報告と発言を通じて、これまでの党細胞活動における成果と経験、欠点が正しく総括されたと見なし、わが党と革命発展の要請に即して党細胞の機能と役割をいちだんと高めるうえで提起されるいくつかの問題について述べることにします。

同志のみなさん。

こんにち、朝鮮革命は新たな転機を迎えています。

わが党と軍隊と人民は、金日成同志と金正日同志の不滅の太陽旗のもとにいっそうかたく団結しており、金日成同志と金正日同志の遺訓を守って自主の道、先軍の道、社会主義の道をまっすぐに前進しています。

われわれは、きびしい試練と難関のなかでも金正日同志がゆずりわたした貴い革命的遺産をかたく守りぬき、さらに輝かすことによって、より大きな勝利をおさめることのできる強力な土台とカギを手にいれることができました。

とくに昨年、人工衛星「光明星３」号２号機の打ち上げを成功させたことは、白頭山大国の強大な国力を世界に誇示した歴史的壮挙であり、わが共和国を圧殺しようと悪辣に策動する敵対勢力に鉄槌をくだした特筆大書すべきできごとでした。

いまはもうわれわれが帝国主義者との対決において主導権を確固と握るようになり、経済強国の建設と人民生活に転換をもたらすことは時間の問題となりました。

われわれは、宇宙を征服したその精神、その気迫で経済建設と人民生活に画期的な転換をもたらし、社会主義強盛国家の高峰に勝利の赤旗をひるがえさなければなりません。

われわれが強盛国家の建設を力強くおしすすめるためには、革命の参謀部であり嚮導的力量である党を組織的、思想的にいっそう強化し、全人民を党のまわりにかたく団結させて党政策の貫徹へとふるいたたせなければなりません。

全党が一つの思想、意志でかたく団結し、党と人民が渾然一体となって革命と建設をおしすすめることは、金日成・金正日同志の党の本性であり伝統的な革命方式です。

金日成同志と金正日同志は、わが党を唯一思想体系と唯一的指導体系が確立し、人民大衆のなかに深く根をおろした不敗の党に強化発展させ、党のまわりに鉄のように団結した人民大衆の革命的熱意と創造的力に依拠して隆盛、繁栄する社会主義強国をうち立てました。

勝利と栄光を記してきたわれわれの赤い党旗と、この地にもたらされた社会主義の獲得物には、領袖は党員と人民を信じ、党員と人民は領袖を絶対的に信頼し忠実にしたがってきた一心団結の誇らかな歴史が秘められています。

われわれは、金日成同志と金正日同志がきずきあげた不滅の党建設の業績を万代の財宝としてとらえ、わが党を一つの思想、意志でかたく団結し、人民大衆のなかに深く根をおろした強力な戦闘的参謀部としてさらに強化発展させ、党と人民の渾然一体の威力によってこの地に全世界があおぎ見る天下第一の強国、人民の楽園をかならず建設しなければなりません。

チュチェ革命の新しい時代の要請に即してわが党をいっそう強化し、強盛国家の建設を力強くおしすすめるうえで、党細胞の位置と役割はきわめて重要です。

党細胞は党員の党生活の拠点であり、大衆のなかにはりめぐらされている党の末梢神経であり、党政策貫徹の先兵です。

党細胞さえ強ければ、いかなる逆境のなかにあっても党は微動だにせず、この世におそれるべきものも不可能なこともありません

。 党細胞の強化は全党強化の第一歩となり、キーポイントとなるため、党中央は朝鮮労働党第四回代表者会後、党活動を改善するための最初の大会として細胞書記の大会を招集し、この大会を党大会や党代表者会におとらず重視しています。

朝鮮労働党第四回細胞書記大会が党の戦闘力を全面的に高め、強盛国家の建設をおしすすめるうえで画期的な転機となるようにするためには、大会の参加者をはじめ全党の細胞書記が党の意図をはっきりと認識し、党細胞の活動を根本的に改善、強化していかなければなりません。

