革命と建設におけるインテリの役割をさらに高めよう
―朝鮮労働党中央委員会の責任幹部におこなった演説―

1990年9月20日
金正日

現情勢は複雑をきわめています。アメリカをはじめとする帝国主義者の反社会主義策動がいっそう露骨になり、多くの社会主義国が資本主義に逆もどりし、深刻な政治的・経済的危機に直面しています。久しい前から社会主義・共産主義をめざす道で肩を組んでともにたたかってきた多くの国が、いまはわれわれに背を向け、帝国主義者と手を握っています。帝国主義者の反社会主義策動と時を同じくして、南朝鮮かいらい一味はいつにもまして「二つの朝鮮」策動に熱をあげ、対話の幕裏で北南間の政治的・軍事的対決をいっそう激化させています。こうした情勢のもとで、党員と勤労者をチュチェ思想で武装させ、党のまわりにかたく結集することが重要です。とくに、インテリとの活動を正しくおこなうことは、きわめて切実な要求として提起されています。インテリは他の階級、階層に比べて、さまざまな思潮の影響を受けやすいので、かれらとの活動に関心を払わなければ、鍛えられていない一部のインテリは帝国主義者が鼓吹する自由化の風潮に毒され、革命と建設に重大な影響を及ぼすようになります。いま一部の社会主義国では、インテリが帝国主義者の反共宣伝と反社会主義策動に乗せられ、労働者階級の党と国家に反対し、資本主義を引き入れる先駆けとなっています。そういう国のインテリのあいだには、自分の知識を祖国の科学技術と文学芸術の発展にささげるのではなく、資本主義への幻想をいだき、自分一個人の享楽と栄達を夢見て祖国を裏切り、資本主義諸国に逃走する現象まであらわれています。

最近、一部の社会主義国のインテリに見られる現象は、われわれに深刻な教訓を与えています。もちろん、わが国のインテリは党の正しいインテリ政策によって、労働者階級をはじめ勤労人民大衆に奉仕する真のインテリ、党と革命に忠実な革命家に育っています。しかし部分的ではありますが、かつてわが国でも鍛えられていない一部のインテリに、革命よりも自分一個人の生活を先に考える傾向があらわれました。労働者、農民は生活上の不便があっても、それをありうる一時的な問題とみなして克服し、より幸せな明日をめざし楽観にみちて働いていますが、一部のインテリはそうではありませんでした。われわれは、一部の社会主義国のインテリに見られる傾向を、ひとごととみることはできません。われわれは、インテリが科学と技術を身につけた人材ではあっても、労働者階級の党がかれらとの活動を正しくおこなわなければ、かれらは革命と建設において貴重な存在となるのではなく、禍の種になるということをはっきりと知るべきです。われわれはインテリとの活動につねに格別な関心を払い、すべてのインテリが党と革命にたいする自己の使命と任務をりっぱに果たすようにすべきです。

革命と建設におけるインテリの地位は重要であり、その役割は大きなものがあります。

インテリは革命の主体をなす構成部分の一つです。

インテリはさまざまな階級の出身からなる一つの社会階層です。もともとインテリは、自然と社会にたいする認識活動と実践活動がある程度深まり、肉体労働と精神労働が分化して生まれたのです。封建社会までは、インテリのほとんどが支配階級の出身でした。資本主義社会では有産階級出身のインテリとともに、少数ながらも勤労人民出身のインテリが出現しました。搾取社会とは異なり、社会主義社会では勤労人民出身のインテリが圧倒的多数を占めています。インテリはどの社会でも、専門知識と技術をもってさまざまな階級に奉仕します。搾取社会では多くのインテリが支配階級に奉仕しますが、先進的なインテリは勤労人民大衆の側に立って支配階級とたたかいます。さまざまな階級の出身からなる社会階層として一つの独自の階級をなしえず、専門知識と技術でさまざまな階級に奉仕するというのが、インテリの地位と役割にかんする過去の一般的な見解だといえます。

労働者階級の党は、インテリを単にさまざまな階級に奉仕しうる社会階層とのみみなしてはなりません。インテリは労働者、農民とともに革命の担い手であり、革命の主体をなしています。革命は自主性の実現をめざす主体の運動であり、革命の主体になれるのは自主性を志向してたたかう階級と階層だけです。

インテリは自主性を志向する階層です。インテリも搾取階級の階級的支配と従属に反対し、自己の運命の主人として自主的に生き、発展することを求めます。インテリは文化・知識水準が高く、古くて反動的なものを憎悪し、正義と進歩を愛し、先進思想を敏感に受けとめます。進歩的なインテリは古くて否定的なあらゆるものに反対し、新しく肯定的なものを志向してたたかいます。もちろん、資本主義社会では少なからぬインテリが生計を維持するため支配階級に奉仕しますが、かれらの大部分も支配階級に抑圧され、さげすまれて雇用労働を強いられています。資本主義社会でインテリの生活境遇は労働者、農民よりましであっても、やはり資本家に束縛されて自主性を侵害され、真の生活を営むことができません。とくに植民地国のインテリは、過酷な民族的抑圧とさげすみを受けているので、国の自主独立を渇望し、帝国主義者とその手先に抗する反帝的かつ民主的な革命性をもつようになります。それゆえ、かれらは反帝民族解放民主主義革命に利害をもち、労働者、農民とともに国と民族の自主性を実現する革命闘争に立ち上がるのです。インテリは、社会主義革命においても労働者階級をはじめ勤労人民大衆とともに、古いものを一掃し、新しいものを創造するたたかいに積極的に参加します。社会主義革命は、インテリに国家と社会の主人、科学と技術、文学と芸術の真の主人として、自主的で創造的な新しい生活を営む広い道を開きます。

インテリは、自主的に生きようという志向だけでなく、他人を搾取し抑圧せず、自己の誠実な労働によって生きていくという点からしても、労働者、農民と同じ境遇にあるといえます。労働者、農民が社会的生産の各分野で肉体労働に直接参加するとすれば、インテリは一定の専門知識と技術をもって科学、教育、保健医療、文学芸術、言論・出版などの専門分野で精神労働にたずさわっています。社会主義社会のインテリは、精神労働に従事する労働者階級だといえます。

インテリは自主的に生きようという要求と志向が強く、精神労働によって人民大衆の自主偉業の実現に寄与しているため、労働者、農民とともに革命の主体となります。インテリは革命の主体の構成部分としてのその地位をたえず高めていくとき、自主的人間の尊厳と栄誉を輝かせ、もっとも誉れ高く張り合いのある生活を営むことができます。

インテリは革命闘争と社会発展の推進力です。

革命闘争においてインテリは、労働者、農民を啓蒙し目覚めさせて革命運動に参加させる先導者的役割を果たします。

かつて、わが国で民族解放闘争の先駆けとなったのもインテリであり、最初にマルクス・レーニン主義を普及し、人びとを革命的に目覚めさせたのもインテリでした。わが国で労働者、農民を先進思想で武装させ、革命闘争に立ち上がらせるうえで、青年学生をはじめインテリが重要な役割を果たしました。民族解放闘争と民主主義革命においてインテリは、労働者、農民とともに、自ら革命の原動力として積極的に参加するだけでなく、人民大衆の革命能力をつちかい、革命を力強く前進させるのに積極的に寄与します。これは、革命の主体を強化するうえでインテリがきわめて重要な役割を果たすということを示しています。

