘争と生活の瞬間瞬間にどんなことを考え、いかに革命に忠実であったかということを具体的な細部にいたるまで一つ一つ深く認識させることが必要です。
今日、この万景台の校庭で革命家の遺児と意義深い席をともにして、改めて胸に迫るのは党の偉業にかぎりなく忠実であった初の世代の革命学院卒業生のことです。
わが党は、革命家の遺児の精神的成長に手間をかけて正しく導き、彼らがみな前の世代の忠臣の高潔な精神と革命家の品格をそのままうけつぐことを求めています。
革命学院では、すべての院児を初の世代の卒業生のような忠臣に育てあげることを重要な目標とし、忠実性教育、革命伝統教育を原理的に、着実に、強力におこなわなければなりません。
愛国をぬきにして革命について考えることはできません。
われわれが立ちはだかる試練をのりこえながら革命を進める目的も、結局は一日も早くわが国、わが祖国に富強・繁栄をもたらすことにあります。
革命学院の生徒が愛国はすなわち革命であることを肝に銘じ、常に心のなかに共和国の旗を抱いて生き、祖国の偉大な尊厳とかぎりない繁栄のためにすべてをささげるという強い覚悟をもつように教育しなければなりません。
革命学院では生徒の階級的意識を高めるための教育活動を一時も中断せず、粘り強く実効があらわれるようにおこない、院児が自分の階級的本源を常に自覚し、烈士たちが血をもって守りぬいたわれわれの階級陣地を固守するうえで猛獣になる決意を固めるようにすべきです。
革命学院では集団主義教育をさらに強化し、すべての生徒が「一人はみんなのために、みんなは一人のために!」というスローガンを人生の基準、闘争と生活の鉄則とし、何事においても個人の利益より集団の利益を重んじ、同志のために喜んで献身する共産主義的気風を高く発揚するようにすべきです。
万景台革命学院と康盤石革命学院では、生徒を高尚な道徳・倫理が身にしみついた真の人格者として育成することに深い関心をはらわなければなりません。
革命学院では、生徒が幼いうちに肉親のもとを離れて生活する状況下で、父母の分まであわせて社会公衆道徳はもちろん、日常生活で守るべき細かい礼儀作法も院児に正しく教えなければなりません。
万景台革命学院と康盤石革命学院では、教授・教育活動において全国のモデル学校、他の教育単位が見習う学校の上の学校にならなければならず、とくにわが人民軍を先端化された近代的な軍隊に革新することに寄与する軍事人材後進の育成を重大な任務とすべきです。
党と国家の施策によって全般的12年制義務教育制が実施されてから10年になりますが、いまだに満足すべき水準に達していないわれわれの中等一般教育を確実な中興と飛躍の軌道にのせるうえで革命学院が先駆者となり、モデルを創造しなければなりません。
万景台革命学院の教育条件と環境がりっぱに一新されたのですから、授業法と教育の質をいっそう改善するために注力しなければなりません。
情報化・知能化された教育施設を積極的に活用するとともに、世界的にすすんだ授業経験と最新科学技術資料を広く導入し、われわれの方式の人材育成方法論を確立することが重要です。
優れた才能と実力を備えた生徒、わが軍隊の未来を十分に担ってたつ軍事人材の後進をより多く育成することを目標とし、英才教育を発展させていくべきです。
康盤石革命学院でも校種別に革新的かつ効率的な授業法を積極的に探究・適用し、とくに経済学科目の授業を発展する現実に接近させることに注力して国家建設で大役をはたす女性幹部候補をりっぱに育成しなければなりません。
万景台革命学院と康盤石革命学院の生徒にたいする軍事教育を強化することが重要です。
万景台革命学院の軍事教育は、生徒を多軍種化・多兵種化された指揮官に育成できる基礎教育の強化に重点をおいて強力かつ力動的におしすすめなければなりません。