現段階において党細胞に提起されるもっとも重要な課題は、党員を真の金日成・金正日主義者、わが党の真の同志、戦友に育てることです。

すべての党員を真の金日成・金正日主義者に育てることは、わが党を永遠なる金日成同志の党、金正日同志の党として強化発展させ、強盛国家の建設とチュチェ革命の最後の勝利を達成するための先決条件であり決定的保証です。

金日成・金正日主義者とは、金日成・金正日主義を確固たる信念とし、わが党の指導のもとにチュチェ革命の勝利をめざしてすべてをささげていく金日成同志と金正日同志の真の戦士、教え子のことです。

　党細胞は党員を真の金日成・金正日主義者に育てることを基本とし、党組織思想生活の指導に力をいれなければなりません。

党員のあいだで金日成・金正日主義の教育を着実におこない、彼らをわが党のチュチェ思想、先軍思想で武装させ、革命の首脳部決死擁護精神と社会主義への確固たる信念、強い反帝階級意識をもった熱烈な革命闘士としてしっかり育てるべきです。

わが党の初の党組織である建設同志社の熱血闘士は、すべての党員が見習うべき亀鑑です。

党細胞は、すべての党員が車光秀、金赫同志をはじめわが党の第一世代の党員のように、徹底した信念と清らかな良心をもって党と領袖にしたがい、一心団結の代をしっかり受け継いでいくようにするための教育活動を力強くおこなわなければなりません。

細胞のなかに高い党組織観念にもとづく自発的な党生活気風を確立し、党員を党組織生活の溶鉱炉できたえ、党と領袖、祖国と人民にたいするかぎりない忠実性と強い組織性、規律性を身につけた、たくましい革命家に育てあげるべきです。

党員を真の金日成・金正日主義者に育てるうえでとくに注目をはらうべきことは、彼らに人民を愛し人民に献身的に奉仕する精神を深く植えつけることです。

金日成・金正日主義は本質において人民大衆第一主義であり、人民を天のごとく崇拝し、人民のために献身的に奉仕する人がほかならぬ真の金日成・金正日主義者です。

金日成同志と金正日同志をいただくように、人民をあがめ人民のためにすべてをささげようとするのはわが党の確固たる決心です。

「すべてを人民のために、すべてを人民大衆に依拠して！」というスローガンには、全党に人民への愛と信頼の精神をみなぎらせようとする党の意志がこめられています。

幹部と党員は、誰もが金日成同志と金正日同志が一生涯歩んできた人民愛の道を、わが党とともにしっかりと歩みつづける真の同志、戦友になるべきです。

党細胞は、幹部と党員に金日成同志と金正日同志の崇高な人民観を深く体得させ、彼らが人民を自分の父母妻子のように思い愛するようにすべきです。

とくに、幹部が所属している党細胞は幹部を人民の真の忠僕にならしめることを重要な課題とし、党生活指導と掌握、統制を強化しなければなりません。

金日成同志は、わが党を創立した当初から幹部のあいだに見られる権力濫用と官僚主義を、政権を握った労働者階級の党がもっとも警戒すべき危険な毒素と見なし、それに反対するたたかいを一貫してくりひろげるようにしました。

金正日同志も「人民に奉仕する！」というスローガンを示し、わが党を権力をふるい官僚主義的にふるまう党ではなく、人民大衆に忠実に奉仕する母なる党として強化発展させるために労苦をつくし心血をそそぎました。

ところが党組織は、党が権力濫用と官僚主義をなくすことについて強調すると、思想闘争会議を開いて幾人かの幹部を処罰することにとどまり、幹部を革命化する活動を根気よくおこなっていません。

権力濫用と官僚主義はたんなる幹部の性格や活動作風の問題ではなく、思想の問題です。

権力をふるい、官僚主義的にふるまうと、幹部が大衆の信望を失って政治的生命に汚点を残すことで終わるのではなく、党の権威を失墜させ社会主義のイメージをくもらせ、しまいには革命と建設をだいなしにしてしまいます。

敵がわが党と人民の一心団結をきりくずそうとかつてなく悪辣に策動しているこんにち、権力をふるい官僚主義的にふるまう者こそ、わが党が断固とたたかうべき主な闘争対象です。