こんにち、自主、民主、祖国統一をめざす南朝鮮人民のたたかいにおいて、青年学生は重要な役割を果たしています。いま南朝鮮では、青年学生がわが党のチュチェ思想を受け入れ、それを広く普及する運動を積極的に展開しています。南朝鮮からアメリカ帝国主義を追い出し、祖国を統一するため勇敢にたたかう隊伍の先頭には、青年学生をはじめ良心的なインテリが立っています。南朝鮮の青年学生は解放後こんにちにいたるまで、中断することなく不屈の闘争を展開してきました。インテリが勤労人民大衆の側に立ってたたかえるかどうかは、社会的・階級的立場によってではなく、かれらの思想によって決まります。人間のすべての思考と行動は思想によって規定されます。有産階級出身のインテリであっても、正義と真理に目覚め、それに共感するときは、古くて反動的なものに反対し、新しく進歩的なものを志向して革命の側に立ってたたかうようになります。歴史には、有産階級出身のインテリのうち思想的制約のため有産階級の側に立った人もいますが、古い搾取制度に反対し、勤労人民大衆の側に立ってたたかった人も少なくありません。革命闘争において青年学生と良心的なインテリは、労働者、農民と革命運動を結びつける単なる橋渡しではなく、革命の基本的原動力の重要な構成部分です。

インテリは社会の発展において大きな役割を果たします。

インテリは精神労働によって社会の富を創造する勤労者です。インテリは社会の富を略奪し湯水のように使っている社会の寄生虫や、社会発展と歴史の前進を妨げる反動ではなく、自らの知識と技術によって社会の富をつくり、自然と社会を改造し発展させるためにたたかう創造者です。社会と歴史の発展をおし進める人間の創造的活動は、肉体労働と精神労働を包括しています。社会の富を創造する人間の活動において、精神労働をするインテリがきわめて重要な役割を果たします。インテリの創造的活動をぬきにしては、自然と社会と人間を改造する活動を成功裏に進めることができず、精神的・文化的富はいうまでもなく、物質的富を増やすこともできません。インテリの創造的活動によって、自然と社会の発展法則と世界を改造し変革する手段と方法が科学的に解明されるのです。世界を認識し改造するうえでインテリの果たす役割は、社会のいかなる階級も階層も代行できません。

インテリの役割は、社会の発展と社会主義・共産主義建設の深化にともなってさらに高まります。社会の発展にともなって科学と技術がたえず発達し、社会の文化・技術水準が向上し、精神労働に従事するインテリが多くなります。社会の文化・技術水準が向上し、インテリの隊伍が増大するにつれ、インテリの役割が高まるのは合法則的です。資本主義社会のインテリは動揺性と二面性をもっているので、教育し革命の側に獲得しなければ、革命的インテリとしての役割を果たすことができません。しかし、社会主義社会では古くからのインテリの動揺性と二面性の問題が解決され、かれらが勤労人民大衆に奉仕する真のインテリとなるばかりでなく、革命と建設の深化につれて、勤労人民出身の新しいインテリがインテリの基本部隊をなします。社会主義・共産主義建設の深化に即応してインテリの役割を高めなければ、労働者階級の国家を管理することができず、強力な自立的民族経済を建設することも、科学と技術、文学と芸術を労働者階級の要求どおりに発展させることもできません。

インテリは革命の主体の構成部分をなし、革命と建設で重要な役割を果たしますが、自然にそうなるのではありません。インテリは、労働者階級の党の正しい指導のもとでのみ、革命の自主的な主体の構成部分をなし、革命と建設でその役割をりっぱに果たすことができるのです。

インテリは独自の階級をなさないので、労働者階級や資本家階級のように自己の階級的要求と利害関係を反映した思想をもつことができません。インテリは、労働者階級の革命思想で武装すれば革命の側に立って勤労人民大衆のためにたたかうようになり、ブルジョア思想をもてば資本家階級の側に立って搾取階級に奉仕することになるのです。インテリは労働者階級の党の指導のもとでのみ、労働者階級の革命思想を自己の思想として受け入れ、労働者、農民とともに勤労人民大衆の自主性を実現する革命闘争に立ち上がります。インテリが勤労人民大衆の自主性を実現する革命闘争に真に寄与するためには、労働者階級の革命思想にもとづいて意識化、組織化されなければなりません。インテリを労働者階級の自主的な思想意識で武装させ、一つの革命隊伍に結集することは、労働者階級の党の正しい指導によってのみ実現されます。インテリは労働者階級の党の指導のもとでのみ意識化、組織化され、領袖を中心とする革命の自主的な主体の構成部分になれるのです。

インテリの才能や科学技術知識も、労働者階級の党の指導のもとでのみ正しく利用されます。インテリは博識であり、専門知識と技術を身につけているので、自然と社会を改造し発展させるうえで大きな役割を果たしますが、かれらの精神労働の結果は、労働者、農民をはじめ生産者大衆の創造的活動と結びついてこそ現実的なものとなるのです。いかにすぐれた科学技術の発明や文化知識も、生産者大衆の創造的活動と結合しなくては、物質的・文化的財貨となりえません。労働者階級の党は、科学技術の発明が実生活で効果をあらわすようにするため、インテリが生産者大衆との創造的協力を強化するように導きます。

インテリは労働者階級の党の指導のもとでのみ、自己の運命を正しくきりひらいていくことができます。搾取社会で、ブルジョアジー出身のインテリが人民大衆の側に立って希望にみちた生活と闘争の道を歩むというのは、容易なことではありません。搾取階級に追従していたブルジョアジー出身のインテリまで革命の側に立って、生きがいのある一生を送れるようにするためには、労働者階級の党がかれらを厚く信頼し、親切に教え導かなければなりません。労働者階級の党はインテリを正しく導き、かれらがいかなる逆境にあってもひるんだり動揺することなく、革命の道で力強くたたかうようにすべきです。

わが党は、革命と建設におけるインテリの地位と役割にたいする科学的な分析にもとづいて独創的なインテリ政策をうちだし、かれらとの活動を強化してきました。

金日成同志は、古くからのインテリを積極的に教育し改造する一方、勤労人民出身の新しいインテリを大々的に育成し、すべてのインテリを党と革命、祖国と人民のためにたたかう真のインテリにするという賢明なインテリ政策を示しました。こんにち、世界のどの国にも、わが党のようにインテリを熱烈な革命家、共産主義者に育てあげるという独創的なインテリ政策をうちだし、それをりっぱに実行している党はありません。

わが党は、革命の初期からインテリとの活動に大きな力を注いできました。金日成同志は、革命闘争をはじめたときからインテリを基本的革命勢力の一つとし、愛国的な青年学生と進歩的なインテリを革命隊伍にかたく結集しました。解放直後、党の創立にさいしては、労働者、農民とともにインテリをわが党の構成成分と規定して党の隊列に積極的に受け入れるようにしました。わが党が労働者、農民とともにインテリをその構成成分としているのは、党のマークにハンマーと鎌とともに筆が描かれていることにもはっきりとあらわれています。革命の初期からインテリを基本的革命勢力の一つとし、党のマークにハンマーと鎌とともに筆を描いたのは、わが党だけです。これまで、労働者階級の党で、党旗にハンマーと鎌とともに筆を描いた例はありません。もちろん、外国の労働者階級の党にもインテリが加わっており、インテリが大きな比重を占めている党もあります。しかし、それらの党もインテリを党の構成成分と規定してはいません。

かつて一部の社会主義国の党は、インテリを党の構成成分とみなさなかったため、かれらの社会的・階級的立場のみを重視し、勤労人民出身の新しいインテリが育成されるまで一時的に利用しました。インテリを利用するというのは、インテリ自身を教育し改造して革命の側に結集するのではなく、インテリの知識と技術を一定の期間利用することを意味します。一部の党は、政権を掌握したあとインテリを利用するため、かれらに多くの報酬を与えながらも、革命の原動力とみて革命的に教育する活動はおろそかにしました。その結果、少なからぬインテリは党と革命のために積極的にたたかわず、はなはだしくは、一部のインテリは祖国と人民を裏切り、外国に逃走してしまいました。もちろん、インテリが党と革命のために懸命に働かなかった原因は、かれら自身が思想的に目覚めていなかったところにもありますが、主として党がインテリを革命の原動力とみて革命的に教育せず、一時的に利用しようとしたところにあります。労働者階級の党内にインテリがいたとしても、党がインテリを革命の原動力とみなさず、党と革命のためにすべてをささげてたたかうように導かなければ、インテリはその役割をりっぱに果たすことができず、したがって党の構成成分をなしているとはいえません。