康盤石革命学院では、生徒の区分隊の指揮管理能力を高められるように軍事教育の質をいっそう高め、院児の日常生活そのものが区分隊の指揮管理経験をつむ過程になるように要求の度合を強めなければなりません。
万景台革命学院と康盤石革命学院では、 砲兵教育をはじめ実用性のある軍事教育綱領を作成し、軍事訓練を力強く展開して生徒を革命武力の強化に実際に寄与できる有能な指揮官候補に育てなければなりません。
万景台革命学院の生徒に乗馬教育も施し、実弾射撃や水泳の訓練も多く実施するようにした重要な目的は、彼らを真のつわものとして鍛えあげることにあります。
万景台革命学院の生徒が学院時代に高い乗馬術や射撃術、水泳能力を身につければ、戦場でありうる状況を能動的に克服し、課された戦闘任務を円滑に遂行できる万能戦士、野戦指揮官に鍛えることに大いに役立つでしょう。
万景台革命学院では、各種の模擬訓練機材の利用率もさらに高めなければなりません。
革命学院の生徒が前線地帯を踏査したり、人民軍区分隊に行って兵士生活をしたりする期間が実際に戦闘単位の実情を把握し、軍務生活の貴重な体験を得る機会になるよう正しく組織・指導すべきです。
生徒をわきたつ現実のなかで鍛えることも重要な教育方法の一つです。
革命学院の生徒を貴公子、貴公女のように蝶よ花よと育てるよりは、現実のなかで鍛えながら鋼鉄のようにたくましくなった真の革命人材に育成することが重要です。
今回、万景台革命学院の生徒を大平地区の住宅建設に動員した目的も、院児が現実のなかにはいって党政策の正当性を痛感し、愛国の精神を養い、強い意志と困難克服の精神を培い、働く方法も習いながら祖国の将来を担っていく柱として育つようにすることにあります。
革命学院では、閲兵式と軍事訓練、社会主義大建設、農村支援など各契機に、試練と難関を前にしても躊躇せず、ひたすら前へ突進していく強靭な意志と精神力を生徒に培わせるための活動を目的意識的に手配し、粘り強く実践しなければなりません。
白頭山地区の革命戦跡踏査も、生徒が脚絆を巻き雪道を踏み分けながら行軍し、自分の手でたき火を焚き炊事もしながら抗日パルチザンの百折不撓の闘争精神を書物に記された文章ではなく、実際の体験を通じて胸に深く体得する過程となるようにすべきです。
生徒を多方面にわたって準備のできた革命人材に育成するための教育にも相応の関心を払わなければなりません。
高い文章力と発表力は革命の指揮メンバーが備えるべき必須の資質の一つです。
革命学院では、生徒に毎日日記を書かせ、読書発表会と作文発表会などもしばしば催して、院児が幼いときから自分の意思を十分に文章で表現し、正確に発表する能力を身につけるようにすることが重要です。
革命学院では、生徒が大衆ととけあって歌もうたい、踊りも踊り、スポーツも楽しみながら彼らの心を揺さぶり、集団の雰囲気をコントロールする豊かな文化的素養を身につけるように手間をかけなければなりません。
革命学院の生徒のみなさん!
みなさんにたいするわが党と人民の期待はたいへん大きく、重いものです。
私は、学院の校歌を力強く歌いながら元気に育っているみなさんの雄々しい姿を見るときがいちばん嬉しく、みなさんの清らかなまなざしから明るいわが国家の将来を見通し、党と革命の柱として活躍するみなさんのりっぱな姿を思い描いています。
革命学院の生徒は、自分の準備が不十分であれば今後、党から重要な哨所を任されても守れなくなるということを銘記し、党と人民のために大役を果たせる文武を兼備した軍事政治活動家になるために積極的に努力しなければなりません。
千金のように大切な学院時代の一日一日をむなしくおくることなく、学びに学び、さらに学び、組織生活に意識的かつ誠実に参加して、革命性と組織性、規律性を培養しなければなりません。
私は、万景台革命学院と康盤石革命学院の教員が誰より難しい教授課題を引き受け、革命家の遺児の実の父母、肉親になって人知れぬ苦労をしていることをよく知っています。
革命学院の教員のみなさん!