党中央委員会は、人民大衆中心の社会主義の花園に生えた毒草のような権力濫用と官僚主義をかりとるだけでなく、根だやしにすることを決心しました。

権力濫用や官僚主義とのたたかいは、すべての党組織と党員がこぞって参加すべき全党的な活動です。

権力濫用と官僚主義をなくすためには、幹部と細胞書記がみずからを革命的に修養するために極力努力し、党中央と道・市・郡党、初級党組織はいうまでもなく、党細胞でも権力濫用や官僚主義とのたたかいを原則的に、強力にくりひろげなければなりません。

活動においては職級の高低があっても、党生活においては地位の高い党員と低い党員がありえず、党内では二重規律が許されてはなりません。

党細胞は批判と思想闘争の雰囲気を強くうち立て、とくに下部からの批判を強化して、幹部が権力濫用と官僚主義を徹底的に根絶し、真の人民の忠僕として育つよう同志的に助けなければなりません。

幹部の厳格な要求と官僚主義を正しく見わけ、権力濫用と官僚主義があらわれたときには、それがたとえささいなことであっても黙過せず、そのつどたたかわなければなりません。

すべての党細胞は、その細胞に所属していない幹部が権力をふるい官僚主義的にふるまうことにたいしても素知らぬふりをせず強くたたかい、深刻な問題は党中央委員会までの上級党組織にただちに報告しなければなりません。

現段階において党細胞に提起される重要な課題はつぎに、大衆との活動に力をいれて、広範な大衆がわが党と血縁の情でしっかりつながるようにすることです。

大衆は党が依拠している大衆的基盤であり、わが党が革命の最後の勝利を達成するときまで生死、運命をともにすべき永遠なる同行者です。

党が大衆の支持と信頼を失えば大衆的基盤を失い、その戦闘的使命を果たせなくなり、しまいには存在を維持することもできなくなります。

敵とのきびしい対決のなかで社会主義を守り強盛国家を建設するためにも、祖国を統一するためにも大衆との活動に力をいれて民心をとらえ、一人でも多くの大衆を獲得しなければなりません。

広範な大衆を党のまわりにかたく結集させることは党と革命の運命を左右する重大な問題であるため、昨年、金日成同志の生誕１００周年と金正日同志の生誕７０周年に際して大赦を実施しました。

そして、朝鮮少年団創立６６周年慶祝行事に幹部の子どもたちではなく、平凡な労働者、農民、軍人、知識人の子どもたちを基本にして参加させるようにし、国に罪をおかした人の子どもたちであっても学習と少年団組織生活に模範的な児童、生徒は差別せず代表として推薦するようにしました。

病気にかかった子、傷を負った子を責めることなく、よりいっそう気をくばり情愛をもっていたわり、見守っておし立てるふところ、それが母なるわが党のふところなのです。

われわれは核兵器より威力ある母なる党の愛と信頼が生んだ偉大な力によって、すべての人を思想と信念の強者に育て、党中央委員会のまわりに鉄桶のようなとりでをきずかなければなりません。

すべての党細胞は、わが党の仁徳政治、幅広い政治を体して大衆との活動に力をいれ、彼らが深山にひとりでいても労働党万歳を叫ぶようにすべきです。

それでこそ、運命をわかつ決戦のとき、すべての人が党と革命、祖国のために死線をこえていくことができるのです。

党細胞が大衆との活動を党の意図に即してりっぱにおこなうためには、人にたいする評価を革命の利益の見地に立って正しくおこなわなければなりません。

人間は感情をもっており、性格によってその感情の表現も異なるのです。

党細胞は、千丈の水の深さははかれなくても、一丈の人の心ははかれなくてはならないという金正日同志の名言を指針として、人々の本心をおしはかり、人にたいする評価を偏見なく正しくおこなわなければなりません。