わが党はインテリを党の構成成分として位置づけ、かれらを教育、改造して党のまわりにかたく結集しました。インテリを党のまわりに結集し、革命の主体にする過程は、党のインテリ政策に反対する反党反革命分派分子との熾烈なたたかいをともないました。反党反革命分派分子は、インテリがどうして労働者階級の党の構成成分になれるのか、インテリを労働者階級の党の構成成分とみるのは党を小ブルジョア化することになると、わが党のインテリ政策を中傷しました。もちろん、革命の参謀部である労働者階級の党の中核は労働者階級です。労働者階級の党は、労働者階級を中核にするときにのみ強固になり、その革命的性格を固守し、革命と建設をりっぱに指導することができるのです。しかしこれは、労働者階級の党が農民やインテリを自己の構成成分にできないということを意味するのではありません。共産主義者と労働者階級の力だけでは革命は遂行できず、社会主義・共産主義を建設することもできません。労働者階級の党は農民とインテリをもその隊伍に結集してこそ、広範な大衆のなかに根をおろした強力な党になり、革命の主体を強化することができます。わが党は反党反革命分派分子の策動を粉砕し、インテリを党の構成成分に、革命の主体におし立てる独創的なインテリ政策を実行して、党を労働者、農民、勤労インテリが一つの思想、一つの意志でかたく団結した不敗の革命隊伍に強化発展させました。

わが党はインテリを革命の永遠なる同行者とみなし、かれらの運命を最後まで責任をもって導いてきました。わが党はインテリを革命的に教育し、かれらが革命の道で変わることなくたたかいつづけるようにしました。革命は複雑かつ困難なものです。革命闘争で思想的に鍛えられていないインテリは、難関や試練に直面して動揺することもあれば、過ちを犯すこともあります。インテリが革命の道で変わることなく力強くたたかうようにするためには、かれらを教育して正しく導かなければなりません。インテリを利用するばかりで教育もせず、過ちを犯すと排除するのは、かれらの運命を最後まで責任をもって導く真の立場ではありません。

国際共産主義運動の歴史を振り返ってみると、インテリを革命的に教育して真の共産主義的革命家に育てあげる問題を提起し、実践した党はありません。これは、これまで労働者階級の党が、インテリの運命に最後まで責任をもつ立場に立っていなかったことを示しています。一部の社会主義国の党は、インテリが過ちを犯したからといって党から除名しました。もちろん、かれらのなかには意識的に悪事を働いた人もいますが、党にしたがって労働者階級に奉仕しようとしながら過ちを犯した人も少なくありませんでした。不純分子を党から除名するのは、党隊列の純潔を保つうえで必要なことですが、過ちを犯したからといってインテリをむやみに除名してはなりません。インテリをむやみに除名すると、共産主義者は必要なときにはインテリを利用するが、のちには捨ててしまうという反共宣伝の口実を帝国主義者と反動派に与えることになります。

わが党はインテリを労働者階級と運命をともにする熱烈な革命家に育て、導きました。金日成同志は新しい社会建設の当初から、インテリを真の共産主義的革命家にするという方針を示し、それを貫いて、かれらの運命を最後まで見守りました。かつてわが国でも、反党反革命分派分子と一部の偏狭な幹部が、わが党のインテリ政策を歪曲し、不当な口実を設けてインテリを革命隊伍から排除しようとしました。そのため、少なからぬインテリが貴い政治的生命を失い、革命隊伍から除去される危険にさらされました。そのとき金日成同志は、わたしは党と人民のために働いてきたインテリを絶対信頼する、わたしがいるかぎり誰もかれらに手出しすることはできないと述べ、反党反革命分派分子の悪辣な策動からインテリの政治的生命を守り、かれらがひきつづき革命隊伍で働けるようにはからいました。そうして、多くのインテリが金日成同志のふところで党と国家の責任幹部に育てられるという、厚い信頼と信任を受けました。

わが党は、インテリが党と国家にたいして重大な過ちを犯した場合も、かれらを排除せずに革命の実践を通じて是正させ、革命発展の新たな要求に即応してインテリのあいだで思想教育と思想闘争を強化し、かれらをたえず鍛えました。

インテリの運命を責任をもって導くわが党の指導は、かれらの活動と生活をあたたかく見守ることにもあらわれています。わが党は、ゼロの状態から新しい社会を建設しなければならなかった解放後の平和的建設時期と、すべてを戦争勝利のために総動員しなければならなかった苛烈な戦争の時期、そして全国の人民が困苦欠乏にたえて破壊された経済を復旧した戦後の時期にも、インテリにりっぱな活動条件と生活条件を保障するため大きな関心を払いました。

こんにち、わが国のように、党と領袖の配慮のもとで何の心配もなく生活し働いているインテリは、他にいないでしょう。インテリの運命を全面的に責任をもって最後まで見守るわが党のインテリ政策によって、わが国のインテリは党と領袖に自己の運命のすべてを託し、党と領袖のまわりにかたく結集して、チュチェの革命偉業の完成をめざす聖なるたたかいに身も心もささげています。

じつに、インテリを革命の主体の構成部分とみてかれらの役割をたえず高め、インテリの運命を最後まで責任をもって見守るわが党の独創的なインテリ政策の正当性と生命力は、実践を通じて証明されています。われわれはこれからも、わが党のインテリ政策を実行して、すべてのインテリが自己の革命課題をりっぱに遂行できるようにすべきです。

こんにちわが国のインテリには、全社会のチュチェ思想化を実現するたたかいを力強くおし進めるべき重大かつ栄誉ある任務が提起されています。

全社会をチュチェ思想化するのは、社会の全構成員を真の共産主義的人間につくりあげ、社会生活のすべての分野をチュチェ思想の要求どおりに改造して、人民大衆の自主性を完全に実現する誇りある事業です。人間と社会生活のすべての分野をチュチェ思想の要求どおりに改造するのは、思想、技術、文化の三大革命を力強く展開してこそ成功裏に遂行されます。思想、技術、文化の三大革命は、人民大衆の自主性を完全に実現するもっとも高い段階の革命であり、人類の理想である共産主義社会が建設されるまでひきつづき遂行すべき重要な革命です。こんにちわが国では、全社会のチュチェ思想化の旗のもとに、思想、技術、文化の三大革命を全面的に遂行するたたかいが力強く展開されています。現実は、インテリが思想、技術、文化の三大革命の遂行で自己の栄えある使命と本分を果たすことを求めています。

思想革命は、人びとの頭に残っているブルジョア思想をはじめあらゆる古い思想を一掃し、社会の全構成員を労働者階級の革命思想、チュチェ思想で武装させる活動です。人びとが労働者階級の革命思想で武装しなければ、ブルジョア思想が浸透するようになります。

インテリは労働者階級の革命思想をあくまで擁護すべきです。わが国のインテリは、チュチェ思想とその具現である党の路線と政策の熱烈な擁護者、宣伝者、徹底した実行者になるべきであり、大衆を共産主義的革命精神で教育するうえで先頭に立つべきです。インテリは、ブルジョア思想をはじめあらゆる古い思想を一掃するために断固たたかうべきです。インテリは職業上の特性からして、他より先にブルジョア思想の影響を受けるおそれがありますが、それを受け入れたり伝播してはならず、ブルジョア思想がわれわれの内部に浸透したときには断固たたかわなければなりません。