新しい時代の教育革命は本質において教員革命です。
革命学院の生徒をチュチェ革命のバトンをひきつぐ真の継承者、中核的な幹部候補に育てあげるうえでみなさんが担っている責任と役割はきわめて重要です。
みなさんはわが党と祖国の万年大計、革命の重大事を担っているという大きな責任感を抱き、常に苦心しながら生徒のための教育活動につきせぬ熱情と闘志、清らかな良心を惜しみなくささげなければなりません。
みなさんは党がもっとも重視する革命学院で仕事をするという自覚を一瞬たりともゆるがせにせず、自ら高い目標を掲げ、自らに鞭打ちながら革命的鍛練と資質の向上に積極的に注力しなければなりません。
熱血の革命家、猛虎を育てる革命学院の教員は誰よりも革命性が強く、愛国熱を体質化し、人間的な面でも完璧でなければならず、教育者としての資質と能力も最高のレベルに至らなければなりません。
革命学院の教員は生徒を肉親の情をもって見守らなければなりません。
生徒にとって思いやりが深いながらも厳格な父母となり、格別の情を傾けて導く兄弟姉妹となって、院児たちがすべての面で完璧な人間に成長するように血肉の情をそそぎこまなければなりません。
革命学院の教員は、可愛いわが子であるほど厳格に育てる父母の気持ちで、生徒が過ちを犯せばじゅんじゅんと諭し、批判も加えて適時に是正するようにし、所定の秩序や準則を遵守するように要求の度合いを強めて、院児たちが幼いときから党からいわれた通りに行動するのを習癖化するようにしなければなりません。
革命学院のすべての活動に画期的な転換をもたらすためには、学院の党組織と責任幹部から活動姿勢と気風を革新しなければなりません。
学院の党組織は学院内に党の唯一的軍指揮体系を確立し、すべての生徒を弾丸のように固くて中身のしっかりつまった革命人材に育てることに党の政治活動の火力を集中すべきです。
学院の党組織は三大革命赤旗獲得運動の炎をさらに燃えあがらせ、青年同盟組織と少年団組織が栄誉の赤旗学級獲得運動と7.15最優等賞獲得運動を活発に展開するように党の指導を強めなければなりません。
学院の党組織は学院内に鉄のような規律をたて、党がもっとも唾棄する非党的・非革命的・非社会主義的な些細な要素も浸透できないように闘争と教育の度合を強めなければなりません。
わが党が力を入れて育む革命学院という花園に、雑草や毒草が根をおろせるすきが少しもあっては絶対になりません。
教育者を政治的・思想的に堅実かつ品行方正で、資質と能力を十分に備えた真の職業的革命家に準備させるための教育と指導をいっそう強化し、すべての教員が党の革命家遺児教育方針の貫徹に専心できるように活動条件と生活条件をよく整えることにも深い関心をはらうべきです。
革命学院の責任幹部は革命家の遺児育成に関する党の思想と方針を徹底的に具現し、党の愛と配慮を院児たちに十二分にゆきとどかせるという重い責任を深く自覚し、つねに党の望み通りに働き、院児たちのために自分のすべてをことごとくささげなければなりません。
人民軍指揮メンバーは、万景台革命学院と康盤石革命学院を強化する活動の主人という観点にたち、献身的にとりくまなければなりません。
革命学院を強化する活動は人民軍の幹部候補育成の初の工程だと言えます。
最近、党は人民軍の軍政幹部隊列を強固にすることについてとくに強調していますが、人民軍指揮メンバーは原種場に種を播き、肥料も与えながら丹念に手入れする気持ちをもって、革命学院の活動で実際の成果が収められるように全力をつくすべきです。
総政治局と国防省、総参謀部は、万景台革命学院と康盤石革命学院の教育事業にたいする政治的指導と政策的指導、実務的指導を深化させ、革命学院の教育条件と院児の生活条件を責任をもって保障し、党が手間をかけて整えた教育施設や設備を正常に運営し、維持・管理し、教育環境を一新するうえで持ちあがる問題もそのつど解決してあげなければなりません。