党細胞は大衆を教育するうえで集団教育にのみ頼ろうとせず、個別教育にも大きな力をそそぐべきです。

党活動、大衆との活動はある種の公式や唯一の処方をもっておこなうことはできません。

異なる性格をもっている人々にたいする正しい教育方法を考えだし、それを実践に移して、一人でも多く党の支持者にしなければなりません。

たとえ党の思想をよくうけいれない人であっても、頭から排斥してはなりません。

そのようにすれば党のまわりに結束すべき人がしだいに減ってしまうでしょう。

党細胞は大衆に党の思想を注入しようとせず、彼らがすすんで党の思想をうけいれるように手数をかけて忍耐強く教育しなければなりません。

大衆を獲得するうえで、人を信頼することがきわめて重要です。

政治的信頼には忠誠がともないますが、不信には背信がともなうものです。

人間は石仏でないかぎり、活動と生活の過程であやまちをおかすこともあり、許しがたい罪をおかすこともあります。

たとえ重大な過失や罪をおかした人であっても、その人に欠点が九九％あっても、長所と良心が一％でもあるなら、われわれはその良心を大事にし、ためらうことなく信頼し包容して再生の道に導かなければなりません。

重病にかかった人、心を痛めている人であるほどよりいっそうあたたかく接し、彼らが悩んでいる問題を解決することに特別な関心をむけるべきです。

それでこそ、すべての人をくだけても光を失わぬ白玉のように、焼けてもまっすぐな竹のように、いかなる逆境にあってもわが党だけをかたく信じしたがう不死身に育てあげることができるのです。

わが党は、すべての党細胞が広範な大衆を党と血縁の情でつなぐ血脈となり、一心団結のとりでをささえる礎石となることを望んでいます。

社会主義強盛国家の建設をめざす総進軍が強力におこなわれているこんにち、党細胞に提起される重要な課題は、党政策の貫徹へと党員と勤労者をふるいたたせることです。

人民に社会主義的繁栄を享受させるために、生の最後の瞬間まで超強度強行軍の道を精力的に歩みつづけた金正日同志の崇高な念願をりっぱに実現することは、こんにちわが党に課されたもっとも重要な革命任務です。

経済強国の建設と人民生活に画期的な転換をもたらすためには、各級党組織、とくに党細胞が党政策貫徹の決死隊、先兵としての役割をりっぱに果たさなければなりません。

党政策の貫徹で無気力な党細胞は生きた党細胞だとはいえません。

こんにち、全党に党の唯一的指導体系をさらにしっかり確立することをことさら強調していますが、党の唯一的指導体系が確立したかどうかはほかならぬ党政策の貫徹に集中的にあらわれます。

いま少なからぬ党細胞は、党の方針と指示を伝達する程度で、それを貫徹しようと呼びかける式に活動しています。

これでは、党がいくら正しい政策をうちだしても満足に貫徹されず、いつになっても人民生活の問題を解決することはできません。

党細胞は党政策が人民の生活に実効があらわれるまで根気よく貫徹していかなければなりません。

いま幹部は、党の権威を保持するには書物を多く出版し、宣伝も広くすべきだと言っていますが、党の指導的権威は文章や言葉によってではなく、党の政策をあくまで貫徹して、人民がその恩恵をうけるようになってこそ保持されるのです。

党細胞は、全党員と幹部が粉骨砕身してでも人民生活を向上させるという不退転の覚悟をもち、党の政策を現実化する培養土になるようにすべきです。

党政策を貫徹する活動で熱しやすく冷めやすい偏向をいっさいなくし、結末をつけるまでねばり強くおしすすめて、党政策の正しさが人民の生活にあらわれるようにしなければなりません

。 党細胞が党政策貫徹の決死隊、先兵になるためには、金正日愛国主義の熱風をまきおこす組織政治活動を積極的にくりひろげなければなりません。

祖国のために生涯をろうそくのように燃やしつくした金正日同志の愛国主義で、大衆の胸がはげしく高鳴るとき、われわれにはのりこえられない難関、達成できない目標などありません。

党細胞は、党員と勤労者が金正日愛国主義を体して、祖国の一木一草をもふところに抱いてあつい血であたため、党の路線と政策を貫くため心身をつくしてたたかうようにすべきです。