社会科学部門のインテリは、チュチェ思想とその具現であるわが党の路線と政策の正当性と独創性を科学的、理論的に解説し宣伝すべきです。同時に、わが党の輝かしい革命伝統をくわしく解説、宣伝して代を継いで固守し継承し発展させるようにし、帝国主義者とその手先がまき散らす反社会主義的思潮の反動的本質をそのつど暴露しなければなりません。社会科学部門のインテリは、わが国の歴史と文化の研究で主体性を確立して事大主義的要素を一掃し、朝鮮の歴史と文化を歪曲する帝国主義者とその追随者の策動を粉砕するとともに、わが国の悠久な歴史と燦然たる文化を広く宣伝して、朝鮮人民の民族的誇りと自負をさらに高めるべきです。

出版・報道部門のインテリは、思想革命を遂行するためにたたかうわが党の思想戦線の先兵です。出版・報道部門のインテリは、大衆の思想教育者、党政策の積極的な擁護者、宣伝者になり、大衆を党政策の実行へと立ち上がらせる旗手になるべきです。そして、かげひなたなく、ひたすら党と領袖のために、祖国と人民のために断固たたかう隠れた英雄をはじめ、われわれの時代の真の人間を広く紹介して、すべての勤労者が党と領袖だけを信頼してしたがい、党と領袖につくす道で真の生きがいを感じるようにすべきです。

技術革命はインテリが直接担当して遂行すべき重要な革命です。技術革命は、科学と技術を発展させて生産力の急速な発展をはかる革命であり、搾取と抑圧から解放された勤労者を骨の折れる労働からも解放する重要な政治的課題です。

こんにち、わが国における技術革命の遂行で重要なのは、人民経済の主体化、現代化、科学化を積極的に推進することです。科学者、技術者は、人民経済の主体化、現代化、科学化における科学技術上の問題をりっぱに解決すべきです。

科学者、技術者は、原料、動力の問題を自力で解決する研究に力を入れるべきです。わが国にない原料を探し出したり、代用する研究を深め、動力問題をわが国の水力資源と燃料に依拠して解決するもっとも効果的な方途を探求すべきです。科学者、技術者は、生産工程の総合的機械化とオートメ化、コンピューター化とロボット化の実現で提起される科学技術上の問題の解決に力を集中すべきです。科学者は、電子・自動化工学の発展における科学技術上の問題を世界的水準で解決し、工作機械をはじめ機械や設備を一つつくるにしてもオートメ化水準が最高のものをつくり、工場を一つ建てるにしても、もっとも現代化されオートメ化されたモデル工場を建設すべきです。科学者、技術者は熱工学、細胞工学の研究にも大きな力を注ぐべきです。また、人民経済の科学化で提起される科学技術上の問題を解決する科学研究活動を深化させ、各部門の生産と経営活動を新たな科学的土台の上に引き上げなければなりません。

科学者、技術者は、農業の総合的機械化と化学化をより高い水準で実現する科学研究活動も積極的に進めるべきです。新型のコンバインをはじめ近代的な農業機械を製作し、各種の農薬や除草剤を開発、生産することによって、化学の力で農業を楽に営めるようにすべきです。

科学者、技術者は、発達した国に比べて立ち後れた部門を早急に発展させる科学技術上の問題の解決にも専念すべきです。いま一部の科学者、技術者は、発達した国に比べて立ち後れた部門を1日も早く発展させる努力をせず、心配するだけで、事大主義におちいって外国に期待をかけています。心配して外国に期待をかけるからと、立ち後れた部門が発展するわけではありません。われわれはこれまで、立ち後れた部門を熱意を燃やして自力で一つひとつ世界的水準に引き上げてきました。要は、科学者、技術者が、立ち後れた部門を1日も早く世界的水準に引き上げるという決意で懸命に努力することです。すべての科学者、技術者は、チュチェの国朝鮮には立ち後れた部門が一つたりともあってはならず、その重大な任務がまさに自分の双肩にになわされていることを自覚し、他人が一歩進めば百歩、千歩進む覚悟でひた走りに走るべきです。

科学者、技術者は、わが国の人民経済の発展に切実に必要な問題を自力で解決する科学研究とともに、発達した国の科学技術の成果をわが国の実情に合わせて取り入れる科学研究にも力を傾けるべきです。そうしてこそ、わが国の科学技術を短期間内に、発達した国の水準に引き上げることができるのです。

インテリは、国の科学技術を1日も早く世界的水準に引き上げ、生産の画期的な増大と経済の発展に大いに寄与すべきです。インテリは当面して、「90年代の速度」創造運動を科学技術の面で確固と保障し、社会主義建設の新たな高い目標を達成する総進軍運動で大きな役割を果たすべきです。

文化分野における後進性をなくし、勤労人民大衆のための労働者階級の新しい文化を創造する文化革命の遂行で、インテリがなすべき仕事は山積しています。社会主義・共産主義建設をめざすたたかいで、民族文化の建設はインテリが担当すべき部門です。インテリをぬきにしては、勤労者の文化技術水準を高めることができず、帝国主義の思想的・文化的浸透に主体的な社会主義文化をもって対抗することもできません。インテリは、党の社会主義文化建設方針にのっとって、主体的な教育と文学芸術をはじめ社会主義文化建設の各分野をいちだんと発展させるべきです。

教育部門のインテリは、未来の共産主義的革命人材を育成する革命家であるという自覚をもち、次代の教育に全力をつくして教育の質をいちだんと高めるべきです。また、学生・生徒を党と領袖に忠実で実力のある、共産主義的道徳品性をそなえた真の革命家に育てるために努力すべきです。

保健医療部門のインテリは、わが党の予防医学方針を実行して、いっさいの疾病を未然に防ぎ、治療を現代医科学技術にもとづいて高い水準でおこない、国の全般的な衛生文化水準を高めるため積極的に努力すべきです。

文学芸術部門のインテリは、党と領袖の偉大さを形象化した文学芸術作品、党と領袖、祖国と人民に限りなく忠実な革命的人間の典型を形象化した文学芸術作品を多く創作して、人民を革命的に教育し、かれらの文化情操生活水準を高めるのに大いに寄与すべきです。同時に、人民を英雄的闘争へと励ます詩、小説、映画、演劇、歌劇、音楽、美術作品など、各種の文学芸術作品を数多く創作すべきです。

われわれは、党のふところで育てられ、現代科学技術と多方面的な才能をそなえたインテリ大集団に大きな期待をかけており、この偉大な力量を正しく動員するなら、いかに困難かつ膨大な任務でも十分なしとげることができると確信しています。

インテリがその使命と任務をりっぱに果たせるようにするためには、かれらを革命化、労働者階級化しなければなりません。

インテリを革命化、労働者階級化するというのは、労働者階級の革命思想で武装させ、勤労人民大衆のためにすべてをささげてたたかう真の革命家に育てあげることを意味します。社会主義社会におけるインテリの革命化、労働者階級化の過程は、かれらの頭に残っているあらゆる古い思想を完全に克服する過程であり、すべてのインテリを労働者階級の革命思想で武装した労働者階級的インテリにつくりあげる過程です。