革命学院の教員が他の教育機関の優れた経験に習い、教育者としての資質を高め、視野を広めるための対策を講じるばかりでなく、学院にたいする給養・供給活動システムを確立し、給養・供給土台も十分にきずくようにすべきです。
各級党組織も革命学院の生徒と卒業生、烈士遺族との活動に深い関心をはらうことについて強調します。
革命学院の生徒が休み期間に帰省すれば、院児との活動を教育的意義があるように、多様におこない、学院の卒業生を重視し、政治生活はいうまでもなく、仕事や家庭のことにいたるまで具体的にほりさげ気を使うのは党組織の本分であり、絶対におろそかにしてはならない重大事です。
党が手塩にかけて育てた万景台革命学院と康盤石革命学院の卒業生を重視し、幹部に登用する活動を正しくおこない、彼らが自分の職務で任された仕事をりっぱにやりとげるように教育し、援助すべきです。
子どもを革命学院に送った遺族ももれなく掌握し、活動と生活で提起される問題を定期的に把握してそのつど積極的に解決して、彼らが小さな雑念や逸脱もなく党と革命に忠誠をつくし、子女にも正しい影響を与えるよう導くべきです。
この場に列席した革命学院の卒業生のみなさん!
われわれの革命陣地、階級的基盤で中核勢力をなし、国の各地域、各部門で活動している革命学院の卒業生は、党の信頼と人民の期待を常に意識し、いっそう奮闘しなければなりません。
今日、懐かしい母校の校庭で刻みつけた革命家遺児の本分と重大な責任を改めて自覚することが、学院卒業生の今後の活動での新たな変化と前進の引火点となり、起爆剤になるものと確信します。
革命学院の卒業生は、自分をれっきとした革命家、中核に育てておしたててくれた党の信頼と期待に報いるために、革命の道に一生涯をささげて祖国の歴史に末永く輝く献身の足跡と偉勲を残した父母の前に堂々とたつために、学院の校庭を離れるときにたてた誓いを守って党の偉業にあくまで忠誠をつくし、人民が実際におかげをこうむる価値のある仕事をより多くなしとげるために覚悟を決め、粘り強く努めなければなりません。
自分が今、万景台の息子・娘らしく生きているのか、革命学院の卒業生らしく働いているのかを自問自答しながら毎日の仕事と生活を自ら厳正に総括し、人一倍の革命意識と闘志、着想力と実践力を発揮する人は、いつでも党に喜びと力を与える実りのある実績をあげるものです。
党の中核、革命の息子・娘であるみなさんは祖国と人民だけを考えなければならず、私心や功名をおいもとめるようなことがあっては絶対になりません。
革命家の遺児は官職や安楽を追求するのではなく、党と革命が信頼して任せた職務をいつも誠実かつ完璧にはたすことで生きがいと喜びを感じるべきです。
これまでと同様、今後もわが党は万景台革命学院と康盤石革命学院の卒業生がみな自分の根本を忘れず、チュチェ革命偉業の勝利の前進をめざした闘争にかぎりなく献身するように積極的に導き、おしたて、あくまで見守るでしょう。
同志のみなさん!
みなさんとともに偉大なわれわれの偉業を完遂し、わが国家と人民を全世界がうらやむようにするための聖なる闘争に私のすべてをささげるという決心が、今この瞬間いっそう固くなっています。
みなさんと同じ血筋をつなぎ、志と情をともにすることは、力と知恵と革命をおこなう誇りによって心身を高揚させる底知れない原動力です。
わが党の第一の支点であり、わが革命の大黒柱、根源を象徴する革命家の遺児が党と人民の大いなる期待に忠実にこたえ、革命隊伍の第一線で朝鮮式社会主義の偉業を強く牽引していくであろうことを確信しつつ、万景台革命学院と康盤石革命学院の創立75周年を今一度熱烈に祝います。
聖なる万景台の血統をしっかりとつないでいく朝鮮革命の前途に永遠なる栄光と勝利あれ!