こんにち、わが党は革命の陣太鼓を高らかにうち鳴らした一九七〇年代の闘争精神を復活させて、世界にむかってすすむ新たな時代精神を創造することを求めています。

こんにちの時代精神の創造者は当然、革命の指揮メンバーであり前衛的闘士である幹部と党員のなかから輩出しなければなりません。

すべての幹部と党員が金正日同志にしたがって、労働党時代の一大全盛期を開いた一九七〇年代の幹部と党員のように、自分の部門、自分の単位を先頭に立って導き、雪道をふみわける機関車となり先兵となるなら、すべての持ち場で飛躍と革新がおこり、国の活動全般がスムーズに運ぶようになるでしょう。

党の路線と政策は、党員だけでなく広範な大衆がこぞって立ち上がってはじめて成功裏に実行されるのです。

党細胞は党員と中核大衆を動かして１人が１０人、１０人が１００人を奮起させ、一単位の革新が他の単位の革新へと引き継がれるようにすべきです。

労働者階級と農業勤労者、知識人をはじめ広範な大衆を党政策の貫徹へと力強く立ち上がらせて、社会主義経済強国建設と文明国建設のすべての部門で年代と年代をとびこえる大革新、大飛躍をもたらさなければなりません

。 大衆を党政策の貫徹へと立ち上がらせるうえで、青年との活動に特別力をそそがなければなりません。

青年は、朝鮮革命の各時期、各段階に党と領袖を先頭に立ってささえてきた前衛闘士です。

戦後、降仙の溶鉱炉のまえで愛国の汗をもって千里馬大高揚ののろしを燃えあがらせたのも青年であり、海州―下聖間の鉄道工事場で奇跡を創造したのも青年でした。

党細胞は、新しい世代の青年が父母の青春時代のように、強盛国家建設の各部門で青春の英知と勇敢さをいかんなく発揮し、時代を震撼させる英雄的偉勲を創造するよう大いにおし立て、導かなければなりません。

現時代は科学技術の時代、知識経済の時代であり、科学技術をぬきにしては富強祖国の建設とその未来について考えることはできません。

党細胞は、科学者、技術者が宇宙を征服した衛星科学者のように、最先端突破の熱風を力強くまきおこすよう大いに勇気づけ、たえず支援すべきです。

また、幹部と党員と勤労者が自力更生の秘訣も生産成長のカギも科学技術に求め、近代科学技術を修得するため熱心に学び、すべての問題を科学技術に依拠して解決していくよう党の指導を強化すべきです。

そうしてすべての部門、すべての持ち場で金正日同志が点じた新世紀産業革命の炎、最先端突破の熱風がいっそうはげしく燃えあがるようにしなければなりません。

党細胞が時代と革命にたいし担っている重大な使命と任務をりっぱに果たすためには、細胞書記の責任感と役割を高めなければなりません。

党細胞の戦闘力は細胞書記の準備程度と役割に大きくかかっています。

党細胞書記は、党を強化し、党の路線と政策を貫徹するうえでわが党の先兵です。

全党の細胞書記が革命の旗手、闘争の旗手となってみずからの責任を果たすなら、党細胞は強化され、朝鮮革命はそれだけはやく前進するようになるでしょう。

党細胞書記がその役割を果たすためには、一家庭の母親のようにならなければなりません。

細胞書記の活動において基本となるのは、人の心を動かす政治活動に力をいれて人々を奮起させることです。

細胞書記が人の心を動かすには、わが子のために骨身を惜しまない母親のように、人々に真心をつくさなければなりません。

歌謡「母の声」の歌詞には、母の声は一家庭に響くが、わが党の声は国中に響く、という印象深いくだりがありますが、母なる党の愛情と信頼の声を国中に響きわたらせるべき人はほかならぬ細胞書記です。

われわれのすべての細胞書記は、歌謡「母の声」に自分をてらしてみながら、一家庭の母のように人々の心にもっと近づき、彼らを党のまわりに結集させなければなりません。

細胞書記が一家庭の母のようになるためには、誰もがすすんで訪ねてきて心のうちをうち明けるくらい胸があつく度量が広くなければなりません。

細胞書記の心は、いかにすれば人々を正しい道に導き、彼らの政治的生命を輝かしていくことができるかという考えで燃え立たなければなりません。

細胞書記は、自分の家のことより同志と大衆のあいだでもち上がることを先に考え、わが子のために血と肉、さらには生命をも惜しみなくささげる母親のように、集団のために心身をつくさなければなりません。