インテリを革命化、労働者階級化するのは、インテリ問題を最終的に解決するための必須の要求です。インテリ問題は本質において、インテリ自身を革命化、労働者階級化し、熱烈な共産主義者につくりあげると同時に、労働者階級をはじめ社会の全構成員の文化技術知識水準をインテリの水準に引き上げることを意味します。元来インテリ問題は、革命発展の各段階における社会的階級的関係、社会発展と思想意識発展の合法則的要求に応じて、それぞれ異なったものとして提起されます。労働者階級の党が政権を掌握していないときは、革命力量の編成においてインテリを労働者階級の側に獲得する問題が前面に提起されますが、政権を握ったあとは、旧社会に奉仕した古くからのインテリを教育、改造してかれらの二面性を克服し、新社会の建設に積極的に参加させる一方、勤労人民出身の新しいインテリを育成することが重要な問題となります。社会主義制度が樹立し、社会主義建設が深化するにつれて、インテリ問題は、かれらの古い思想を一掃して、労働者階級と勤労人民大衆に奉仕する熱烈な革命家、真の共産主義者に育てあげ、社会の全構成員の文化技術知識水準をインテリの水準に引き上げ、インテリという社会階層をなくす問題となります。結局、社会主義・共産主義建設におけるインテリ問題は、インテリを共産主義的に改造して社会の真の主人にし、社会の全構成員の文化技術知識水準をインテリの水準に引き上げれば解決されるといえます。それゆえ労働者階級の党は、インテリの革命化、労働者階級化に力を入れると同時に、全社会のインテリ化を実現しなければなりません。

インテリを革命化、労働者階級化するのは、かれらに労働者階級のインテリとしての使命をまっとうさせるうえで、第一に解決すべき問題です。インテリは革命化、労働者階級化を通じて労働者階級の革命思想、自主的な思想意識で武装し、社会主義・共産主義建設で限りない献身性と創造的積極性を発揮するようになります。いくら豊富な知識と技術を身につけていても、労働者階級の革命思想で武装しなければ、社会主義建設に積極的に寄与することができません。科学技術的才能も革命的な思想意識と結びついてこそ、その威力が十分に発揮されるのです。インテリは精神労働に従事する科学者、技術者、専門家である前に、革命家でなければなりません。

インテリは、自らを革命化、労働者階級化するために人一倍努力すべきです。古くからのインテリには、古い思想の残りかすが多分にあります。社会主義社会における新しいインテリも、革命的な教育を受けてはいるものの、職業上の特性からして、誰よりも古い思想の影響を多分に受けます。このような状況のもとで、インテリをたえず革命化、労働者階級化しなければ異質的な思想に毒され、労働者階級の革命偉業に真に寄与することができなくなります。

こんにち、社会主義偉業は帝国主義者と反動派の悪辣な挑戦によって、きびしい試練に直面しています。社会主義偉業のためのたたかいは前人未踏の道をきりひらいていく過程であるため、予想外の難関にぶつかることもあれば、紆余曲折をへることもあります。帝国主義者は社会主義諸国が直面している一時的な困難と紆余曲折を奇貨として、社会主義諸国を内部から瓦解させて資本主義に逆もどりさせようと策動しています。帝国主義者は、古い思想の残りかすが誰よりも多く、ブルジョア思想・文化に毒されやすいインテリをかれらの反社会主義策動に利用しようと画策しています。現実は、一部の社会主義国でのようにインテリを革命化、労働者階級化する活動を怠れば、かれらが資本主義にたいする幻想にとらわれて社会主義制度を中傷し、政治、経済、文化の各分野に資本主義を引き入れる先頭に立ち、自分を育ててくれた労働者階級の党を裏切ることもためらわなくなるということを示しています。インテリのあいだで、ブルジョア思想に毒されて資本主義を憧憬し、社会主義制度に反対する行為があらわれる主な原因は、労働者階級の党がインテリを革命化、労働者階級化する活動をないがしろにすることにあるといえます。進歩と反動、革命と反革命、社会主義と資本主義間のたたかいが先鋭化している現状にあって、インテリの革命化、労働者階級化に力を入れるのは、インテリの運命を見守り、かれらに労働者階級のインテリとしての使命と任務をまっとうさせ、帝国主義者の反社会主義策動を粉砕するうえで重要な意義をもちます。われわれは歴史的経験と教訓にもとづいて、インテリを革命化、労働者階級化する活動をさらに強化しなければなりません。

党組織は、インテリの思想教育と革命的組織生活を強化し、かれらを革命的実践を通じてたえず鍛えるという党の一貫した方針を実行すべきです。

インテリを革命化、労働者階級化する思想教育でもっとも重要なのは、わが党のチュチェ思想で武装させることです。チュチェ思想は、自主的人間本然の要求を断固と擁護し、確実に実現する道を示した労働者階級の真の革命思想です。人間中心の革命学説であるチュチェ思想は、人間の本質的特性と世界における人間の地位と役割にもとづき、自然と社会と人間を人民大衆の自主的要求に即応して改造する方向と方途をもっとも正しく示しています。インテリをチュチェ思想で武装させてこそ、チュチェの革命偉業に限りなく忠実な真の革命家としての精神的道徳的品格をそなえ、自己に課された革命任務を遂行するため献身することができます。インテリをチュチェ思想の原理と、それにもとづく革命理論で武装させる活動に力を注ぐべきです。

インテリに社会主義への確固たる信念をもたせることに深い関心を払うべきです。社会主義にたいする信念は、社会主義偉業の正当性と勝利の確信にもとづいています。いま一部のインテリが、社会主義建設の過程で一時的な困難が生じても動揺し、仕事を形式主義的、要領主義的におこなっているのは、つまるところ社会主義にたいする確固たる信念がないからです。われわれの社会主義偉業は正当であり必勝不敗です。わが国の社会主義はチュチェ思想にもとづいて樹立され、チュチェ思想を指導指針として発展し完成されるチュチェの社会主義です。チュチェの社会主義は、人民大衆があらゆるものの主人となり、社会のすべてのものが人民大衆に奉仕する人間中心の社会主義です。人類社会が人民大衆の自主性が実現される社会主義の道へ進むのは、歴史発展の動かしがたい法則です。チュチェ思想を具現した人間中心のもっともすぐれた朝鮮式の社会主義が輝かしい勝利をおさめるであろうことは、疑う余地もありません。われわれは、インテリに自主的人間本然の要求がもっともりっぱに具現されているわが国の社会主義制度の真の優越性と生命力を深く認識させ、かれらが社会主義にたいする信念と楽観にみちて、社会主義偉業にあくまで忠実であるようにすべきです。

インテリの集団主義的生命観を確立すべきです。これは、思想教育においてつねに堅持すべき重要な問題です。人びとを革命化するうえで主な障害は、個人主義、利己主義です。人びとが革命家となるには、自分の利益よりも集団の利益を重んじ、社会と集団のためなら自分を犠牲にする集団主義精神を身につけなければなりません。集団主義は社会主義・共産主義のためにたたかう人びとに固有な生活方式、活動原則であり、共産主義的革命家の重要な品性です。集団主義的生命観は、領袖を中心とする社会的政治的集団を個人の生命の母体とするので、人びとをして自分の利益よりも集団の利益を重んじ、社会と集団のためにすべてをささげることに生きがいと幸せを見出させます。集団主義的生命観は社会的人間本然の要求を具現した生命観であり、共産主義的理念をもっとも高く体現している労働者階級の生命観です。集団主義的生命観は誰もが確立しなければなりませんが、個別的に活動することが多いインテリの場合はなおさらです。インテリに個人主義的生命観にたいする集団主義的生命観の真の優越性を原理的に、また実際の体験を通じて深く認識させて、集団主義的生命観がすべてのインテリ本然の要求、信念となるようにすべきです。