細胞書記はつねに、金日成同志と金正日同志の太陽像を心中にあおぎ、母親のような情愛に満ちた視線と明るい顔、礼儀正しい言行で、人々にやさしくあたたかく応対しなければなりません。

それでこそ、かぐわしい花に蜂が集まるように細胞書記のまわりに人々が集まり、集団内にむつまじい雰囲気がみなぎるようになります。

党細胞書記がその役割をりっぱに果たすためには、革命課題の遂行において大衆の模範とならなければなりません。

細胞書記が困難で骨のおれるところで他人よりも先に身をていし、党政策の貫徹のために足がすりへるほどひた走りに走るのは、数百言の言葉よりもっと効果的な政治活動になります。

江原道人民保安局爆発物処理隊の党細胞書記であったキムグムス同志のように、もっとも危険で困難な仕事に先にとびこみ、進撃の突破口をきりひらく人が、わが党が望む真の細胞書記です。

細胞書記は、党員と勤労者に党の政策貫徹に奮起せよとかけ声ばかりかけず、率先垂範して大衆をたたかいと偉勲へと導いていかなければなりません。

細胞書記が大衆の先頭に立って党と革命のために献身しようとすれば、人より休息も少なくとり、十分に就寝もできないでしょうが、それを苦にせず喜びとすべきです。

党細胞書記がその責任と役割を果たすためには、政治実務水準を高めなければなりません。

細胞書記が、いかに自覚が高く熱意があっても、水準が低ければ対人活動がうまくできず、大衆を党政策の貫徹へと力強くふるいたたせることもできません。

細胞書記は、党の権威や看板をもって自分の発言権を立てようとせず、実力をもって活動上の権威を保ち、大衆の信望を得なければなりません。

細胞書記は、金日成同志と金正日同志の著作と党の文献を深く学習して党の思想と路線、政策を誰よりもよく知り、とくに自分の部門、自分の単位と党活動部門への金日成同志の教えと金正日同志の教え、党の方針に精通しなければなりません。

細胞書記は、党の規約と党生活規範の学習を着実におこなって、党生活の組織と指導、党勢拡大をはじめ細胞活動に提起される実務的な諸問題をよく知らねばならず、政治、軍事、経済、文化など各分野にたいする多方面的な知識を身につけ、情勢にも明るくなければなりません。

人の心を正しく見ぬき動かすことのできる能力は、細胞書記が身につけるべき必須の資質です。

細胞書記は、老練な大衆活動方法を身につけなければならず、大衆のまえで踊りもおどり、歌もうたい、アジ演説もできる万能家になるべきです。

時代と革命発展の要求に即して党細胞の戦闘的機能と役割を高めるためには、全党に細胞を重視し、極力援助する気風を確立しなければなりません。

各級党委員会は、政治的、思想的に堅実で、党員のあいだで信望があり、実務的に準備された人で細胞書記の陣容をしっかりかため、彼らの水準を高めることに深い関心をはらわなければなりません。

細胞書記に党の文献と方針をそのつど伝達し、それを貫徹するための上級党の決定、指示を日常的に知らせ、活動方向を明確に示すべきです。

各級党委員会は、下部にたいする指導において幹部が直接細胞にはいって党員の党生活を指導しながら細胞書記を援助し教育するという党の要求を確実に実行しなければなりません。

「細胞書記の日」を定期的に着実に運営し、細胞書記のための講習や経験交流会なども広くおこなわなければなりません。

さしあたり、この大会後におこなわれる講習を細胞書記の活動に実際に役立つよう正しくおこなうべきです。

わが党を栄えある金日成・金正日同志の党として強化発展させ、強盛国家の建設をおしすすめるうえで党細胞書記が担っている責任と任務はきわめて重大です。

党中央委員会は、すべての党細胞書記と党活動家がチュチェの党旗を自分たちが握っていることを深く自覚し、党と革命にたいし担っている栄誉ある使命と任務をりっぱに果たすものと確信します。