インテリに熱烈な愛国心を植えつけるべきです。共産主義的な革命精神と闘争気風は、国と民族の自主性をもっとも貴び、それを断固擁護し輝かそうとする熱烈な愛国心から湧き出るものです。自国と自民族の自主的発展と繁栄をぬきにした社会主義・共産主義偉業はありえません。真の共産主義的革命家は、とりもなおさず熱烈な愛国者です。共産主義的革命家にとって愛国心は、労働者階級の党と政権を擁護し、社会主義制度と社会主義の獲得物を大切にして発展させる精神と密接に結びついた社会主義祖国にたいする愛です。社会主義祖国にたいする愛は、社会主義祖国の貴さを原理的に、生活を通じて深く体得してこそ、高く発揮されます。われわれの社会主義祖国は、人民大衆の自主的で創造的な生活のよりどころです。インテリの運命は社会主義祖国の運命と切り離すことができません。インテリは、すぐれたチュチェの社会主義祖国があるがゆえに思う存分学び、自分の才能を開花させ、張り合いのある生活を営むことができるのです。インテリは、社会主義祖国を離れては生きがいと幸せ、栄誉について考えることができません。異国で名声を博すインテリもありえますが、自分の知識と技術を祖国の隆盛発展に役立てることができなければ、真の生きがいと栄誉を感じることができません。愛国的なインテリは海外に住んでいても、自分の知識と技術を社会主義祖国のために惜しみなくささげています。

ところが、新しい世代のインテリは、社会主義祖国で生まれ幸せに育ったので、祖国がいかに貴く恵み深いものであるかをよく知らず、かつて亡国の悲しみを体験した古くからのインテリも、金日成同志によってうち立てられた社会主義祖国で長いあいだ幸せな生活を送るうちに、しだいに祖国の貴さを忘れています。

われわれは、インテリがチュチェの社会主義祖国で生き、働く大きな誇りと自負を胸にきざみ、祖国を限りなく愛し、祖国の隆盛発展のため積極的に努力するようにすべきです。

インテリをわが党の政策と革命伝統で武装させ、階級意識を高める教育もひきつづき強化すべきです。

インテリを革命化、労働者階級化する思想教育は、党と領袖にたいする忠実性を革命的信念、信義とし、それを人生観化することに重点を置くべきです。社会主義・共産主義偉業は領袖がきりひらき導く偉業であり、党の指導のもとに完成される偉業です。社会的政治的集団の中心は領袖であり、社会主義祖国のふところはすなわち領袖のふところです。インテリを革命化、労働者階級化する思想教育は、本質上、党と領袖への忠実性をつちかう教育にほかなりません。党組織は、インテリを革命化、労働者階級化する思想教育を、党と領袖にたいする忠実性を革命的信念、信義とすることに重点を置いて着実に進め、すべてのインテリがチュチェの革命観を人生観化するようにさせるべきです。そうして、すべてのインテリが党と領袖のみを信じ、かげひなたなく党と領袖のためにすべてをささげることが祖国と人民に忠誠をつくすことであり、もっとも良心的でりっぱな生き方であるということを深く自覚し、誠実に生き、たたかうようにすべきです。

インテリの革命的組織生活を強化すべきです。

革命的組織生活は、インテリを革命化、労働者階級化する効果的な方途です。労働者階級は自然を征服し物質的富を創造する生産労働に直接参加して集団的に働きますが、インテリは生産労働から遊離して精神労働をし、多くの場合、個別的に活動しています。労働者階級の生産労働は結果がはっきりとあらわれるので、誠実に働いているかどうかが一見して分かりますが、インテリの精神労働は結果がはっきりとあらわれないので、誠実に働いているかどうかがよく分かりません。労働者階級は組織性と規律性、団結力が強いのですが、インテリはそうでありません。インテリに労働者階級のような革命性と組織性、規律性がないからといって、かれらをみな生産労働に参加させるわけにはいきません。

革命的組織生活は、インテリの革命性と組織性、規律性をつちかう学校です。革命的組織生活を通じて党の路線と政策を実行する気風が確立し、党と領袖の思想を政治的生命の滋養分として摂取します。人びとは革命的組織生活を通じてのみ、党の要求と社会的政治的集団の利益に即して思考し行動することができ、個人主義、勝手気ままな行動など古い生活慣習を根絶し、組織性と規律性をつちかうことができます。革命的組織生活は集団主義的生命観にもとづいた社会政治活動であり、組織性と規律性を確固と具現する革命的生活方式です。組織生活を負担に思ったり、自由にたいする束縛とみなすのは非常に間違っています。組織生活は社会的人間の自主的本性にかなった生活です。革命家にとって、組織生活をせず気ままに暮らすのは、自由で張り合いのある生活とはいえません。ただ自分勝手に暮らすのは、自由ではなく放縦です。放縦を個性の自由とするなら、そのような自由は動物の生活と変わるところがないでしょう。組織生活を自由を束縛するものと考えて積極的に参加しないなら、個人主義や勝手気ままな行動に走って、さまざまな過ちを犯し、しまいには革命の落伍者になってしまいます。

党組織は、インテリの革命的組織生活の強化に深い関心を払うべきです。党組織は、インテリが正しい組織観念をもって組織生活に自覚的に、誠実に参加するようにし、組織生活の指導を革命課題の遂行と密接に結びつけておこなうべきです。とくに、インテリの活動上の特性と思想精神状態に応じて思想教育と思想闘争を着実におこなうべきです。

革命的実践はインテリに強靭な革命的意志をつちかわせる重要な方途です。

強靭な革命的意志は、労働者階級のインテリが身につけるべき重要な思想的精神的特質であり品性であります。ところがインテリは、比較的静かで穏やかな環境のもとで精神労働をし、大建設や生産実践の過程で鍛える機会が少ないので、困難と試練を克服する革命的意志が強くありません。

インテリは何よりもまず、自分の革命課題をりっぱに遂行する実践を通じて革命的に鍛えるべきです。自然と社会を改造し、新しいものを創造する実践を通じて人びとはたえず鍛えられ、革命家に育つのです。科学研究や次代の教育、文学芸術作品の創作など、インテリのする仕事も、りっぱになしとげようとすれば生産労働に劣らず困難なものです。インテリは本来の革命課題の遂行過程を通じて革命的に鍛え修養すべきです。インテリはつねに生産現場と生産者大衆のなかに深く入り、かれらの革命性と組織性、強靭な意志と戦闘的気迫を見習うとともに、金曜労働をはじめ社会的労働にも積極的に参加すべきです。そうして、すべてのインテリが強い革命性と戦闘力をそなえた真のチュチェ型の共産主義的革命家としてしっかり準備すべきです。

インテリにその使命と任務をりっぱに果たさせるためには、革命と建設でかれらの知恵と才能を余すところなく発揮させなければなりません。

インテリは高い科学知識と技術を身につけています。革命と建設の成果は、インテリの知恵と才能をいかに発揮させるかに大きくかかっています。われわれは、インテリの知恵と才能を高く発揮させることに深い関心を払うべきです。

インテリの知恵と才能を発揮させるうえで重要なのは、主体的立場を堅持させることです。

主体的立場を堅持するというのは、チュチェ思想を確固たる信念とし、ひたすらチュチェ思想の要求どおりに思考し、すべての問題をわれわれの方式で解決し、自分の革命任務は自らが責任をもって自力でなしとげる態度をとるということです。インテリがすべての問題に主体的立場からでなく、事大主義的で教条主義的な立場から対応するならば、国の科学と技術、教育と文化を人民大衆の自主的要求に即応して発展させることができません。インテリが事大主義的で教条主義的な立場に立つと、創造的な思考力が麻痺し、自分の知恵や才能を正しく生かすことができなくなります。主体的立場を堅持するのは、インテリの仕事と活動における根本原則とならなければなりません。

主体的立場を堅持するうえで基本となるのは、党の路線と政策を絶対化することです。党の路線と政策は、人民の要求と意思を集大成した朝鮮革命の戦略戦術です。党の路線と政策を信念化し、それにしっかり依拠してこそ、社会主義建設におけるすべての問題を朝鮮革命と人民の要求と利益に即して解決することができます。インテリは党の路線と政策をもっとも正当なものとして受け入れ、それを唯一の指針として活動すべきです。インテリは、党の政策にうとく、それを自分勝手に解釈するといった誤った傾向との思想闘争を強化し、それをただちに克服しなければなりません。

インテリが主体的立場を堅持するうえできわめて重要な問題は、朝鮮民族第一主義の精神をもつことです。朝鮮民族第一主義の精神は、インテリに朝鮮の知識人として祖国と革命にたいしてになっている聖なる使命をまっとうさせる思想的精神的基礎です。朝鮮民族第一主義の精神を身につけてこそ、自国のものを大切にし、自分の力を信じて自力ですべての問題を解決するという姿勢と立場をとって、創造的知恵と積極性を高く発揮することができます。インテリは領袖、党の指導のもとに、不滅のチュチェ思想と輝かしい革命伝統をもって、もっともすぐれた社会主義制度のもとで暮らし革命を進める大きな誇りと栄誉を胸にきざみつけ、わが国の社会主義制度と自立的民族経済、社会主義民族文化をさらに輝かし発展させるために献身すべきです。

インテリの知恵と才能を発揮させるうえで重要なのは、自力更生、刻苦奮闘の精神をもたせることです。科学と技術をもって革命と建設に寄与する道は、決して平坦な道ではありません。科学の研究や技術革新をするにしても、自力更生、刻苦奮闘の精神を高めなければ、直面する障害と難関を克服し、複雑な科学技術上の諸問題をりっぱに解決することができません。もちろん、科学技術上の問題を解決するうえで国家的に投資したり社会的対策を立てることも重要ですが、科学技術発展の担い手であるインテリが奮起して積極的に努力しなければ、それは功を奏しません。アメリカ帝国主義と直接対峙して社会主義を建設している困難な状況下で、インテリが投資やもろもろの条件の不備にかこつけて泣き言を言うならば、いつになってもわが国の科学技術を世界的水準に引き上げることはできません。インテリは、上部から提供してもらえればそれにこしたことはないし、提供してもらえなくても自力でやりとげるという覚悟と闘志をもって、与えられた任務をあくまで遂行しなければなりません。

生産者大衆との創造的協力を強化し、科学者、技術者の集団的な力を正しく引き出すことは、インテリの知恵と才能を十分発揮させるうえできわめて重要です。生産者大衆はインテリにとってりっぱな教師です。インテリはつねに生産者大衆のなかに深く入り、かれらから力と知恵を得、かれらの才能と創造力を信じ、それに依拠して仕事を進める革命的活動気風を身につけるべきです。インテリは小才におぼれることなく、生産者大衆に依拠し、かれらとの創造的協力を強化して、生産と建設における緊切な科学技術上の問題を適時に解決すべきです。インテリは、科学研究と技術革命の遂行で集団の力を積極的に発揮すべきです。科学者、技術者は、狭い垣根の中で手工業的に仕事を進めるなわばり主義的傾向を一掃し、科学研究機関相互間、科学研究機関と教育機関間の協力と共同研究をあらゆる面から強化し、科学研究と技術革命の遂行に新たな転換をもたらすべきです。

インテリの実力をたえず高めるべきです。

インテリの科学技術と文化知識の水準は、国の科学技術と文化の発展水準です。国の科学技術と文化の発展は、インテリの実力いかんにかかっています。ところがいま、インテリの実力はさほど高いとは言えません。わが党は、すべてのインテリがもっともすぐれた現代的な科学技術知識と文化知識を習得することを求めています。われわれはインテリの実力向上に深い関心を払い、かれらのなかから世界的な学者、発明家、創作家をはじめ、すぐれた人材が輩出するようにすべきです。

実力は地道で精力的な学習のたまものです。インテリは高い目標をかかげ、強靭な意志をもって人一倍勉学にいそしんで専攻分野に精通し、幅広く深い知識を習得すべきです。外国語の実力も高め、外国の先進的な経験と成果を広く体得すべきです。インテリのあいだで討論会や発表会などを活発に催し、すぐれた研究成果をそのつど紹介、宣伝して学習意欲を高め、科学研究の成果を広く一般化する活動にも力を入れるべきです。インテリを留学させたり、外国の著名な学者を招請して講義をさせるなどいろいろな対策を講じて、インテリに科学技術発展の世界的すう勢をいちはやく知らせるべきです。

インテリを系統的に再教育し、発展する現実の要請に応じてかれらの実力をたえず高めるべきです。

インテリの知恵と才能を高く発揮させるには、かれらの活動を積極的に援助しなければなりません。

組織と集団の信頼と愛は、インテリにとって何ものにもかえがたい貴重なものです。組織と集団の信頼と愛のなかでインテリの社会的政治的生命が輝き、革命的熱意と創造的積極性も高く発揮されるのです。われわれはインテリの政治生活に深い関心を払い、かれらが革命任務の遂行において強い熱意を発揮するようにし、仕事の過程で一時的な失敗を犯した場合も、ともに責任を負う立場に立ってあたたかく接し、自信と勇気をもたせるべきです。とくに科学者、技術者が、国の科学技術の発展に大きな前進をもたらすために力をつくすよう、かれらの活動を大いに励ますべきです。科学者、技術者をかたく信頼し、大事にし、社会的に尊敬しおし立てることによって、かれらが大きな誇りと自負をもって働くようにすべきです。

インテリの活動条件を保障することに深い関心を払うべきです。インテリに研究室や実験室、執筆条件などを十分にととのえ、必要な設備と手段をとどこおりなく解決してやるべきです。科学技術の発展のためには、資金と労働力を惜しんではなりません。われわれは社会主義建設の現実的要求、国と民族の将来の発展を見通して、科学技術の発展に国家的な力を集中すべきです。科学者、技術者をはじめインテリの生活条件もより十分に保障すべきです。

新しいインテリの育成に力を注ぐべきです。

新しいインテリをりっぱに育成するのは、インテリ隊伍の革命性と創造的能力をひきつづき高めるための重要な要求です。インテリが労働者階級の革命偉業の遂行で各自の重大な任務をまっとうするには、労働者階級の革命思想で武装し、高い創造的能力をそなえなければなりません。インテリ隊伍の思想状態と創造的能力がひきつづき高い水準で維持され、それがさらに高まるかどうかは、新しいインテリをいかに育成するかに大きくかかっています。勤労人民出身の新しいインテリをりっぱに育てあげれば、インテリの政治的資質と技術的実務的資質が高まり、かれらが各自の革命任務をよりりっぱに遂行することができます。社会主義建設が深化するにつれて、新しいインテリの育成はいっそう重要な問題となります。社会の発展にともなってインテリが増大し、社会主義社会では新しいインテリが民族幹部の基本部隊をなしているので、かれらをりっぱに育成することは、民族の将来と革命の運命にかかわる重要な問題として提起されます。新しい世代のインテリは、先代が科学技術と文化分野でなしえなかった問題を解決すべき交代者であると同時に、科学技術と文化を世界的水準に発展させるべき新しい科学技術と文化の開拓者、創造者です。新しいインテリをりっぱに育てることは、時代のすう勢に即して科学と技術をたえず発展させる重要な保証だと言えます。

新しいインテリを育成するのは、新しい世代の青年を革命的世界観が確立し、現代科学技術と文化知識を身につけた共産主義的革命人材に育てあげる活動です。新しいインテリには、自主的な思想意識がなければなりません。新しいインテリは豊富な科学知識を身につけているとしても、自主的な思想意識なしには、社会主義建設に献身できず、自力更生、刻苦奮闘の革命精神を高く発揮することもできません。新しいインテリは自主的な思想意識とともに、高い創造的能力をそなえるべきです。創造的能力は、自然と社会、自己の運命を開拓する力です。新しい世代のインテリに自主的な思想意識があっても、創造的能力がなければ、自然の主人、社会の主人としての役割を果たすことができません。

大学生の推薦と選抜を正しくおこなうことは、新しいインテリの育成事業を改善するための先決条件です。われわれは高等中学校の卒業生のなかから、党と領袖のために、祖国と人民のためにすべてをささげてたたかう心構えがあり、学業優秀で、労働と軍務で鍛えられた青年を選抜して大学に送るべきです。大学生の選抜は、あくまでも実力本位でおこなわなければなりません。党組織と社労青組織は、大学生の推薦と選抜が党の要求どおりにおこなわれるよう深い関心を払うべきです。

政治思想教育に力を入れ、そのうえで科学技術教育を着実におこなうべきです。

大学生の政治思想教育を優先させるべき理由は、年齢上および意識発展の特性によるものと言えます。大学時代は年齢的には青年時代であり、教育過程においては高等教育を受ける時期です。世界観は大学時代に確立され、どのような教育を受けるかによって、革命的世界観が確立するかどうかが決まるのです。

大学生の政治思想教育は革命的領袖観を確立することに基本を置くべきです。大学生の政治思想教育において革命的領袖観の確立に基本を置くということは、すべての大学生が領袖を忠誠心をもって仰ぎ、領袖の権威と威信を全的に擁護し、領袖の革命思想を信念として無条件実践することに力点を置いて政治思想教育をおこなうことを意味します。

政治思想教育において革命的領袖観の確立に基本を置くのは、わが国の大学の使命から提起される必須の要求です。わが国の大学は、祖国の未来を担う共産主義的革命人材を育成する党の大学、革命の大学です。共産主義的革命人材の思想的精神的品格で核心をなすのは、いかなる環境にあっても変わることのない領袖への真の忠実性と孝心です。各大学では、領袖への忠実性と孝心を第一の生命とし、領袖の革命思想を信念として無条件性の原則で実践する共産主義的革命人材を育成することに基本をおいてすべての教育活動をおこなうべきです。また、党政策の教育と革命伝統教育、階級的教育、共産主義教育など、すべての政治思想教育を革命的領袖観の確立に基本を置いて多様な形式と方法でおこなうべきです。

科学技術教育を着実におこなわなければなりません。

各大学で科学技術教育を着実におこなってこそ、大学生が自然と社会にかんする幅広く深い知識を習得し、自然と社会を改造する実践活動で提起される科学技術上の問題を円滑に解決することができます。学生は、わが党の学習第一主義の方針にのっとって専攻分野の学習を着実におこない、幅広く深い専門知識と技術を身につけなければなりません。

科学技術教育では、すべての課目の教授内容を党の政策的要求で一貫させ、わが国の具体的な現実と密接に結びつけるべきです。そうして、学生が党の政策で武装し、一つを学ぶにしてもわが国の社会主義建設に切実に必要なことを学び、学んだ知識と技術を党政策の実行に役立てるようにしなければなりません。

大学を卒業した青年インテリを三大革命グループの活動に積極的に参加させ、革命の前衛、闘争の旗手としてりっぱに育成すべきです。

三大革命グループの活動は、青年インテリを革命的に鍛えるうえできわめて重要な意義をもちます。青年インテリが三大革命グループの活動に積極的に参加すれば、学校で学んだ知識を確かなものにし、いっそう広めることができるばかりか、わが党の政策の正当性と生命力を身をもって体験し、それをあくまで実行するという覚悟と信念をもち、闘争の前途に立ちはだかる難関を克服する革命的意志をつちかうことができます。青年インテリは三大革命グループの活動を通じて、大衆を教育し動員する能力と革命的活動方法、活動作風を身につけます。われわれは青年インテリを三大革命グループの活動に参加させ、チュチェの革命的世界観が確立し、豊富な科学知識を身につけた共産主義的革命家にしっかり準備させるべきです。

青年インテリは、党と領袖に限りなく忠実な革命の前衛としてしっかり準備しなければなりません。青年インテリは、思想、技術、文化の三大革命を遂行する実践闘争の過程で、党と領袖の偉大さと恩恵をさらに深く体得し、党と領袖にたいする忠実性を革命的信義、ゆるぎない信念とすべきです。青年インテリは、党と領袖にたいする労働者階級の一点のくもりもない、変わることなき忠実性を見習い、党と領袖を政治的、思想的に擁護し、大衆の先頭に立って党の路線と方針を模範的に実行する革命の前衛になるべきです。

青年インテリは、あらゆる否定的傾向といささかも妥協することのない、闘争の旗手として準備しなければなりません。青年インテリは三大革命グループの活動に参加し、党の唯一思想体系に反する否定的傾向、国家の法規に背く行為、古い活動方法と活動作風に反対して容赦なくたたかう過程を通じて、自らを不屈の闘争の旗手としてしっかり準備すべきです。

労働者、農民をはじめ勤労者のインテリ化にも積極的に取り組むべきです。

働きながら学ぶ教育体系は、労働者、農民をはじめ勤労者をインテリ化するうえできわめて重要な意義をもちます。全社会をインテリ化するからといって、すべての人を全日制の大学に送るわけにはいきません。社会主義建設に参加している勤労者が生産活動から離れることなく、工場大学をはじめ働きながら学ぶ教育体系に加わって高等教育を受けるようにすれば、生産は生産でつづけながらも、勤労者の全般的な文化知識水準をすみやかに高めることができます。

工場大学、漁場大学、農場大学は働きながら学ぶ教育体系の高い形態であり、労働者、農民をインテリ化するりっぱな基地です。われわれは、工場大学、漁場大学、農場大学をはじめ働きながら学ぶ教育体系をさらに発展させ、その優越性と生命力を十分に発揮させるべきです。

工場大学、漁場大学、農場大学ではチュチェ思想教育を強化すると同時に、各自の部門と直接関連のある専門知識と科学技術を多く教え、直観および実物教育を強化して、一つを教えるにしても実際に役立つ生きた知識を体得させ、生産の増大と技術の発展に積極的に寄与できるようにすべきです。工場大学、漁場大学、農場大学の学生は働きながら学ぶので、十分な学習条件を保障すべきです。わが党は祖国解放戦争の時期、国の経済状態がきわめて困難であったにもかかわらず、工場大学を創立してその運営を正常化し、戦時生産を保障しなければならない困難な状況下にあっても、いっさいの学習条件をととのえました。現状では、幹部が多少なりとも関心を払えば、工場大学、漁場大学、農場大学の学生に学習条件を十分に保障することができます。関係部門では、工場大学、漁場大学、農場大学の教員を科学理論と技術実務の面で有能な人でかため、必要なテキストと実験・実習条件を十分に保障すべきです。工場や企業所、農場の幹部は生産のみを一面的に強調せず、工場大学、漁場大学、農場大学の学生の学習条件を保障することに大きな関心を払うべきです。工場や企業所、農場の党組織は、工場大学、漁場大学、農場大学の学生との活動を強化して、働きながら学ぶ教育体系の本質と優越性を深く認識させ、生産にも学習にも励むりっぱな共産主義的革命人材になるように導くべきです。

インテリとの活動を正しくおこなうことは、党活動の基本である対人活動においてきわめて重要な位置を占めています。

現時点において、インテリとの活動を正しくおこない、革命と建設におけるインテリの役割を高めることは、党組織と党活動家がとくに力を傾けるべき重要な問題です。党組織と党活動家は、インテリの地位と役割にかんする主体的な観点にもとづいて、わが党のインテリ政策の本質と独創性を深く認識し、革命発展の要請とインテリの重大な任務に即してかれらとの活動をさらに深化させることによって、すべてのインテリがこれまでと同様、今後ともわが党の路線と政策を高くかかげ、チュチェの革命偉業の完成をめざすたたかいで自己の栄えある使命と任務をりっぱに果たすようにすべきです。